断片日記

断片と告知

コロナの冬 3月8日から3月14日

3月8日金曜日

雨、晴れ。早朝便所に起きると屋根に雪が積もっているのが見える。玉ねぎベーコン人参じゃが芋のシチューにチンした飯を入れたリゾットもどき。Sは往来座へ。絵。夜、往来座へ。Oさんから届いたダンボールをM家に運ぶ。伊予柑とO母さんが取っていた昔の包装紙がたくさん。うれしい。母に伊予柑渡し、母が買った焼き鳥もらう。往来座へ。asさん、ru先輩、saさん、miくん。本搾り。今週末、家にひとりなのでエマニュエル夫人を観るかどうか悩んでいるru先輩。ローソン100、弦巻通りのまいばすけっとで買い物。夕飯は、トマト、昨晩の鍋の残りにコンビニで買った豚汁の素を足した汁、母にもらった焼き鳥。最近本搾り3本で眠い。S家泊。

 

3月9日土曜日

晴れ。風が強い。玉ねぎ人参カリフラワーミックスビーンズひき肉のトマトソースパスタ。麺は太め短めの4分麺。ヤギと大悟、いきなりのレギュラー放送最終回で悲しい。Sは往来座へ。絵。夜、K会長宅に寄ってから往来座へ。ru先輩。お茶割り。Sとツルハで買い物。猫餌、猫砂、歯ブラシなど。夕飯は、豆腐とまいばすけっとで買った豚汁の具とファミマで買ったパクチーを入れた豚つくね鍋。麦チョコを少し。Sが動画で三上寛を見ており、見ていると歌いたくなりギターを弾いて歌う。映画「ザ・マジックアワー」最後まで観る。S家泊。

 

3月10日日曜日

晴れ。暖かい。玉ねぎカリフラワーベーコンのクリームパスタ。麺は太く短い4分パスタ。お笑い向上委員会、見る。ずん喫茶は、落合。パレットと舘。どちらもアルバイト先修行先の名前をそのまま使っている。Sは往来座へ。掃除、洗濯。空気を抜くのが面倒で空のまま放っていたフィキサチーフ缶100本近くをやっと空気抜く。あちこちマイペットで拭く。帳簿書き。夜、K会長に帳簿戻し、明日の土産にしようと赤丸ベーカリーを外から見るもラスクは売り切れ。金をおろそうと池袋駅前の銀行まで行くもカードを忘れて金をおろせず。往来座へ。ちょうどuちゃんが来たので一緒に池袋駅まで行き、明日の新幹線チケット上野新青森の指定席券を発券する。往来座に戻り、焼酎お湯割り。saさん。ハナマサで買い物。夕飯は、ごぼう小松菜油揚げ豚しゃぶ鍋。Sは鍋を食べたあと、お腹すいた、と言いながら納豆ひとつ卵ひとつをまぜて食べ、ミックスビーンズも食べている。麦チョコを少し。さま~ずのボードゲーム動画見る。自分の色が覚えられないふたりがひたすらおかしい。明日早いので早々に寝ようと思うも結局いつもとたいしてかわらず。S家泊。

 

3月11日月曜日

晴れ。5時15分起き。日がのぼりかけの空を見、きれい、とS。納豆ご飯。Sは納豆ふたつ卵ふたつツナ缶ふたつを飯にかけて食べている。Sと池袋駅へ、改札前でuちゃんと落ち合い、山手線で上野まで。uちゃんがメルヘンでサンドイッチを買い、新幹線改札内ニューデイズで缶ビールを買い、乗る前にベンチで乾杯。新幹線はわれわれと同じJR東日本1日1万円乗り放題のキュン旅でほぼ満席、ギリギリでとれた3人ばらばらの指定席で新青森まで行く。わたしの隣りは少し年上くらいだろうか、女ともだちふたりのキュン旅。便所の場所を教えたことから会話がはじまる。いまどの辺かしら、本読んでたのにごめんなさい、お客さんに聞いたのよ、味噌ミルクカレーラーメンが名物なんだって、あとのっけ丼、うちは床屋床屋、大谷くんは奥州よね、この辺からあんなこが出るなんて、彼女の顔もネットに出ちゃって、弟の顔まで出ちゃって、新青森から青森に出る電車が2両しかないのにキュン旅の人たちで満員で地元の人たちが怒ってるんですって、こないだネットで見たばっかりなのになんで探せないのかしら、たまにはこうしてどっか行かないと、前頭葉が縮むとボケるんですって。ふたりは、仙台か盛岡で降りてみようか、と迷っていたが電車賃を計算し、青森まで行かないといっぱい得しない、と結局新青森まで一緒に行く。前列に座っていたuちゃんに、3人旅みたいでしたね、と言われる。新青森のホームからは駅前ロータリーとまばらに建つ住宅、道の端に積まれた雪山が見え、店らしきものはなにもない。ふたりが言っていたように、満員の2両のディーゼル車に乗り換え青森まで一駅。車窓からとんがった屋根のブックオフが見える。青森駅新幹線改札内に縄文ねぶたの模型とりんごの鈴型オブジェが並んでいる。青森駅は新しい駅ビルを普請中。3人とも青森ははじめて、いままで旅したなかで一番の北限になる。昼飯はSが事前に動画で見ていた魚彩センターののっけ丼を目指すが、外まで伸びた列を見てあきらめる。駅正面に建つ市役所や図書館の入るビル・アウガの地下の新鮮市場へ。魚介から食堂、文房具まで小さな屋台のような店が賑やかに並んでいる。S、uちゃんが魚屋でその場でむいてもらったカキを食べる。東京で食べると、カキです!って味がするけど、ここのカキはさりげなくカキだ、めちゃくちゃうまい、とS。カキ殻をむきながら、キュン旅は基本日帰りの人たちが多く遠くまで行けないので駅近くの店が賑わっている、と教えてもらう。魚屋の向かいの丸青食堂へ。ふたりがカキを食べてるあいだに食べたかったまぐろの中落ち丼が売り切れになる。瓶ビールとまぐろづくし丼、Sとuちゃんはぜんぶの魚貝がのった「神」を注文。まぐろうまい。Sとuちゃんはエビのあたまを味噌汁につけ、ミソを出し切った汁をすすりお互いに、うまい、うまい、とうなずいている。海沿いに出てデッキを歩く。町と海がこんなに近いとは思わなかった。陸奥湾は波もなくとろっと青い油のよう。水は澄んでおりテトラポットにへばりついたカキ殻、赤いヒトデ、ウニが見える。謎の巨大三角ビル、海沿いから駅を越えるでかい吊橋も見える。正面に見えるでかい雪山が八甲田山なのかなんなのかわからず。アートホテル青森にチェックイン。5階の窓から丸に赤字の「は」の看板と海が見える。雨が降ってきたのでセブンイレブンでビニ傘を買う。冷蔵の棚に見たことないほどたくさんのシードルが並んでいるので1本買って飲む。うまい。八甲通りの古書らせん堂へ。陸奥湾のような青いテント、高い天井まで重ねられた本棚に古本と新刊がぴちぴちと詰まっている。間口の大きさからは想像していなかった店の深さ高さ。若き日のらせん堂さんが雑司ヶ谷の辻会計の裏手のアパートに住んでいた話から、「水もれ甲介」に出てきた雑司ヶ谷の銭湯「富士の湯」の前に焼き鳥屋があったこと、弦巻通りにあった寿司屋とスナック、本納寺の前の蕎麦屋にいたら久しぶりだなぁと言いながら入って来た客が未来から来た自分じゃないかと思ったこと、文芸坐に寅さんを観に行ったらちょうど青森の青函連絡船の汽笛が鳴るシーンだった、などらせん堂さんの思い出がとまらず楽しい。『恩地孝四郎 装本の世界』「ぼくの浮き世風呂』を買う。また海沿いに出、公園を歩いていると明治19年明治天皇が立ち寄った記念碑がいくつも建てられている。海沿いを歩きいまは記念館になっている青函連絡船・八甲田丸へ。外からぐるっと眺める。船まで線路がのび、列車ごと船で運んでいたとはじめて知った。「津軽海峡・冬景色」の石碑があり、彫られていた歌詞を見ながらみなで歌う。すぐそばのAファクトリーで土産とここのオリジナルシードルを買いまた飲む。辛口でうまい。でかい黄色いアルファベット「AOMORI」が置かれた人口ビーチ。ゴミ一つない砂浜に迷彩模様みたいに雪が残っている。仕事を終えたらせん堂さんから連絡をもらいらせん堂前へ。筋子巻きがうまいという三九鮨はいっぱいで入れず、おでんと蕎麦がうまいという飲み屋「横丁」へ連れていってもらう。座敷で生ビールを飲んでいるとNNさんもやって来る。おでんの盛りあわせ、まぐろヤリイカの刺身、粒胡椒とオイルがかかったキャベツ、焼きつぶ貝、角煮、ざる蕎麦。おすすめの日本酒、八仙、も飲む。うまい。らせん堂さんとNNさんは酒だけを飲みほぼ料理に手を付けず。皿に少しだけ残る遠慮のかたまりの話から、青森県民の遠慮深さを「津軽衆」というと教えてもらう。らせん堂さんが池袋で働いていた本屋と青森に戻ってから定年まで働いた本屋、そのあとにはじめた古書らせん堂、池袋の馴染みの定食屋で納豆定食を注文したらすぐあとに来た人も納豆定食を注文したが売り切れでかわりにおにぎり定食を食べていた人の顔を見たら石原吉郎だった話、など。地元のひとは刺し身をあんなにのっけない、1種類でいいよね、刺身はのっけないけど本はのっけるんです、とらせん堂さん。中学の先生に文章が面白いと言われたことが書くきっかけだった、とNNさん。カウンターに全身パンダの着ぐるみのひとがいる。閉店後まで飲み雨のなか、手を振るふたりと写真を撮り別れる。セブンイレブンで買い物してホテルに帰る。アートホテル青森泊。

 

3月12日火曜日

雨。ヨーグルト。10時チェックアウト。早起きして喫茶マロンで珈琲とケーキを食べてきた、とuちゃん。読み方が難しい善知鳥(うとう)神社の池の亀、鯉、出はじめのふきのとう、目が描かれた不思議な看板など見てから、らせん堂で昨日買い忘れた『棟方志功 装画本の世界』を買い、瀬戸さんに飲んで欲しいとらせん堂さんが言う日本酒・赤武をいただいてから、青森駅のロッカーに荷物を預ける。昼飯は一八寿司へ。Sに並んでもらっているあいだにuちゃんと甘精堂本店へ。土産とシュークリームと火曜日限定のエクレアを買い、一八寿司に戻る。すでに数組待っており、11時半に店が開くとすぐに満席になる。瓶ビール、特上鮨と鉄火巻き。Sは特上の1.5人前と筋子巻きを食べている。ぜんぶうまい。貝が苦手なのでふだん食べないホタテまでうまい。こんどはカウンターで好きなネタを心ゆくまで食べたい。住宅街を歩いて棟方志功記念館へ。青森は、青いトタンの屋根が目立ち、屋根が平らな家についている雪下ろし用のはしご、金沢の雪吊りとはだいぶ違う雪から樹木を守るための板の囲い、などさりげなくめずらしいものが多く歩いていて楽しい。記念館は老朽化耐震性の問題で三月末で閉館とのこと。階段の踊り場に貼ってある棟方志功の写真がとてもかわいらしい。ザ棟方志功な色付きの版画は裏から色をつけていたとはじめて知った。色付きよりも黒一色で刷られたものが好きで、なかでも晩年の作品「ベートーベンチェア」が一番好きだった。作品の下に書かれたサインと題名表記がどれもすこぶるかっこいい。『板極道』の版木と出版物が絵が反転しておらず、なぜだかわからない。11匹のねこグッズを探しに青森中央郵便局へ行くも探しているコップは見つからず。NNさんに、棟方志功が青森のセーヌ川と書いた、と教えてもらった堤川を見に行く。水が日本画の緑青のようでやっぱりとろっとしている。雨のなかさっき買ったシュークリームを食べながら歩き、銭湯「トド湯」へ。銭湯が苦手なSを残し、uちゃんと入る。二階建て、正面2階に赤い文字で大きく「トド湯」、手前が駐車場。入ると左手に下足箱、正面に長靴用の大きいサイズの下足箱、右手にガラス戸。入ると左手にフロント、右手にロビー、正面奥にも畳敷の休憩スペースがある。畳敷きのほうにはほぼ漫画本ばかりの本棚が置かれていて楽しげ。フロントで入浴代480円払う。フロント右手に女湯の赤いのれんが下がる。広い脱衣所。真ん中に畳二畳分の腰掛け、右手にロッカー、洗い場手前に古い体重計と木製の身長計が置かれている。洗い場。左右の壁にカラン、真ん中に島カランが一列。右手奥手前に、湯が濃いピンク色をした寝ジェットの湯船、その奥に水風呂。左手奥手前が、泡とジェットがついた大きめの超音波風呂、ブラックシリカ風呂、ミストサウナ。ブラックシリカ風呂は、買い物かごのようなものに真っ黒な石が詰められ湯船のしたに沈んでいる。サウナには腰掛けの段差はなく、プールかなんかで見るプラスティック製の白い椅子が6つ置かれている。サウナの壁の上部分には男湯まで広がるペンキ絵で、磯のような海辺にトド3匹が描かれている。男湯との境の壁は半分からうえがガラスブロックで出来ている。壁の真ん中あたりには公園や街灯にありそうな棒の先が蝶の触覚のようにふたつに別れその先にまん丸のガラス玉がついた電灯になっている。フロントの女将さんに名前の理由を聞く。初代のおじいちゃんがはじめて、わたしたちは三代目なんだけど、おじいちゃんが樺太やもっと北でトドやアザラシを獲る漁師で、はじめはトド漁師だけの湯だったんだけど、戦争でこのあたりも焼けちゃって、それから一般のひとも入れるようになったの、いまで77〜78年くらい。外に出ると、ここ莨(たばこ)町だって、と莨の由来が書かれた看板の前でSが待っている。看板はなぜか面した道ではなく、敷地の塀の内側を向いてたっており、これも津軽衆かと思う。Sは待っているあいだに近くのスーパーユニバースへ行き、見たことない惣菜のなかから枝豆と数の子を和えたものを買って食べたそう。3人でユニバースに行き、枝豆数の子を眺め、土産、シードル、栓抜きを買う。栓抜きでシードルをあけ飲みながら歩く。青森にいるあいだに全種類のシードルを飲もうと思っていたが、種類が多すぎて無理なよう。がらんとしたスナック街を抜け海から見えていた三角の謎ビル、アスパムへ。1階の土産物屋でいろいろ買い、陸奥湾に別れを言い、夕飯は昨晩教えてもらった「ゆうぎり」へ行く。おまかせコースしかないとのこと。新幹線の時間を告げると大丈夫と言われ、ストーブの置かれた奥の座敷に通される。カウンターも奥の座敷もストーブも女将さんたちもなにもかも、青森を絵に描いたような店でうれしい。瓶ビール、日本酒の八仙、おまかせは、アンコウのともあえ、きんぴら、白滝のたらこ和え、ヒラメの刺身、ホタテのバター醤油焼き、粕汁。どれもしみじみうまい。ホタテの貝紐がこんなにうまいとは。青森のホタテとは和解した、とみなに告げる。ロッカーから荷物を出しまた満員のディーゼル車で新青森へ。あきらめきれず新青森売店でまたシードルを買い新幹線車内で飲む。新幹線は新青森から上野まで1本で行ける指定席がとれず、仙台で乗り換えてばらばらの席で上野まで行く。池袋から明治通り雑司ヶ谷に帰る。S家に帰り、たまっていた猫のクソを便所に流すと便所がつまる。いっぺんに流し過ぎでしょ、加減ってもんがあるでしょ、とS。ぶつぶつ怒りながらSが便所をカッポンしている。S家泊。

 

3月13日水曜日

晴れ。ファミマで買ったレトルトのバターチキンカレー。Sは休日、動画を見つつ布団に転がりブログを書いている。NNさんが棟方志功のことムナシコって書いてる、と可笑しそうなS。絵。夜、M家に寄り、母に青森土産を渡す。往来座へ。大量の買い取りがあったようで店番tがでかいダンボールに埋まっている。tに土産渡し、缶ビール。Sも少し仕分けを手伝ったのち缶ビール飲みつつ、大倉へ。買い物。豚ひき肉がなく、また缶ビール飲みつつ豚ひき肉を探して目白通りピアゴマルエツ、高田のスーパーよしやへ。どこも豚ひき肉なく、あきらめてよしやで鶏ひき肉を買い、お茶割り飲みながら帰る。夕飯は、豆腐舞茸里芋鶏ひき肉のパクチー水餃子。ギター弾きながら津軽海峡・冬景色を歌う。飲みすぎて起きていられず。早々に寝る。S家泊。

 

3月14日木曜日

晴れ。暖かい。ローソン100に売っていた長野のラーメンチェーン店テンホウのレトルトラーメン。野菜を炒めてスープを作るのが面倒だが麺がつるつるでうまい。これうまいよ、とS。Sは往来座へ。絵。夜、世界堂で画材を買ってから往来座へ。asさん、ru先輩、saさん。お茶割り。みな青森土産のせんべいや塩辛をつまみながら飲んでいる。asさんが中高生のころ寺山修司のはしかにかかり、青森を訪ねた話。確定申告がまだ終わらず疲れているsaさん。ローソン100で買い物。夕飯は、冷凍シュウマイ、玉ねぎピーマン舞茸ベーコンミックスビーンズのトマト汁。飲みすぎて早々に寝る。S家泊。

コロナの冬 3月1日から3月7日

3月1日金曜日

晴れ。玉ねぎカリフラワーベーコンのクリームパスタ。早ゆで4分のパスタをはじめて使ったがぷりぷりしてうまい。アメトーーク、ガムシャラ芸人、見る。Sは往来座へ。サンシャイン通りユニクロ、西武の無印をもう一度見るが、昨日今日の暖かさでダウンを買う気が失せ無印で靴下のみ買う。S家に帰り、洗濯。絵。夜、M家に寄り母が作った野菜の肉巻きをもらう。往来座へ。ru先輩、sa1さん、sa2さん、miくん。sa2さんは持参したスピリッツの酒瓶と氷でロックを飲んでいる。本搾り。nはかんぺ配りで早々に離脱。sa2さんがカホンを、Sがギターを弾き松田聖子の「制服」を歌って録音したいときかないので、早々に片付けさせ少しだけ歌う。閉店後、スピリッツを飲み、へべれけになったSがsa2さんの家に行くと言い張り、ru先輩と3人でsa2さんちの前まで行くと、Sが隣りの人の家のピンポンを押し、往来座のものですけどー、と酔っ払って叫んでいる。隣りの家の人に謝り、Sを引きづって帰る。ru先輩が自転車をS家まで押してくれる。夕飯は、母が作った肉巻き、昨晩の鍋の残りにけんちん汁の素を足した汁。Sはさんざん騒いだあと、つぶれて寝ている。頭に来て朝6時までいらいらして眠れず。やっとうとうとしだした7時ごろにSが起きだし、便所に行ったり猫の便所を片付けしたりでうるさくて眠れず。S家泊。

 

3月2日土曜日

曇り。微妙に残って冷凍していたキーマカレーと業務用スーパーの辛口カレーに、玉ねぎを足してバーモントカレーのルーを足したカレー。昨日は本当に頭にきた、と言うと、Sはあやまりつつも布団に篭って出てこず。Sは往来座へ。夕方、往来座へ。Sと車で近所まで買い取りへ。オリコン3つほど。映画「パーフェクトデイズ」のなかで役所広司が読んでいるカバ欠の絶版文庫がAmazonで12000円になっていた、とお客さん。終えて、往来座に本をおろす。池袋駅で明日の新幹線のチケットを発券、東池袋マルエツで買い物してからS家に帰る。夜、往来座へ。9%のロング缶を飲み酔っ払ったYBさん。本搾りプレミアム。うまい。YBさんに鬼子母神マーケットが載っている冨田均の『東京私生活』を教えてもらう。定点観測のすごさ、とYBさん。なくなった景色の写真にそえられた、消失、の文字。PSさんとHIくんが暮らす七曲りのアパートが取り壊しのため、PSさんが引越し先を探しているとのこと。最近こういう話ばかり聞く。千鳥足のYBさんと鶴巻通りを帰る。夕飯は、ごぼうほうれん草豚つくね鍋。麦チョコを少し。はっさく。さま~ずのユーチューブは桃鉄3年決戦。見ているとやりたくなる。明日早いので早々に帰る。M家泊。

 

3月3日日曜日

晴れ。ヨーグルト。8時過ぎにM家を出、池袋駅へ。山手線で上野まで。メルヘンで玉子とカツのサンドイッチを買い新幹線改札内へ。いつも寄る便所のスロープの角にあった靴磨きコーナーがなくなっている。流しの折り紙コーナーはそのまま。折り紙コーナーに、わたしたちの取り組みです、感涙です、などと書かれた貼り紙。便所の向かいのニューデイズで茶のペットボトルを買う。ふたつあった本棚がひとつになり、ほぼ雑誌のなかに健康系の実用書と漫画、文庫が少しだけささっている。構内のあちこちに福井までのびる新幹線のポスターが貼られている。軽井沢あたりで雪が見えだす。長野を越え富山に入ると、左手に立山連峰が見えます、のアナウンスが流れる。金沢駅の少し手前で屋根にかかるブルーシートを見、どきりとする。金沢駅で降り、あんとのなかを抜け、いつも通り線路沿いを歩いてKさんちへ。ふたりとも変わらず元気そうでうれしい。K妻さんは2月で長年努めていた仕事を卒業したそうで顔が明るい。会社のお別れ会は1週間続き飲みきれないくらいお茶っ葉をもらったそう。いつ来ても在庫が入った段ボールが山積みだったテレビの周りがスッキリしている。聞くと、老後に向けてリフォームしたとのこと。階段下にぴったり入る本棚が出来、窓も二重サッシになっている。Kさんの羽咋の実家は地震で壁、屋根が崩れ、置いていた在庫が少しダメになったそう。誰も住んでいない実家はいつかは壊さなきゃいけないが、在庫をどこに置くか問題があるとのこと。Kさんが車で羽咋に行く途中に見た液状化の町。埋立地はだめ、となんどもKさん。Kさん宅も玄関にヒビが入り、入れたばかりの階段下の本棚も少しずれた。当日は夫妻でブックオフにいて地震にあった。ものすごい揺れで本棚から本がバラバラ落ちて、みんなあわてて外に出て車止めとかにつかまって、この人だけ店の奥に行っちゃって店員に連れてきてもらって、歩いて帰ってきたら崩れた本で書庫の戸が開かなくなってて、どうせならちゃんと並べたいと思ったまま、端に寄せただけでなんにもしてない、大事にしてたんだけど落ちている本を見たらただの物なんだなって、とKさん。Kさんの周りに集まる変わったひとたちの話。昼過ぎ、Kさんちを出るころ雨が降り出し、以前来たときに置いていったビニ傘を借りる。Kさんと長町のすみれハウスへ。DIYされたアパートの部屋に飲食雑貨本屋が入居している。本のある場所、6号室で側溝の冊子と、町なかの禁止表示を集めた冊子を買う。久しぶりのTさん。40年前に行った店しかわからないと言いつつ、せせらぎ通りの中華、竜さん、へ。天津麺。KAさんは昔よく食べていたという中華飯。あんかけの肉野菜炒めが飯のうえにのっている。しきりに、こんなきれいな店じゃなかった、でも味はそのまま、と繰り返す。雨かと思うと雹になり、激しくかわる天気のなか滑り止めの藁が敷かれた坂をのほって工芸館へ。いまは予約なしで入れるが、以前はネット予約のみだったそうで、そういうのが苦手なKさんははじめて来たとのこと。昼飯も工芸館も、いいから、いいから、喫茶店のおばさんみたいなことしない、と言いつつKさんが金を払ってくれる。「印刷/版画/グラフィックデザインの断層 1957-1979」を観る。かっこいい。図録が無料でうれしい。古い人間のせいかこの時代のデザインにぐっとくる、ほんとにねー、と言い合う。外に出るとさっきまでの雨雹がやんでいる。香林坊でKさんと別れ、東横イン金沢兼六園香林坊にチェックイン。カードキーを受け取ると5階のはじの部屋だったので眺めを期待していたが、窓の一寸先が隣りのビルの駐車場の壁で薄暗く、何も見えず独房のよう。荷物をおろして室生犀星記念館へ。展示は「むかし、女、ありけりー犀星の王朝小説ー」。雑誌『婦人の友』の編集者に言われたことがきっかけで王朝小説を書きはじめたそうで、わたしもいま『婦人の友』で挿絵を描いていることがどこか繋がっているようでうれしい。地震からあまり眠れなくなったというMさん。古いマンションなので引越しを考えているそう。犀星記念館の地震の被害は庭の灯籠の頭が落ちただけだったが、休館日でお客さんがいない日でほんとうによかった、とMさん。竪町から新竪町を歩くがオヨヨ書林はやっておらず。6時に待ち合わせの紙屋市べゑへ。奥のテーブルにMさん、Kさん、sさん。生ビール、シャンディガフ、焼きレモンサワー、選べるお通しは野菜のさつま揚げ、刺身盛り合わせ、ネギ塩豆腐、厚揚げ、へしこ豚バラ焼き、ポテサラ、焼き枝豆、明太子パスタ。著作権者探しとお役所仕事のひどさ、次に出る本、それぞれの老い、地震の被害。Mさんちは本が入ったまま本棚がずれたそう。40年ぶりに来た、とKさんが言うと、ここ出来て25年です、と店員さん。ホテルの部屋が独房みたい、と言うと、ムトーさんが泊まる部屋だいたい独房みたいだよね、とKさん。sさんはバスで帰り、MさんKさんと香林坊で別れ、ローソンで買い物してからホテルに帰る。部屋が寒い。便座が冷たい。Wi-Fiのパスワードがわからずフロントに電話、テレビの画面にありますと教えてもらう。東横イン金沢兼六園香林坊泊。

 

3月4日月曜日

外が見えないので天気がわからず。1階ロビーにおりて雨だとわかる。無料の朝食。キャベツの千切り、カボチャサラダ、玉子焼き、甘酢唐揚げ、白飯、味噌汁。ザ冷食といったおかずでどうにも味気がない。部屋に戻り野菜生活100とペットボトルの茶を温めて飲む。10時にホテルを出、犀川大橋から犀川沿いを歩く。ところどころ咲いてる桜並木、ときどき護岸工事、向かいに自由の女神、大きなグランド、マラソンするひと。くだるにしたがい川幅が広くゆったりしていく。風に潮の匂いがまざりはじめる。赤土大橋から右手にそれ、その昔K夫妻が結婚式をあげた大野湊神社へ。途中、道沿いに戦争関係の石碑がぽつぽつ建つ。陸軍中尉、海軍なんとかなど階級と名前が彫られている。神社に着き大きな能舞台のある境内に入る。苔むし顔もわからない狛犬、色塗り修理中の白馬、地震で倒れた灯籠がごろごろしている。境内を抜けると池のある公園に出、金沢街道を渡り、小さな川沿いを歩く。雨が降り出し急いで歩く。川沿いに黄色いでかい建物が、と見たら銭湯「金石荘」。そのまま通り過ぎて、昨晩Mさんに教えてもらったお味噌汁食堂そらいろへ。食券機で、季節の定食を選び、おにぎりは、焼きたらことツナくるみ味噌、味噌汁はれんこん白味噌にする。真ん中の相席テーブルに座る。小鉢にヒジキと切り干し大根の和え物、すりおろしたレンコンの味噌汁には鶏肉、白玉、舞茸、春菊が入り、おにぎりはまん丸の球体でのりが巻かれうえにちょこんと具がのっている。米うまい、味噌汁うまい。窓に日がさして来たのを見て店を出る。思ったより小さい金石港をちらっと見、また犀川沿いを歩いて日本海まで。砂浜がでかくなかなか海まで辿りつかない。防波堤に釣り人がひとり。浜辺には真っ黒な帆立のような貝殻、ストライプ模様の大きな巻貝、スカシカシパンがひとつ転がっている。水晶のように見える石をひろう。住宅街を抜けて海月寺へ。海月寺は犀星が若いころに下宿をしていた尼寺で、昨晩sさんに、犀星も金石街道を走っていた馬車鉄道にのる金を節約して実家からここまで歩いていた記録がある、と教えてもらった。寺は被災し見ると壁と柱に隙間ができ、墓石が波打って倒れている。犀星の句をよんだ石碑が建っている。寺の前の道をまっすぐ歩いて銭湯「金石荘」へ。3階建てくらいの大きなクリームイエローのビル。駐車場はほぼ満車。入り口は金沢でよく見る二重扉でだるま模様ののれんがさがっている。入ると赤いベンチが置かれ、金石荘オリジナルの白いのれん、大きな玄関、左手から正面にかけて下足箱。戸はなく、鍵もかからず。そのまま玄関に置いてある靴も多く、あがった場所に敷かれたブルーシートにも靴が並んでいる。右手のドア入り、左手奥にフロント。フロント右手にロビー、左手に券売機。入浴代490円。スタンプカード持ってないですか?と聞かれ、押してもらう。金石荘オリジナルカードもあるそうでそれも作ってもらう。フロントでは金石荘オリジナルチャリティーTシャツを販売している。ロビーのあちこちに、被災者用の服、食品などが置かれ、次々来る被災者にフロント前で書類を書いてもらっている。ロビー左手に女湯の入り口。脱衣所。壁沿いに籠の入ったロッカー、古い体重計、洗い場手前右手に流しがふたつ。洗い場の入り口もガラス戸の二重扉。右手に立ちシャワーがふたつと水風呂。正面から左手の壁真ん中まで「く」の字型の大きい湯船。源泉掛け流しで薄茶色い湯が湯船を越え洗い場まで流れ出ている。左手の壁真ん中に外への扉。出ると長さ10メートルくらいはある大きな半露天風呂、こちらの湯も薄茶色。中の湯は熱めだが、露天はぬるめ。どちらの湯も塩っばい。正面の壁下部分はガラス窓で竹と岩のある庭が見える。上部分にはなにかの祭りの絵がかけられている。壁は一部タイルだか、湯船の上部分はステンレスのような銀色の板が貼られている。左手はほぼ窓で、昼時のいま洗い場に日が入り明るくて気持ちがいい。水風呂と半露天を繰り返し入る。フロントでペットボトルのお茶を買う。ロビーにあった「かなざわおふろ旅新聞」をもらう。2022年9月に出たもので、特集は「松の湯」再生プロジェクト!。なかほどに金石荘の記事、長く休んでいた素泊まりが復活したとある。ロビーの壁には泉質の良さや源泉ランキングなどがが貼られている。大野湊神社の参道を抜け金石街道へ、金沢駅に向かって歩く。参道も大きな灯籠がごろごろ倒れている。途中K夫妻が地震のときにいたブックオフがあったのでぐるっと棚を見る。セットの漫画が安く、レコードもあり、カードゲームの対戦テーブルもある。ちょうど帰宅時間なようで学生服の子たちが声をあげながら金石街道を金沢駅に向かって歩いていく。金沢の住宅街を歩いているとあまりにも人がおらず、声も音もしないので、道に人の姿を見てほっとする。線路をくぐり、金沢文甫閣に行こうと思うも間に合わず、別院通りを歩き角の蒸しパンワタナベヤで紅茶とラムレーズンの蒸しパンを買う。明日行こうと思っていた夜木の前を通ると今日明日休みの張り紙。夕飯は、あんとのなかの黒百合へ。すぐカウンターに通されたが、90分でお願いします、と言われる。生ビール、日本酒、いいちこの出汁割り、菜の花の昆布締め、ふきのとうの旨煮、丸干しイカ、おでんは卵とちくわと車麩。車麩は半分に切られ、おでんもこんなに高かったっけ?と思う。出汁割りははじめて飲んだがとてもおいしい。帰り道、予想以上に高かった会計を思いながら朝飯用に買った紅茶蒸しパンを歩きながら食べてしまう。新天地に飾られた森山大道の写真、中央味食街をながめてからホテルに帰る。スマホの万歩計を見ると教1日で、22.2キロ、37000歩、歩いている。東横イン金沢兼六園香林坊泊。

 

3月5日火曜日

外が見えないので天気がわからず。昨日買ったラムレーズンクリームチーズ蒸しパン。冷蔵庫に入れていた野菜生活100が凍っていたので流しでお湯につけて戻す。10時チェックアウト。せせらぎ通りから鞍月用水路に出、途中、映画を観に行くというK妻さんとすれ違い、金沢駅まで歩く。あんとで母の土産にきんつばを買い、ロッカーに荷物を預ける。エコノホテルの前の道から住宅街を浅野川に向かって歩く。中島大橋から右岸を歩く。中の橋についていたプレートを見ると、主計町側が左岸らしく、いつもと見える景色が違って楽しい。営業時間前のこぼし湯、くわな湯、の前を通ると、金石荘と同じだるまののれんが出したままさがり、壁には被災者支援入浴の貼り紙。浅野川大橋まで歩き、小橋まで引き返して釜飯の福わ屋へ。開店直後に入ったが、すてに店内は大賑わい。いつもは庭が見える大部屋だが今日は個室で景色が見えずさびしい。瓶ビールと豚バラ味噌釜飯を頼む。抹茶とお菓子、大根の田舎煮が突き出しで出る。通路はさんで向かいはサラリーマンの4人組。なにかご一緒できたら、と仕事の話と、週末は能登にボランティアに行ってる話が聞こえてくる。漬物、鳥つくねほうれん草豆腐の味噌汁、豚バラ味噌釜飯、杏仁豆腐にあずきがのったお菓子とドクダミ茶。浅野川大橋から森八の裏道を兼六園まで。兼六園沿いの茶屋が並ぶ高台から坂をおりていく。兼六園と城のあいだの道はよく歩くがいつも下の道ばかりだった。パワースポット金城霊澤でみんなの幸せを願う。来た道を戻って21世紀美術館へ。ショップでサイコロふたつ買う。新竪町のオヨヨ書林をのぞき、犀川沿いの右岸、犀川大橋渡って左岸を歩く。左岸にある銭湯「あわづ湯」に行こうと思うも雨のなか歩いたためにジーパンがぬれ、風呂に入ったあとまたこのジーパンをはくのかと思うと行く気が失せ、右岸に渡って金沢文甫閣へ。ぐるっと見るも買えず。夕方、KさんちでK夫妻と茶を飲んでいると確定申告の書類を持ったYAさんがやってくる。毎年来ていた確定申告の種類が今年は地震のため来なかったそう。YAさんが撮ったのと鉄道の写真集を観せてもらう。編集装丁は龜鳴屋で、表紙にはのと鉄道で使われていた硬券を模した紙が貼られている。これも手作業で一枚ずつ貼ったそう。特装本は布装で、織られた糸が浜辺の色のようできれい。Sに頼まれていた『徳田秋聲俳句集』を2冊買う。4人で大黒屋へ。瓶ビール、熱燗、ゲソ天、唐揚げ、舞茸てん、さつま揚げ、しめにカレー鍋うどん。思ったより高かった黒百合の卒業、体を使ってやり切りたいこと、ブログに書かれた悪口、龜鳴屋の副社長、写真の構図。YAさんは毎月能登に写真を撮りに行っているそうで、昨年末29日も能登に行っていた。撮っていたいくつもの景色が地震でなくなったそう。大黒屋の前で3人と別れ、金沢駅で土産を買い新幹線はくたかに乗る。上田、軽井沢で雪、東京に帰ると雨。金沢で入った公衆便所は屋外にあってもすべて便座が温かかったが、上野駅の便所は便座が冷たい。金沢の東横インも便座が冷たかった。山手線で目白駅へ、改札にビールのロング缶を飲んでいるSの姿。Kさんたち元気だった、と、金沢での出来事をばーっと語ると笑っている。ファミマで買い物してS家に帰る。Sは、ファミマで買ったザバの塩焼きと、冷奴を食べている。『徳田秋聲俳句集』を渡す。1冊はSの恩師T先生にあげるそう。S家泊。

 

3月6日水曜日

曇り。納豆ご飯。Sは金沢あんとで買った焼き鯖棒寿司と納豆ご飯を食べている。お笑い向上委員会、相席食堂、見る。Sは休日、布団に転がりブログを書いている。夜、Sと往来座に寄ってからP'パルコ前へ。パルコ並びのマクドナルドが入っているビルのうえに大きな鐘がふたつついており、6時ぴったりにゴーンゴーンゴーンと鳴っている。知らなかった。n、KOくんと落ち合い、歩いて六又ロータリー先にある沙漠之月へ。6時半に予約していたが店が暗い。電話すると7時からだと思ってたとママさん。横のリコスで缶ビール買い飲みながら待っていると、慌ててママさんがやってくる。青島ビール、ウーロンハイ、パクチーサラダ、干し豆腐、麻坊豆腐、ニラ豚肉の水餃子、豚軟骨玉子厚揚げの煮物、ビャンビャン麺の陽光麺。島から帰ってきたKOくんのおかえりなさい会。車の運転が向いていない、東京から来た人たちが東京から来た人たちだけで固まっている、芋掘り、島のおばちゃんたちに囲まれた笑顔の写真。麺がつるつるすぎてうまく絡めなかった、もう少しいろいろ経験して縮れ麺になれたらまた島に行きたい、とKOくん。プロ野球の順位予想。池袋駅でKOくんnと別れ、Sと雑司ヶ谷に帰る。S家泊。

 

3月7日木曜日

曇り。玉ねぎカリフラワーツナのクリームパスタ。Sは往来座へ。たまったブログ書き。絵。夜、往来座へ。ru先輩、uちゃん、saさん。本搾りプレミアム。金沢で買ってきた能登塩のポテトチップス食べる。来週行く青森でやりたいことのすり合わせ。筋子巻き、魚彩センター、トド湯、らせん堂、青函連絡船、海、県立美術館など。ローソン100で買い物。夕飯は、ごぼう人参小松菜豚つくね鍋。つくねに水を切った豆腐も入れる。糖質ゼロチョコを少し。映画「マジックアワー」観るも途中で寝落ち。もう映画観ないからね、とSが文句を言っている。S家泊。

コロナの冬 2月23日から2月29日

2月23日金曜日

雨。ベーコン玉ねぎカリフラワーのクリームパスタ。米粒写経のユーチューブ、見る。紙切りの正楽師匠の訃報を伝えている。正楽師匠が寄席だった、と居島さん。新宿の末広亭でおこなわれた小沢昭一の随談ライブ、トリは小三治師匠、ヒザが正楽師匠。立花家扇遊の尺八を磨くネタからの正楽師匠のハサミ磨き、小三治師匠の扇子磨きの流れのエピソードを語る。昨年、@ワンダーで開催した山ぐるみさんのワークショップに参加したさいテーブルの向かいの参加者が正楽師匠のお弟子さんだった。古書探訪は、古書ソオダ水。早稲田で目当ての店があったんだけどいつ行ってもやってない店として三楽書房の名前があがる。Sは往来座へ。掃除。夕方、Sとジュンク堂書店へ。TAちゃんの誕生日プレゼントで手塚の漫画いくつかとドラえもん、おばQ、はてしない物語、など買う。店内もレジも大賑わい。本屋がこんなに賑わっているなんて、とSと言い合う。東上線で大山まで。Sが赤い靴下を買いたいと言い出し、大山のアーケード沿いの靴下が売っていそうな店をひとつひとつ見て回る。赤い五本指ソックスを100円で売っている店を見つけSが2足買う。セブンイレブンで缶ビールを買い、Yくんの家へ。おいらだよ、と言いつつ部屋に入ると子どもたちが、おいらー、と言いながら抱きついてくる。缶ビール飲みつつ子ども3人と、風船バレー。興奮すると手加減なしの頭突き、パンチが飛んでくるので、降参するまでくすぐりまくる。TAちゃんの誕生日で手巻き寿司、Yくんファミリーが好きなときわ台のケーキ屋のショートケーキ。末っ子のHくん3歳が、のりのうえに飯をのせサーモンをのせて巻く、をひとりで延々繰り返しこれでもかと食べている。食べている姿が開高健みたいだといつも思う。Rくんは握った寿司をみんなに振る舞ってくれる。Rくんは手織りのバッグを、Hくんは折り紙で作った雛人形を、YくんNさん夫妻はバランスボールをプレゼントしている。TAちゃんにジュンク堂で買った本を渡す。漫画を買ってくれる人まわりにいない、とのことで、ビニールをぴっと破りブラックジャック3冊抱えて部屋に消えていく姿がうれしい。塩がふいた古い梅干しで焼酎のお湯割りをみなで飲む。うまい。12時近くまで飲み話し、東上線で池袋へ。ミニストップで買い物してS家に帰る。帰り道、雑司ヶ谷霊園の公衆便所の脇を通ると水仙が暗闇にぽんぽん白く咲いている。S家そばのミモザも満開で黄色い花がこぼれている。飲みすぎて風呂場から出てこないSを起こして布団に寝かせる。S家泊。

 

2月24日土曜日

晴れ。玉ねぎカリフラワーコーン人参ベーコンのシチューに冷凍飯を入れたリゾットもどき。飯が半人前くらいしかなく、ほとんどがシチュー。アメトーーク、せっかち芸人見る。Sは往来座へ。洗濯物が溜まっていたので2回洗濯機回す。夕方、ポポタムへ。ピンチヒッターで数年ぶりのポポ番。ひとりでは不安なのでYちゃんと6時まで、残り1時間はひとりで過ごす。ポポタムの判子を袋に押しつつ、Yちゃんに絵の描き方を聞く。思っていた描き方とだいぶ違い、知れてうれしい。ポポ番しつつ、スケラッコさんの『ここは鴨川ゲーム製作所』2巻を買う。サイン本でうれしい。ギャラリーの展示は、イ・キュテさんの個展。アニメーションの絵のかわいらしさと物語の寂しさにぐっとくる。締め忘れ消し忘れがないかあちこち確認し、7時過ぎに閉めて出る。往来座へ。缶ビール。めずらしく誰も来ず。店のパソコンでは映画「生きる」が流しっぱなしになっている。「生きる」の前は「砂の器」を流していたとのこと。大倉で買い物。M家に寄り、母が買ったチキンカツをもらいS家に帰る。夕飯は、ポテトサラダの残り、むかごの甘辛炒め、チキンカツ、ごぼうネギ汁。「ゴットオブウォー2」続きやる。難しくて前に進めず、攻略動画を見てすすめる。知ってみればものすごく簡単なことで、どうして思いつかなかったのかと毎回思う。S家泊。

 

2月25日日曜日

雨。Sが洗濯ものを慌てて取り込む。玉ねぎ人参ミックスビーンズ豚肉のカレー。ルーは食堂のtさんにもらった業務用スーパーの辛口カレー。うまい。辛いのが苦手なSは生卵をのせて食べている。ニチーノに予約の電話。Sは往来座へ。絵。夕方、東上線ときわ台まで。ときわ通りを上板橋に向かって歩く。先日閉店した高田書房の前を通ると、外の均一棚がすべて空になっておりさびしい。水久保公園に面してある銭湯「アクアセゾン」へ。ビルの1階の銭湯。入ると両脇に下足箱。靴を入れボタンを押すと鍵が回る式、ははじめて見た。左手に券売機。520円の入浴券買う。正面にテーブル椅子大型テレビが天井からさがる大きなロビー、右手に女湯と男湯の入り口、その先にフロントがある。入浴券を渡して女湯へ。脱衣所。島ロッカーがひとつ、壁沿いにロッカー、一部大型ロッカー、流しがふたつ。洗い場。左手に立ちシャワーがひとつ、壁に男湯に抜けられる扉がついている。左手壁沿いにカラン、奥に大きな水風呂、正面の壁左手に別料金のサウナ、右手の奥にぬる湯。真ん中に半面だけの島カランが途切れて1列。島カランの背に都内ではめずらしいかけ湯がついている。右手の壁沿いはすべて湯船。手前からジェットが3つ、電気風呂、座泡がふたつ、座ジェットがふたつ、浅め、が大きな湯船のなかにパイプで区切られ並んでいる。ジェットはどれも勢いがゆるめ。奥に円形のシルキー風呂。先日行った「ヘルスよしの」と同じくらい大きく、ぐるっと腰掛けがついている。円形風呂の先に外に出られる戸がついており、あけると塀に囲まれた屋外、ベンチが見え、右手にプールがある。7〜8メートルくらいありそうな大きなプールで奥に向かって浅くなっており、壁に「歩行浴」の看板。声が響き近隣の迷惑になるので19時まで、子どもだけの入浴禁止、の旨の貼り紙。プールゾーンにはもうひとつ扉があり、通路を挟んでぬる湯の前に出られる。どの湯船もとても大きく、奥に行くほどいろいろ出て来て遊園地のよう。天井も高く、男湯との境の壁はゆるく波打っている。両壁に窓があるのはよくあるが、正面の壁上部にも窓があるのがめずらしい。シルキー風呂でよく体を温めてから、誰もいないプールにえいやっと体を沈め、歩行、平泳ぎ。水温は水風呂と同じくらいだが屋外なのでとても寒い。がしばらくすると慣れてくる。シルキーと水風呂を繰り返し入る。フロントで銭湯遍路の判子をもらう。フロントのカウンターは左手正面まで伸び、見ると生ビールも販売している。悩んだが、これから飲み歩きたいので缶ビールを買う。ここ?昭和28年から、建て替えたのは平成10年、ぼくは千住の宝湯にいてね、ここはおじさんがやってたんだけど、話すと長いんだけど、まぁ交換して、建て替え前はタカラ湯って言ったの、カタカナでタカラ。池袋から来たと言うと、狭い業界だからと言いながら、妙法湯はじめあちこちの銭湯の名前が出てくる。湯船が大きくてびっくりしました、と伝えると、いやー、あちこち壊れてて直さなきゃいけないんだけど、とうれしそうに笑う。缶ビール飲みつつ、上板橋まで歩く。閉店するというヨーカドーの1階をぐるっと回る。SがS父の介護をしていたころ、週3日は上板橋に通い夕飯を作っていた。買い物はヨーカドーかベルクスのどちらかで、ヨーカドーのほうが値段は高いがここにしか売っていないものもあった。すみれの箱型のレトルトラーメンを買い、週に一度は豚骨ラーメンを作っていた。予約していたイタリアンのニチーノへ。2階でスパークリングワインを飲んでいるとSが来、しばらくするとS母も来る。金柑と生ハム、白身魚カルパッチョ、レバームースとバケットの盛り合わせ、フルーツトマトと新玉ねぎのマリネ、ルッコラとマッシュルームのサラダ、トリッパと牛すじ肉のトマト煮込み、カルボナーラモンテビアンコピザ。いつも元気なMさんが元気がない話、アトリエ、S兄の昔話。帰りにMさんのアトリエを見る。S実家に行くときよく通る道だが、路地奥にこんな古いアパート群が残っているのを知らなかった。東上線で池袋まで。JRの改札でS母と別れ、明治通りで帰宅途中のnとすれ違い、まいばすけっとで買い物、往来座に荷物を置いてからS家に帰る。Sは先日コンビニで買ったにんにくの醤油漬けを一袋ぜんぶ食べている。「ゴットオブウォー2」を最後まで。操作は楽しいが、話の筋がどうなっているのかよくわからず。これがプレステ2でやる最後のゲームなので、プレステ2に感謝しつつSが握手を求めてくる。S家泊。

 

2月26日月曜日 

晴れ。納豆ご飯。Sは納豆ふたつ卵ふたつにツナを入れたもので1杯目を食べ、Nさんにもらったわさび漬けで2杯目を食べている。「ゴットオブウォー」の物語の入ってこなささ。結局クレイトスはゼウスの息子なのかな?と聞くと、さっぱりわからない、とS。夕方、Sと都電の鬼子母神前から新庚申塚まで。三田線に乗り換え蓮根まで。中学高校の同級生だったUさんちを探す。Uさんちには当時1〜2度しか行ったことがない。駅からそう遠くない路地の右手のしゃれた一戸建てで、玄関と逆側に小さな庭がついていたはず。駅前の3ブロックほど見るがそれらしき家はない。坂下3丁目児童遊園のそばにイメージに一番近い家を見つけるが、こんな大きな家じゃなかったはず、とも思う。一軒の家の前で、なんですか?とママチャリ子連れの女性に声をかけられる。中学高校時代の友人の家を探しています、とわけを言うと、義母がここのひとだから聞いてきます、と家のなかに入ってきいてくれる。わからないとのこと。礼を言ってまた探すが見つからず。まいばすけっとで缶ビールを買い、飲みながら蓮根駅に戻る。荒川が近いせいか風がものすごく猛烈に寒い。「災難」を持ってくるのを忘れたのでセブンイレブンまで行きプリントアウト。6時過ぎに駅に戻ると仕事終わりのmiくん。目当ての太陽軒は満席で入れず、駅を通り越して「そば処あさひ」へ。瓶ビール、もつ煮、コロッケ、オニオンスライスとおかかがのった冷奴。miくん発行の「災難」一号の打ち上げ。女将さんに、ご無沙汰してます、とmiくん。仕事帰りに駆け込むドリームコーヒー。そろそろ太陽軒があいたかもと見に行くがまだ満席で入れず。miくんの会社の前を通り、志村まで歩き居酒屋「巴」へ。広い。ずっと演歌がかかっている。ウーロンハイ、ふきのとうの天ぷら、唐揚げ、刺し身盛り合わせ、焼き鳥、塩焼きそば。マスターに、友だちです、とmiくんが紹介してくれる。巴はもともと別の人がやっており、いまのマスターはもと店員だった2代目。昔はトッパンとその下請けがいっぱいあり賑やかだったそう。来月青森に行く話。新河岸川沿いを歩き、長後さくら橋を渡って埼京線の浮間舟渡まで。赤羽でmiくんと別れ、池袋に帰る。ミニストップで買い物。早々に寝る。S家泊。

 

2月27日火曜日

晴れ。強風。電線がひゅーひゅー鳴いている。ベーコン玉ねぎ冷凍揚げナスのトマトソースパスタ。こたつのなかに乾いた猫のうんこが落ちている。Sは休日、布団に転がりビリヤードの動画を見ている。絵。夕方、SはYくんとビリヤードをしに西口のロサ会館へ。夜、Sから電話をもらい東通りの硯やへ。SとYくんが先に飲んでいる。生ビール、焼酎お湯割り、梅干し、菜の花、じゃがバタ、唐揚げ、まぐろミズダコなど刺し身いろいろ。いつもと同じ、Sが負けたビリヤード、Yくんの子ども、車、競馬、の話。Sがファミマでしじみの味噌汁を買いグリーン大通りからタクシーに乗るYくんに渡している。ミニストップで買い物して帰る。S家泊。

 

2月28日水曜日

晴れ。玉ねぎ鶏ひき肉卵の親子丼もどき。「ゴットオブウォー2」の攻略動画を見る。すべての隠し扉をあけているやつで、取りはぐれたものも多いと気づく。そんなのわかんねーよ、とSと言い合う。夕方、Sと明治通りを歩くと、焼き鳥母屋の壁面のペンキ絵がなくなりペンキ絵があったところすべて電光スクリーンになっていて驚く。Sは昨日納品に来たKIさんと池袋まで歩いているときに気づいたそう。池袋から丸ノ内線御茶ノ水まで。文房堂で額装をお願いする。額は、銀色とチーク材とで悩んだがチーク材に決める。マットも薄い色付きにする。チーク材の額はオーダー制で3月半ばの出来上がりだそう。3月から1.5倍に値上がりするそうで、よかったですね、と店員さん。飯田橋まで歩き、有楽町線で一駅先の江戸川橋まで。缶ビール飲みつつ江戸川橋公園へ、胸突坂をのぼり目白台まいばすけっとで買い物。缶ビール飲みつつ帰る。夕飯は、白菜の水餃子ごぼう春菊舞茸の鍋。映画「イコライザー ザ・ファイナル」観る。シリーズのなかで一番非情、死神みたいで、ぐっとくる。S家泊。

 

2月29日木曜日

曇り。先日のKO会でasさんが教えてくれたイカスミソースでパスタ。トマト缶ひとつを加熱し無印のイカスミパスタの素2人前を混ぜたもの。黒いソースが鍋から飛び散りコンロ周りが黒の点々になる。トマトの酸味がいい。おいしい、とS。Sは往来座へ。絵。大谷くん結婚のニュース。夜、サンシャイン通りユニクロ、西武の無印へ行き、旅行用の薄いダウンを見る。往来座へ。asさん、疲れているru先輩。本搾り。ru先輩が行きたかった石川近代文学館は当分休館とのこと。来年の名画座手帳の人選など。大倉で買い物。夕飯は、ごぼう人参里芋小松菜油揚げ鶏つくね鍋。麦チョコを少し。はっさく。鍋を食べ終えたSがお腹すいたと言いながら、納豆1パックを食べている。ru先輩おすすめのホラー映画「X」見る。最近の映画だが、若ものグループが田舎に行き、いかにもな池や地下室でひどい目にあい、ひとりで行動しないほうがいいのにする、という一昔前のホラー映画を思い出す作り。怖いところで怖そうな音楽流して怖がらせるの当たり前じゃん、とホラー映画が苦手なSがぶつぶつ文句を言っている。S家泊。

コロナの冬 2月16日から2月22日

2月16日金曜日

晴れ。風が強い。玉ねぎ人参ブロッコリーのカレー。ルーは食堂アルバイトのtさんにもらったtさんファミリーが一番好きだという業務スーパーのホテル仕様の辛口カレー。辛い、うまい。Sは生卵をのせて食べている。アメトーークナダルアンビリーバボー、見る。ナダルは同じ坊主なのにかわいいな、とS。Sは往来座へ。昼過ぎ、池袋駅前の銀行で母と待ち合わせ。駅前まで歩けないからバスで行く、と母。銀行で母と落ち合い、母が契約している貸金庫の代理人登録をする。自身の老いを気にする母から自分がなにかあったときにわかるように、としばらく前から頼まれていた。書類は指示されるがままわたしが書き、判子は銀行員が押す。お父さんもわたしもこういうのさっぱりわからないのにお父さんが貸金庫に入れとけって言うから、これ隣りのおばあちゃんがあんたにってくれたお小遣いためた通帳だから、うちのおばあちゃんはけちだったけど隣りのおばあちゃんはよくお小遣いくれた、隣りのおばあちゃんは戦争の遺族年金もらえてたからうちのおばあちゃんはそれがうらやましくて、と母。プラスティックのカードをもらい貸金庫室へ。ドラマなどで見たことあるような、銀色の薄い扉が並ぶあのままな感じ。扉を開け鉄製蓋付きの箱を引き出す。B4縦長変形くらいか。蓋を開けるとふだん使っていない通帳類、家の登記簿、昔の紙幣などが出てくる。けちけち生活でボーナスは貯金して、あたしになんかあったら多摩とか秩父とかのホームでいいから、誰も見舞いに来れないようなとこでいい、近くの練馬とかはすごく高いんだから、そんなことにお金を使わないでいいから、と母。通帳を見ると昭和のサラリーマン家庭がまじめに生活しこつこつ貯めたような額が印字されている。母になにかあったら早々になくなる額だと思うが、迷惑だった?と言う母に、迷惑じゃない、と答える。母と別れ、パルコの世界堂へ。買い物。サンシャイン通りブックオフへ。少女漫画のコーナーがそれなりに復活している。セットの漫画ふたつ買う。S家に帰り、買った漫画『その女、ジルバ』読む。四十路の女、ブラジル移民、戦後、震災後の福島。ブラジル移民の「勝ち組」ということばと事件をはじめて知った。夜、M家に寄り母にセロリトマト西武の地下で買った唐揚げもらい、往来座へ。asさん、ru先輩、miくん、saさん。お茶割り、本搾り。asさんが好きな映画のDVD「ヘアピン・サーカス」など5本借りる。ru先輩は岡本喜八が苦手、asさんは市川崑金田一シリーズが苦手、とのこと。あのパツンパツンとしたカットの仕方が、でも本格推理ものをやろうとすると、などふたりでぶつぶつ話している。ローソン100で買い物して帰る。夕飯は、トマト、母にもらった唐揚げ、先日のグリーンカレー鍋の残りの汁にごぼう冷凍のワンタン油揚げを入れた汁。Sは食べたりなく納豆を1パックを食べている。「ゴットオブウォー2」続き。ブックオフで買った『動物のお医者さん』を読んで寝る。懐かしい。S家泊。

 

2月17日土曜日

晴れ。玉ねぎセロリミックスビーンズベーコントマトスープのショートパスタ。テレビ千鳥、見る。古本屋を訪ねる動画を見る。こんなにびっちり本が置いてあるとこめずらしいなぁ、っていま言った?こないだツイッターで、コロナで店が減った早稲田の古本屋街ってつぶやいているの見て、コロナで減った店なんてひとつもなくない?とS。Sは往来座へ。昼過ぎ、往来座に寄ると、体調の悪いnが店の奥でへたり込んでいる。動悸が激しいとのことで、Sがツルハドラッグで買ってきた「救心」を飲んでいる。救心の箱はトランプサイズぐらいだが、開けると2センチくらいの茶色い小瓶が出てき、そこに60粒入っているそう。4千円。KOさんからおいしいケーキを買ったと連絡もらうが夜まで戻らないので食えず。ru先輩にケーキ権をゆずる。雑司が谷から副都心線で渋谷まで。渋谷から道玄坂をのぼり、神泉を抜け、淡島通りを経堂に向かって歩く。渋谷周辺のこれでもかの店も人混みもなくなったが、駒場など大きな学校が並ぶ文教地区に洒落た飲食店が点々と続いていく。途中、「悪病も退散 〆切り地蔵」の立て札があり、みると屋根付きで小屋にお地蔵さんたちが並んでおり、拝む。いつの間にか梅ヶ丘通りに出る。住宅街のなかを歩くのが楽しい。豪徳寺駅の商店街のセブンイレブンの向かいに銭湯「鶴の湯」の看板を見つける。商店街に面した場所には屋根付きの大きな駐輪場があり、抜けた奥に昔ながらの銭湯が見える。左手にコインランドリー、正面に入り口。ここものれんはキャンペーン中の「銭湯のススメ」。のれんをくぐると左手に下足箱、右手に自動ドアの入り口がある。入ると左手にフロント、小さなロビー、フロント右手が女湯。今日は露天風呂が入れないんですがいいですか、と女将さん。入浴代520円払う。脱衣所。ぐるっと仕切りの壁沿いにロッカーが並び、下の段は大きめのロッカーになっている。ベンチがふたつ、格天井。洗い場。左手の壁に立ちシャワーがひとつ、左右の壁にカラン、真ん中に島カランが1列。右手の壁手前に露天風呂に出る戸がある。湯船は奥の壁沿い、右手に水風呂、左手に泡風呂と座ジェットがパイプでゆるく区切られた大きめ、のふたつ。湯船のうえの壁には、男湯との境の壁のうえにどーんと富士山が鎮座するペンキ絵、富士山のしたには緑の小山があり、右手に向かって白帆の小さな舟が浮かぶ海になっている。天井は水色、柱は濃い水色に塗られ、湯気でけぶってぼーっとしている。カラン稼働率が8割りを超えるような盛況っぷり。洗い場で着替えていると、男湯のほうから、露天はいま沸かしててあと2〜3時間かな、という声が聞こえてくる。フロントで銭湯遍路の判子をもらおうと冊子を出すと、判子ははじめに言ってね、うちみたいに空いてるとこはいいんだけど、と言われ、よく見ると、フロントにもその旨書かれた紙が貼られている。謝りつつ引っ込めようとすると、押します、押します、と女将さんに言ってもらい恐縮する。にぎやかな商店街を豪徳寺駅まで出、線路沿いの高架下を経堂まで歩く。ゆうらん古書店の外の均一棚を見ていると、こんばんはー、の声。uちゃん。少し早めに着いちゃってみんな考えること同じだね、と話していると入り口が開きなかからHっちが出てくる。店内をぐるっと見、ぐっときた知らない作家の画集を買う。uちゃんと待ち合わせの時間まで経堂散歩。uちゃんが稽古に通っている家を見、来たときに寄るという安い八百屋でむかごを買う。時間になりバー太田尻家の前でSっち、Hっち、と落ち合うが、店内満員とのこと。すずらん通りを抜け赤堤商店街のSっちが家族とよく行くという中華の増味屋へ。すぐ横が有名なレコーディングスタジオだそうで、いぜんSっちが餃子を食べていたら横のテーブルにユニコーンが4人座っていたそう。壁には小田和正はじめたくさんのサイン色紙が貼られている。座敷に落ち着き、生中、おつまみセット、餃子3人前、もつ煮込み。餃子うまい。埼玉歩き、新しい村、コザ、俳句短歌など短いことばの盛り上がりと取材も書くのも読むのも時間のかかる文章のこれから。太田尻家に戻るがまた満席で入れず、2軒目の飲み屋を探してゆうらん古書店の近くまで。ここが昔古本大学があった場所ですよ、とSっち。ビルはそのままいまは美容室が入っている。そのころ経堂にあった古本屋に比べ古本大学は少し値段が高かったそう。近くの居酒屋まめちよへ。奥のテーブル席。ウーロンハイ、いいちこのボトルお湯割り、フライドポテト、ニラ玉。お通しで出た小鉢がみな違い、じゃんけん争奪戦にする。買って生ハムの小鉢を取る。こういう飲み会は久しぶり、明日も会うんですよね、と言いながらSっちが11時半近くまで付き合ってくれる。Sっちと別れ、駅でHっちと別れ、uちゃんと経堂から副都心経由で雑司ヶ谷に帰る。往来座に寄ると12時過ぎなのにまだ明かりがついている。体調の悪いnは6時過ぎに早退したそう。6時半には店閉めて今日はずーっとこうしているの、とS。商品化をしていたそう。まだやり足りないようなので先に帰る。M家泊。

 

2月18日日曜日

晴れ。ヨーグルト。8時半、副都心線雑司が谷駅でuちゃんと待ち合わせ。明治神宮前から千代田線、小田急線と乗り継ぎ、生田でおりる。山の上の家を目指す途中の階段でuちゃんがゼイゼイと息切れ。1日40歩しか歩かない日もあるそうで完全に運動不足。途中のOKストアで買い物していると、Tやん、Tっちがやってくる。山の上の家へ。隊長、Sっち、Nちん、はじめましてのSKっち。6月の展示に向けすでに運び出された書斎の小物類がなくなっている。庭に七輪ふたつ並べ、OKで買ってきたピザ、冷凍焼き鳥、ソーセージ、そら豆を焼く。七輪を囲むように置かれたベンチと縁台に座り、缶ビールで乾杯。SKっちの作ったローストビーフ、OKストアのスパゲティサラダ、小倉屋のせんべい。みなの持ってきた酒瓶があいていく。はじめましてのSKっちがいるのでみなで自己紹介。勢いがないほうのカセです。山の上名物のアリスのカレー、おいしい。日差しが暖かく気持ちがいい。勝手口を出たところの段差に気づかずこけて右足を痛める。部屋に移ってゲーム大会。大貧民、ぱっちん将棋、百人一首、棒が半分のジェンガ。1日中、よく笑いよく声を出す。さいごにみなで家の前で集合写真、SKっちに撮ってもらう。隊長とアリスに手を降って帰る。今日はZ坂から都内の高層ビルはよく見えるが富士山は見えず。そういえばZ坂から富士山が見えるって描写は一度も出てこないですね、とTっち。コロコロコミック、シェイプアップ乱、聖闘士星矢、Tやんがリアルタイムで読んでいたあしたのジョー生田駅でみなと別れ、uちゃんと線路沿いを流れる五反田川沿いを歩いてよみうりランド前まで。途中、ホームセンターすずき、ドラッグストアに寄り銭湯用の小さなボディソープを買う。ドラッグストアは以前uちゃんがこのあたりに住んでいたころ同居していた妹の犬と散歩途中に立ち寄り入り口につないでいたらいなくなり、ほんとあのときは死ぬかと思った、という思い出の場所。犬は無事に見つかったそう。よみうりランド前の商店街を抜け、坂の右手にある銭湯「ヘルスよしの」(よしの湯)へ。外壁に立体的なタイルが貼られ、大きな建物を横から見ると屋根のうえに煙突を短くしたような湯気抜きが4つあり、後ろに高い煙突も建っている。正面真ん中、アーチ型にタイルが貼られた入り口がかっこいい。のれんには赤い温泉マーク、入ると左手に傘ロッカー、正面に下足箱、右手に自動ドアの入り口。正面に広めのロビー、左手にフロントがある。入浴代530円払う。東京都520円より高い銭湯ははじめてではないか。フロント左手に女湯ののれんがさがる。脱衣所。畳ベンチ、左手奥に便所と椅子がいくつか置かれた謎のスペース、壁にはバラ模様で縁取られた鏡、脱衣所の一部に湯船ゾーンが四角く飛び出しており、そこは水色の模様タイルが貼られている。洗い場。左手に脱衣所に飛び出ている、薬湯、水風呂の湯船がふたつ。壁にはモザイクタイルで雲のような空のような模様が描かれ、角には石とプラスティック製の竹で山並みのようなものが描かれている。左手の壁沿いに立ちシャワーがふたつ、サウナ、サウナの壁にカランが数個、露天風呂の入り口が並ぶ。露天はガラス戸からのぞくと小さめの岩風呂が見えるが今日は、定休日、の札がさがり入れず。正面には、左から電気風呂、円形の泡風呂、座ジェットと湯船が3つ。両脇は角丸の四角い湯船だが、真ん中が洗い場に飛び出る大きな円形の湯船でめずらしい。円形湯船の奥には湯の吹き出し口があるようで、壁に赤い文字で丸のなかに「危」と書かれた紙が貼られている。正面の湯船のうえの壁には、大きめ長方形立体変形タイルで、抽象画のようなアヤメかカキツバタが描かれている。天井は体育館のようなかまぼこアーチ型。島カランが真ん中に1列、右手の男湯との堺の壁にもカラン。カランから出る湯はとてもぬるめ。電気風呂と水風呂を繰り返し入る。フロントでヨーグルト飲料を買う。ここはわたしたちで30年くらい、その前も入れたら50年くらいかしら、池袋と大山にもあって、銭湯やってる親戚だらけ、わたしもガンだからいつまで出来るか、子どもも継がないしね、と女将さん。円形湯船についてと聞くと、ちょうどいた店主が話に入ってくる。みんなで囲んでぐるっと入れるかなって、四角いほうが無駄がないんだろうけど。よみうりランド前駅に行く途中にあったモンタナ洋菓子店でmiちゃんの差し入れにケーキを4つ買う。ここのオリジナルケーキ、ダミエ、サンレモ、などあまり見たことないものを選ぶ。小田急線で新宿まで、山手線に乗り換え目白まで。改札で仕事で今日来られなかったmiちゃんにケーキを渡し、韓国の豆腐のスナック、薬菓、花粉症に効くという柑橘飲料もらう。往来座に寄り、缶ビール。閉店後、S、nと松屋へ。3人ともシュクメルリ鍋定食を食べる。わたしはご飯少なめ、サラダなし。Sは鍋単品で牛皿を食べている。さつまいもと鶏肉がたくさん入っている、にんにくクリーミーなソースが白飯に合う。酔っ払ったSの話が止まらずまたうるさい。S家に帰り、早々に寝る。S家泊。

 

2月19日月曜日

雨。納豆ご飯。かつおみりんご飯も食べる。Sは納豆ふたつ卵ふたつにツナ缶を入れて食べている。お笑い向上委員会、見る。古書会館で開催中の大市の結果をSがネットで確認している。Sは往来座へ。『動物のお医者さん』読む。夜、往来座へ。asさん、ru先輩。本搾り。夕飯は、トマト、母が作った鶏の味噌漬けとピーマンレンコン炒め、ごぼうネギ汁。ゆうらん古書店で買った画集『H.N.Werkman』。どの時代の作品も格好よく、眺めていると脳がすーっとする。いまの人の作品集だと言われてもおかしくない。調べると1882年生まれのオランダ人で1945年にゲシュタポに捕まり銃殺されている。1882年生まれは日本なら青木繁坂本繁二郎、海外ならブラックなど。ピカソは81年生まれ。「ゴットオブウォー2」続きやる。謎が解けず前回からまったく前に進めず。『動物のお医者さん』読んで寝る。S家泊。

 

2月20日火曜日

晴れ。玉ねぎ菜の花昨晩の残りの鶏の味噌漬けのクリームパスタ。麺はハナマサで買ったフェットチーネの生麺。おいしい、とS。「ゴットオブウォー2」続きやる。難しくて進めなかった場面がすーっと出来る。夕方、Sと丸ノ内線で古書会館へ。沖縄から大市に来たJさんと待ち合わせ。3人でパチンコ屋の跡地に出来た@ワンダーへ。広い店内をぐるっと1周し『緑をまとう家 我流天国』を買う。猫の本だけ集めた棚があり、じゃりン子チエがささっている。早く飲みたいとJさんが言うので、昨晩もひとりで飲んだという白山通り沿いの串神坊へ。生ビール、緑茶ハイ、焼き鳥焼きとんの串盛り合わせ、フライドポテト、もつ煮込み、沖縄ではあまり出ないという味噌キャベツ。Sが生ビールをかぱかぱ飲みすぎるのでウーロン茶をチェイサーに飲ませる。UさんにJさんと飲んでいる旨ライン。ずっと売上1位を保ってきたジュンク堂での古本市が今年は若いライバルが現れ苦戦中とのこと。沖縄の大市、外の均一だけ紹介する古本ブログ、沖縄の若手の人たち。例年貯めていた組合費で大勢で来ているイメージだが、今年は沖縄から大市に参加したのは3人だけとのこと。昨日今日となぜひとりで飲んでいるか、Jさんの恩師、の話。2軒目に三省堂の交差点のところのカラオケまねきねこへ。2時間、飲み放題でサワーいろいろ。Jさんの、チャゲアスエルトン・ジョン中島みゆき長渕剛、の熱唱を聴く。Jさんがラーメン食べたい、おごるから、と言いだし、Jさんが泊まるサクラホテルそばの中華料理屋へ。ウーロンハイ、にんにく胡瓜、ネギチャーシュー、冷やしトマト、水餃子、麻婆春雨。おれならジュンク堂の古本市でJさんに勝てるのに、とSがうるさい。褒められると伸びるタイプだから、とJさんも酔っている。ふたりの酔っぱらいぶりがひどく、最近では一番飲み続けているのにまったく酔えず。へべれけなJさんをサクラホテルに送る。終電なく、雨も降り出したのでSとタクシーで帰る。東池袋セブンイレブンの前まで。買い物してS家に帰る。酔っ払ったSがまたうるさい。風呂場でシャワーを浴びたまま動かなくなっているのを無理矢理起こして寝させる。S家泊。

 

2月21日水曜日

雨。ごぼうネギごぼう天卵のうどん。Sはうどんを食べたあと、おなかすいたと言いながら、冷凍飯をチンしてかつおみりんをかけて食べている。昨日の3軒目まったく覚えていない、とS。Jさんも2軒目の途中から覚えていないそう。ネットが見れず。Sは休日、「ゴットオブウォー2」の手前のシーンに戻り細かくやり直している。しばらくするとネットも繋がり動画も見ている。絵。夜、買い物に行くため東池袋まで出るとグリーン大通りでタクシーとバイクの衝突事故。バイクのクラクションとその後のガシャンという大きな音。バイクが転がり、バイクの男は立ち上がり数歩歩いたがまた道に倒れる。目の前のすき家の店員が出て来て119に電話をかけている。周りの男たちが倒れている男をゆっくり引きずり道の端に寄せる。足が折れてると思うから、と周りの男のひとりが言う。しばらくしてなぜか消防車が1台来、消防署員が倒れている男のそばに駆け寄るところで場を離れる。セブンイレブンでスキャン、缶ビール買い飲みつつ東池袋マルエツへ。Sは二日酔いで今日は飲まず。買い物。本搾り飲みつつ帰る。事故現場のそばを通るとパトカーがとまり現場検証をしている。夕飯は、先日のKO会であまったマッシュポテトの素にピーマン玉ねぎハムを入れたポテトサラダ、KO会でasさんに教わったレシピで作った白菜の焼餃子。うまい。食べ足りないSはマルエツで買ったビヨンドウニ豆腐も食べている。麦チョコとはっさくを少し。「ゴットオブウォー2」の続きをやる。根気よくやると必ず先に進めるとわかっているがつらい。S家泊。

 

2月22日木曜日

雨。玉ねぎ人参セロリひき肉のミートソースパスタ。昨晩の餃子の包みきれなかったタネも混ぜる。水曜日のダウンタウン、見る。西池袋のドリームコーヒーが3月2日で閉店のニュース。Sは往来座へ。絵。夜、東池袋駅のATMで金をおろしてからマルエツへ。買い物。本搾り飲みつつ帰る。夕飯は、マッシュポテトの素とコーン玉ねぎツナで作ったポテサラ、以前nにもらった宮崎土産の辛麺。麺屋枡元のレトルト麺で韓国冷麺のような麺で辛うまい。Sは閉店後名画座手帳会議で帰らず。ずん喫茶、見る。12時過ぎ、S帰る。ru先輩、saさんと野球の話で盛り上がったとのこと。Sの夕飯は、ポテサラ、もらった気仙沼のかじき汁にネギごぼう人参を足した汁。食べながら、あ、水道栓しめ忘れた、と言い、食べ終わったあと、めんどくさい、と繰り返しながらまた店に戻っている。帰って来、「ゴットオブウォー2」の続き。S家泊。

コロナの冬 2月9日から2月15日

2月9日金曜日

晴れ。玉ねぎセロリブロッコリーひき肉のトマトソースパスタ。麺は昨日大塚で買ったフェットチーネの生麺。Sは往来座へ。やる気なく過ごす。夜、M家に寄り母にピーマンの肉詰めもらう。往来座へ。asさん、miくん、saさん。本搾り。asさんが作るシメが決まる。ローソン100で買い物。夕飯は、もらったフカヒレスープに春雨を足した汁、ピーマンの肉詰め、冷凍フライドポテトをトースターで焼いたもの。麦チョコを少し。飲み過ぎて早々に寝る。S家泊。

 

2月10日土曜日

晴れ。ベーコンブロッコリー舞茸しめじのクリームパスタ。麺はローソン100で買ったフェットチーネの乾麺。ぴらぴらしていてきしめんぽい。相席食堂、見る。Sは往来座へ。昼過ぎ、豊島屋でマフィンを買い、雑司が谷から副都心線新宿三丁目まで。高島屋そばの新宿NEWoManで開催中の岡本仁ブロデュース「PECCO GOOD STORE」へ。高島屋の並びの元長距離バスの待合室だったあたりにできたビル。出来たことも知らなければ入るのもはじめて。真ん中あたりのドアから入るとすぐ正面のスペースが盛岡の人たちの物販スペース。Tシャツを刷るKさんに挨拶。どこもかしこもものすごい人出。Tシャツも大盛況で今日渡す分は締め切り、配送受け取り分のみ受け付けてるとのこと。忙しそうなのでマフィンだけ渡し早々に立ち去る。雑司ヶ谷で本搾りを飲んでいるあいだに新宿渋谷原宿の景色がどんどん変わりもはやついていけず。明治通りに出、戸山公園まで歩く。陸橋から銭湯「金沢浴場」の四角い煙突が見える。陸橋を渡り椎木坂をおりて銭湯「金沢浴場」へ。大きなマンションの1階にある銭湯。入口右手にコインランドリー。正面入り口に「SENTO」と描かれたかわいい赤ちょうちんがさがっている。のれんは「銭湯のススメ〜都営バスで巡る編〜銭湯スタンプラリー」のもの。入ると左手に下足箱。引き戸をあけると正面にフロント。入浴代520円を払う。下足箱の鍵を渡すとロッカーの鍵をくれる仕組み。フロント左手に女湯ののれんがさがる。脱衣所。壁ロッカーに島ロッカーがひとつ、昔の体重計、昔のマッサージチェア。めずらしく流しがない。洗い場入り口左右の太い柱は変形ひし形のきらきらした小さいタイルで覆われておりとてもきれい。便所の床も白と黒のタイルが格子状に並んでいる。洗い場。左手に立ちシャワーがひとつ、両壁沿いにひとりずつ壁で区切られたカラン、真ん中に島カランが一列。正面奥の壁に、右から、ジェット、泡と床面が石、竹に覆われた小さな部屋のような湯船、の3つ。正面の壁に立派なモザイクタイル絵。下からスワンが浮かぶ湖、赤い屋根の家々が並ぶ丘、そのうえにアルプスのような山脈が描かれている。空にはなぜか大きな飛行機が2機飛んでいる。男湯との壁のうえにはかわった形のお城の塔がいくつか建ち、それを囲むように急角度の虹が覆っている。虹の色も赤から青までと緑系がなくかわっている。モザイクが湯船のすぐ上まで貼られているのもめずらしい。湯船のうえの壁には『金沢浴場新聞』が3枚並んで貼られている。VOL.1が金沢浴場の歴史、昭和39年創業、創業者は金沢とは関係なく新潟出身、昔は前に沢が流れており周りは水田で米イコール金から金沢になったらしい、いまは3代目が継いでいる。VOL.2が姉妹店、墨田区にある「さくら湯」「大黒湯」「黄金湯」の紹介。VOL.3が今年の年末年始の営業の出来事、31日は24持に閉めそれから4時間掃除、2時間仮眠して、また掃除、元日は10時から初湯で、来てくれるか不安だったが開けてみれば待つ人で行列が出来ていた、ととてもうれしそうに書かれており見ているだけでうれしくなる。もっと若い人が来てくれれば、と締められている。フロントで銭湯遍路に判子をもらう。金沢と関係ないんですねーと言うと、そうなんですよびっくりですよね、と店主。貼られていた新聞がとてもよかったと伝える。配布はしていないそう。フロントで缶ビールを買い飲みながら戸山公園を抜けて雑司ヶ谷まで歩いて帰る。途中、早稲田大学の前を通ると、入試期間中らしく警備員が門の前に立っている。S家へ。干していたこたつ布団を取り込む。夜、往来座へ。saさん。本搾り。恵文社からカレンダーが戻ってきたので往来座に出す。9時から不忍ブックストリームの配信開始。ゲストは緑の本棚さん。Bスポは花言葉を当てる、ふらわーぽえむ杯。Sとnの採点制。終えて、食べてみたかったシュクメルリ鍋定食を目当てに松屋へ行くが券売機で食券を買おうとすると販売中止の表示。席もほぼ満席なため出、吉野家に行くもこちらも満席、23時過ぎでどうなってんのと言いながら流れて富士そばへ。肉玉そばに温泉卵をトッピングして食べる。温かくて一息つく。nと別れ、Sと雑司ヶ谷に帰る。M家泊。

 

2月11日日曜日

晴れ。納豆ご飯。食堂アルバイトへ。大学は試験期間中。しばらく前から食器洗浄機が妙な水漏れをしているので、春休みのあいだに直して欲しいんですが、と訴えると、水が漏れてるだけですよね、いつからですか、もっと早く言ってください、直るかどうかわかりませんよ、と言われる。そんな今日で今年度のアルバイトが終わる。また来年度、とチーフに言って帰る。往来座へ行き、夕方からSと買い取りへ。家のそばまで車で行き、台車とオリコンをおろす。Sは車を駐車場に戻し、わたしはオリコンをのせた台車を押して家の前まで。Sが来たので作業開始。先日雪の日にまとめておいた本をオリコンに移し、買い取り漏れがないかチェック。土化した本の隙間から冬眠中のような虫が出て来、まだ眠いんですけどというふうにゆっくり本の隙間に戻っていく。車にオリコンと本を積み往来座に戻る。店に本をおろし缶ビール、今日が給料日だというnがおごってくれる。包装紙カレンダーを店頭に追加。大倉で明日のパクチーなど買い物。めずらしく誰も来ず、早々にS家に帰る。夕飯は、もらった大量の唐揚げにネギポン酢をのせたもの、ベーコン玉ねぎ人参ミックスビーンズのトマト汁。唐揚げ多すぎてめずらしくSが残す。「ゴットオブウォー2」続き。nから松屋のシュクメルリ鍋定食を食べている写真が送られてくる。熱々だそう。S家泊。

 

2月12日月曜日

晴れ。気持ちがいい。白飯にもらった温泉卵とのりをのせて醤油をかけた飯。今日たくさん食べたいから少なくていいと言っていたSは、飯をお替りし、温泉卵を3つ食べている。昼過ぎ、Sと鬼子母神前停留所から都電で王子駅前まで。便所に行きたくなり東武ストアで便所を借りる。祝日ですごいにぎわい。昔の休日のデパートの屋上に来たような懐かしさ。戻ってKOさん、n、u、asさん、ru先輩、Sと合流。みなで東武ストアで買い物。スーパー内の段差を見、元ボーリング場だったのではないかと推察する。ヨークストアでも買い物。本日のシェフasさんがスーパーのなかを食材を探しぐるぐる歩き回っている。アスカルゴに乗ろうと思ったが列がありあきらめる。元さくら新道だった脇道から飛鳥山公園を抜けてKOさんちへ。KOさんがトマトカリフラワーブロッコリーのピクルスとサラダ、nが豆腐サラダと鶏玉子大根の煮物、uが牛肉こんにゃくごぼう味噌煮込みいぶりがっこ入りポテサラ。わたしがミョウガの生ハム巻きとパ胡瓜を作る。asさんがシェフを、ru先輩がスーシシェフを努め、その場で白菜豚肉の焼餃子と水餃子、じゃがいものニョッキゴルゴンゾーラソース、イカ墨のリゾットを作る。リゾットには煮詰めたトマト缶を入れていてトマトの酸味がほどよくききうまい。餃子の白菜の茎が汁を吸っていてうまい。スーシェフラム酒がうまいと飲みだし途中からほぼ働かず。床暖房が暖かくて寝転がる。Sは額縁や大谷くんのポスターをまっすぐ貼る係りを務めている。両壁に椿と曇天画。赤い額がとても合う。謎の老師の健康法。昼から夜10時過ぎまで飲み続け食べ続ける。KOさんちを出、JR王子駅まで。田端経由で山手線に乗り換え池袋に帰る。ラム酒のボトルをもらったru先輩が生まれたての赤子を抱くように帰り道ずっと胸に抱えている。池袋でnと別れ、雑司ヶ谷組で帰る。S家に帰り「ゴットオブウォー」の続き。S家泊。

 

2月13日火曜日

晴れ。納豆ご飯。かつおみりんもかけて食べる。Sは納豆ふたつ卵ふたつにツナ缶を入れて食べている。Sは休日、布団に転がり動画を見るかブログを書くかしている。絵。よくある題材だがほぼはじめて描くものを描く。Sに見せると、固い、とのこと。あと100枚くらい描けばなんとかなると思う。夜、Sと缶ビール飲みつつ護国寺マルエツへ。買い物。すべてセルフレジになり店員は後ろから見ていて酒など買ったときだけ年齢確認ボタンを押しにやってくる。すみません17歳なのに、とS。店員が笑っている。本搾り飲みつつふだん渡らない歩道橋をふたつ渡って帰る。夕飯は、ごぼう人参春菊豚つくね鍋。王子の東武ストアで買った麦チョコを少し。はじめて見るパッケージで岐阜産。「ゴットオブウォー2」をやりドラマ「不適切にもほどがある!」1話目を見る。1話目のタイトルは「頑張れって言っちゃダメですか?」。頑張れって言っちゃだめなシチュエーションってこれじゃない気がするがどうなのか。Sは、面白い、と言いながらずっと笑っている。途中からミュージカル仕立てになる。S家泊。

 

2月14日水曜日

晴れ。暖かい。もらったキーマカレー。相席食堂、見る。平野区は再開発だろうか。マツコの知らない世界、見る。町中華オムライスの革命児としてサン浜名中華が出る。サンは親父のやっていた店、太陽軒、から。マスターがスタジオで作っている様子が流れ、特性デミグラスソースは納豆のタレとホワイトソースが入っているとのこと。まさかタレとは。Sは大市に出す本を縛りに往来座へ。絵。夜、ローソン100に寄ってから往来座へ。店番tとSに缶ビールとチロルチョコ渡す。すげーうれしい、とt。ふたりともその場で食べている。中国の若者ふたりがものすごく選んでカレンダーを2枚買ってくれたとのこと。うれしい。ハナマサ、ツルハで買い物。夕飯は、ごぼうレンコン小松菜豚しゃぶ鍋。汁はハナマサで買ったグリーンカレー味。眠くて早々に寝る。S家泊。

 

2月15日木曜日

晴れ。暖かい。春を越えて5月くらいの陽気。水曜日のダウンタウン、見る。吃音。Sは往来座へ。絵。夜、往来座へ。asさん、ru先輩、saさん。本搾り。食堂アルバイトのtさんにもらったチョコもつまみに食べる。なかからアルコールがどばっと出る。先日のKO会で餃子の皮が焦げたので焼き方をリベンジしたい、とasさん。ラム酒を飲んでから働いてなかったほんと反省してる、とru先輩。北海道旅行にヒートテックと間違って買ったエアリズムを着ていったがクィーンのライブで汗をかいたからちょうどよかった、このために着てきたのか、とru先輩。大倉で買い物。夕飯は、ごぼう里芋ネギ豚しゃぶ鍋。麦チョコを少し。「ゴットオブウォー2」続き。S家泊。

 

コロナの冬 2月1日から2月8日

2月1日木曜日

晴れ。暖かい。耳の違和感治らず。納豆ご飯。練馬区の銭湯「豊玉浴場」が今月末で廃業とのこと。食堂アルバイトへ。終えて、S家へ。掃除。疲れて転がる。夕方、HRさんから電話。恵文社に置いてもらっているカレンダーが2月6日まで延長される。夜、往来座へ。miくん、ru先輩、saさん、映画帰りのZA先輩。本搾り。桐島聡の生活を考える。うーやん、うっちゃん、音楽、酒場。桐島の指名手配写真の横の人も捕まる。miくんの初ZINE「季刊・災難 弟1号」が出来上がりもらう。nがコピー指南。朝日新聞の1面を使ったコラージュ形式。miくんのぶつぶつが貼られている。編集後記「今まで私が多大な迷惑をかけ、私に迷惑をかけることが一片たりとも出来なかった全ての人へ感謝と敵意を込めて。」ダーマトでサインもらう。ZA先輩、miくん、Sと東池袋のサン浜名中華へ。ウーロンハイ、餃子、ポテトフライ、メザシ、あんかけ焼きそば大盛り、チャーハン大盛り。今度「マツコの知らない世界」にここのオムライスが出るというのでオムライスの大盛りも頼む。デミソースでうまい。指を引っ掛けて倒しウーロンハイを自分の股間にぶちまける。冷たい。miくんと別れ、セブンで買い物してからZA先輩と雑司ヶ谷まで。このまま歩いて帰るとのこと。飲み過ぎたSがまたうるさい。S家に帰り濡れたジーパンを洗濯する。S家泊。

 

2月2日金曜日

曇り。寒い。納豆ご飯。Sは納豆ふたつ玉子ふたつにツナ缶を入れて食べている。午後エアコンの見積もり業者が来るため、Sは早めに往来座へ。K先生のスタンプ制作。夜、早めに池袋の三省堂へ。ガーデンものぞこうとエスカレーターのところまで行くと止まっている。1月31日でガーデンが閉店した旨の貼り紙があり、驚く。いつもと違うちょっとした食材や酒を買える便利な場所だった。往来座へ。asさん、ru先輩、saさん。お茶割り。ローソン100で買い物。夕飯は、ごぼう里芋小松菜鶏肉鍋。汁に、生姜、担々の鍋の素、辛さを薄めるために牛乳も入れる。「ゴットオブウォー2」続きやる。S家泊。

 

2月3日土曜日

晴れ。花粉で鼻水くしゃみ止まらず。母が作ったキーマカレー。Sは往来座へ。K先生のスタンプ制作続き。文字が小さく見づらい。夜、K会長宅に寄ってから往来座へ。POさん。お茶割り。スタンプの途中経過見せる。文字の小ささ、見づらさの改善策を練る。文字は書き直してもらう方向で決まる。KOさんに餞別いただく。活用したい。ハナマサで買い物。夕飯は、ごぼう人参小松菜舞茸油揚げ豚しゃぶ鍋。麦チョコを少し。飲みすぎて早々に寝る。S家泊。

 

2月4日日曜日

雨。ベーコン舞茸ブロッコリーのトマトソースパスタ。Mさんからショップカードが届いたとメール。夕方、書皮も届いたとメール。昨年からずっとやっていたことが一段落する。よろこんでもらえてとてもうれしい。やる気なく転がって過ごす。夜、往来座へ。miくん、saさん。本搾り。弦巻通りのまいばすけっとで買い物。夕飯は、セロリアボカド、まいばすで買った冷凍ポテトフライをトースターで焼いたもの、クリームシチュー。麦チョコを少し。風呂場に行く途中、Sが廊下に置いたオリコンにつまずき転ぶ。真っ暗なとこに置いたら見えないでしょー、と叫ぶとSがばたばたと降りてくる。膝が擦りむけ青あざができている。痛い。早々に寝る。S家泊。

 

2月5日月曜日

曇り。寒い。豚ひき肉玉ねぎ卵の親子丼もどき。昼過ぎから雪になる。往来座へ。S、nと近所に買い取りへ。雪なので本は運び出さず、物置のなかで仕分け作業のみ行う。猛烈に寒く、足先指先が八甲田山のよう。途中、区役所のファミマで休憩、カフェラテ飲んで温まる。足先にカイロも入れる。戻って夕方まで作業の続き。動線が出来、本が見やすくなる。往来座に戻り、缶ビール。夜になるにつれ雪が激しくなる。S、nと東通りの硯やへ。焼酎お湯割り、味噌きゅうり、じゃがバタ、菜の花のおひたし、しめ鯖、カキの天ぷら、唐揚げ、しめにとろろうどん。いつものおにいさんに、雪の中きてくれてありがとう、と言われる。nが締め切りなので早々に切り上げる。Sは往来座に戻り仕事の続き。わたしは雪のなか鬼子母神のまわりをぐるっと歩き写真を撮りながら帰る。雪がつもりつつある。近くで雷が鳴っている。M家泊。

 

2月6日火曜日

雨。納豆ご飯。昨晩の雪が道の端っこや屋根のうえに残っている。食堂アルバイトへ。大学は試験期間中で変則的に忙しい。終えて、往来座へ。ブツの値下げ。S家へ。Sは休日、ビリヤードに行っていておらず。やる気なく転がる。夜、ビリヤードを終えたSから電話。池袋北口の焼き鳥まさ樹へ。SとYくんがすでに飲んでいる。まさ樹は先日裏のゴミ捨て場が燃えたそうで、火事見舞い飲み会。生ビール、大豆、塩辛、大桃豆腐の冷奴、納豆じゃん菊芋、納豆じゃん玉ねぎ、じゃがバタ、白レバ、焼き鳥いろいろ。火入れしていない甘酒はアルコールを分解してくれるそうで、まさ樹では「武士のなさけ」という名でメニューにあり飲む前に食べることを推奨している。一口もらうと甘酒のつぶつぶが残っており、食べる、になるほどと思う。昔のビリヤード仲間ドカちゃん、ビリヤード屋の社長の墓がわからない。まさ樹のマスターの出身校をグーグルマップで見る。ドジャースに野茂がいたころで球場のそばに行くと大きな野茂の看板がいくつもあって、それで背中に野茂の入れ墨入れたんです、とマスター。タクシーで帰るYくんを見送り、Sと雑司ヶ谷に帰る。帰り道、昨日大変だったんだから、とS。店に戻って11時半まで仕事して、最後に便所に入ってから家に帰って、寒いからお風呂に入って、そしたら水道の元栓しめてないことに気がついて、また店に戻って元栓しめて、それから店の前を雪かきしたの、帰ったら2時半でまた寒くなってまた風呂に入って、とS。M家泊。

 

2月7日水曜日

晴れ。納豆ご飯。食堂アルバイトへ。終えて、往来座へ。tが郵便局に行っているあいだ店番。ツルハでマスクを買ってからS家へ。Sは休日、布団のうえでブログを書いている。今日は蟲文庫30周年記念日。SNSにお祝いのことばがあふれている。ショップカードも書皮も好評なようでうれしい。請求書の書き直し。インボイスはどうしますか、と聞かれることが増える。今のところやる予定はありません、と答えている。夕方、Sと副都心線雑司が谷駅へ。電車に乗り込むと同じ車両にuも乗り込んでくる。渋谷で降り、わけのわからない地下道を抜けてハチ公前広場へ。ハチ公と記念撮影をする人の列が出来ている。眺めているとnが来る。4人でセンター街からスペイン坂をのぼり元シネマライズだったWWWへ。北里彰久のライブ。年末の往来座大掃除のときにかけていたアルフレッド・ビーチサンダルのひと。気になりみなでライブに行くことになった。はじめての道を歩くときのようでわくわくする。早く付きすぎたため、新しくなったパルコを外から眺め、ハンズをちらっと見、またWWWに戻る。入場して、ハイネケンハイボールハイボール。元映画館だったので段々が大きくて舞台がとても見やすい。ゆるゆると気持ちのいい声。客席から小さな子どもが、パパー、と舞台に向かって手を振っている。終えて、宇田川町の兆楽へ。瓶ビール、焼売、餃子をみなで分け、しめはルースーラーメンとチャーハンのセットを頼む。ルースーは青椒肉絲みたいなあんかけ。Sがチャーシュー麺にチャーシュー単品を追加しているのを見、店員たちが笑っている。常ににぎやかでとても明るい。タワレコの横からミヤシタパークの下を抜け明治通りへ。昔は大きなけやきが茂っているのが下の道からも見えたが、いまはつるつるした商業ビルがのぺっと広がり見る影もない。近くの公園に入ると、どこかで見たような公衆便所があり、これ例の便所なのでは、とみなで見学する。けっこうでかい便所なのに女便所がひとつしかなく埋まっているので入れず。明治通りを冷やかしつつ明治神宮前駅へ。副都心線でnは池袋まで、われわれは雑司が谷まで。S、uと雑司ヶ谷に帰る。柚木沙弥郎さんの訃報。M家泊。

 

2月8日木曜日

晴れ。納豆ご飯。食堂アルバイトへ。再来週で今年度のアルバイトが終わるはずだったが、客の入る見込みがないそうなので出なくてよくなる。あと1日だけ出て今年度の食堂アルバイトが終わる。終えて、往来座へ。Sはエアコン業者に見積もりの電話をしている。KOくんから、偶然岡山にいました、と蟲文庫で買った本の写真が送られてくる。S家へ。思い立って美容院に電話。夕方、東池袋三丁目から都電に乗り大塚へ。ブックオフを見るも探している漫画はなく。少女漫画の棚がほぼなくなっていることが毎回悲しい。予約した美容院へ。結べる長さ前髪短めでカットをお願いする。さっぱりする。終えて、なかがわ製麺へ。フェットチーネ3玉と冷凍餃子買うと、おまけで賞味期限が間近の餃子の皮もらう。大塚駅の反対側の山下書店へ。ここでも探している漫画見つからず。道を歩く男女が、こういう本屋っていまどきめずらしいよね、と通り過ぎていく。たんぽぽハウスで古着のコートを買う。840円。さっき買った冷凍餃子よりも安い。歩いて雑司ヶ谷に帰る。S家で洗濯、掃除。夜、往来座へ。蟲文庫から荷が届いている。ショップカード、書皮、缶ビール、本搾りうれしい。ちょうどいた名画座手帳編集部と乾杯。みなにショップカードを渡す。saさんが買ってきたポテトチップスを貪り食べる。ファミマで買い物。夕飯は、セロリポン酢和え、大塚で買った餃子、先日作ったごぼうしめじ大根人参豚肉汁。Sは食べ足りないと言いながら冷蔵庫を見、納豆のパックを食べている。麦チョコを少し。「ゴットオブウォー2」の続き。夜中タマ(猫)が吐いている声で目が覚める。S家泊。

蟲文庫30周年 ショップカードと書皮

倉敷の蟲文庫さんは2024年2月7日で30周年をむかえます。記念のショップカードと書皮に、絵を描かせていただきました。ショップカードの絵は、蟲さんの希望で枇杷を描きました。枇杷蟲文庫の裏庭の石垣のところに生えている植物のひとつです。書皮は、文庫新書用のA4サイズが消しゴム判子で作った苔模様、単行本とラッピング用のA3サイズはオイルパステルで枇杷や苔をイメージした模様を描きました。

昨年「百椿図」の展示で久しぶりに蟲文庫を訪ねたさい、30周年記念の話になりました。ショップカードのほかになにを作ろうかと考えたときに浮かんだのは、ときどき蟲さんがSNSにあげる、倉敷や岡山にあった本屋や古本屋の書皮の写真でした。古本屋にはいまはなくなった本屋や古本屋の書皮が、買い取りした本に巻かれて入ってきます。本はずいぶん長生きなので、50年後100年後、誰かの本棚からどこかの古本屋へ、蟲文庫の書皮が流れ着くかもしれません。そんな夢を形にしました。

倉敷へ行かれるかたは、ぜひ蟲文庫にお立ち寄りください。蟲文庫の書皮を巻いた本たちを、本棚のお仲間に入れていただけたらうれしいです。

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蟲文庫

710-0054 岡山県倉敷市本町11-20

おしらせ | 古本・倉敷 蟲文庫

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