断片日記

断片と告知

2007-11-01から1ヶ月間の記事一覧

空から降り注ぐもの

鬼子母神にある樹齢600年の大公孫樹(おおいちょう、と読む)の紅葉が見事です。まるで金の砂が空から降り注いでいるようです。桜も欅も紅葉はきれいですが、黄金色に染まる公孫樹はまた特別ですね。 友人tricoterさんの素敵な試み。ブログでこんなことをす…

着ぶくれ

冬にはじめて会った人は私のことを体の大きい人なんだと認識するらしく、夏に再び会うと「あれ?」という顔をする。それくらい冬はいつも着ぶくれしている。寒がりなくせに暖かい服を持っていないので薄い服を何枚も重ね着し、結果、昔のロボットの様に丸い…

ホルモン

次回「ウィークエンド・ワセダ」と古書往来座「外市」のチラシ印刷。今日の印刷メンバーは古書現世の向井さんと、立石書店の牛さんと、リコシェの阿部さん。とりあえず印刷室に荷物を置いて、近くのかえる食堂さんで腹ごなし。たらふくカレーを食べ、シフォ…

かわいいあの子

代官山のギャラリーイッツへ。森田春菜さんと小原聖子さんの「土片・金片」展を見る。日用品として作られたものではなく、形の面白さを追求した2人の作品。用途不明な不思議な土片と金片。一番好きだったのは、天井から吊るされた金片のカケラ。お寺の装飾の…

いわし雲

今日のいわし雲はすごかった。この秋、一番なのではないか。立替中のひばりが丘団地の芝生の上のベンチでオリジン弁当を広げながら空を見る。おにぎりを食べ、空を見、肉じゃがを食べ、また空を見る。見上げるたびに形が変わる。空を見ながらお弁当を食べる…

脈々

はじめて行くギャラリーはいつも少し緊張するけれど、青山の路地の奥にある小さな庭に面した建物を見た瞬間、ここはいいギャラリーに違いないと直感する。セツという名の絵の学校に行っていた時の恩師、星信郎先生の「水彩画展」を見る。吹き抜けのある気持…

落合斎場

家のすぐそばに霊柩車の車庫がある。派手派手な車から遺族を運ぶマイクロバスまでいろいろ停めてある。「お葬式で落合斎場まで行く」と運転手さんに話したらちょうど落合まで行くって言うから乗せてくれるってさ・・・と母。そうゆう車をタクシー代わりにし…

豊川浴泉

いろんなことがあり過ぎると、かえって何も書けなくなるのはどうしてでしょう。全部書くと濃すぎるからでしょうか。 本日「はらっぱ市」無事終了しました。ご来場のみなさま、差し入れを持ってきてくれたネギさん、Y&Nさん、瀬戸さん、ありがとうございまし…

はらっぱ

明日は谷中の「貸しはらっぱ音地」での「はらっぱ市」。谷中にある小さな原っぱでのフリマです。古本と古着を少し持って行きます。そして店番を誰かにまかせ、谷中銀座にコロッケかメンチを買いに行き、天然酵母パンの間にはさんでむしゃむしゃ食べ、ビール…

My Favorite Things

京王線に乗って新宿から8つ目、芦花公園へ。世田谷文学館で「植草甚一 マイ・フェイヴァリット・シングス」展を見る。原稿用紙の字がでかい。好き。声がよぼよぼ。いい。手書きのハガキ。貰ったひとが羨ましい。「ビル・エヴァンス研究でとてもいいのがジャ…

だるま

小学校の校舎というものは、暑い時にはひたすら暑く、寒い時には死ぬほど寒いように出来ているのか。小学生の頃の冬、教室に入って机に座っても手がかじかんでしばらくの間うまく鉛筆が持てなかったのを思い出す。そして今、そんな日々を思い出すような場所…

エディ

先日、郵便局に通帳とキャッシュカードを作りに行った。申込書に必要事項を書き込んでいくと一番下の欄に「はい・いいえ」で答える質問事項がいくつかあった。キャッシュカードにデビットはつけますか、生体認証機能はつけますか、など。余計な機能はいらな…

昼本市でした

まったりと1日、昼本市でした。今日の飲み代を稼ぐため、30センチの隙間に来ていきなり退屈文庫を開店した退屈君。面白すぎ。ネギさん、アマノさん、向井さん、忙しいのに遊びにきてくれてありがとう。イラスト同業者の伊藤さん、「頭」の文字の木製の判子あ…

明日は西荻へ

明日18日は、西荻窪の昼本市。もう恒例ですね。古本、エスニックご飯、そして酒、とこの世の天国です。ありがたいことです。寒くなるかもしれませんので、厚着して遊びに来てください。そして昼から飲んだくれましょう。ビバ・昼本市。 第4回昼本市日時・・…

盛りだくさんな1日

上野の国立博物館で「大徳川」展を見る。タイトルに「大」がつくと、松本零士の貧乏漫画を思い出す。この展示とのギャップが少しおかしい。展示品はこれでもかというくらい豪華絢爛。何百年も前の品だとは思えないほどの保存状態でどこもかしこも金ぴか。水…

うまい野菜はうまい

昼過ぎ、かえる食堂さんへ。今日はキーマカレーを食べる。キーマなのに野菜がたくさん入っている。これは大根?カレーに大根?「サンツァイ平気ですか?」平気です。「じゃぁ、いっぱい入れますね」と言われたものの、スパイスと調和していてあの癖のある匂…

だめ連

タダ券をいただいたので漫画喫茶に行く。何をどうしていいのかよくわからない。とりあえずジュースはタダらしく、でもビールはないようで。入ってすぐ正面にあったお薦め棚からめぼしい本を抜いて、個室に篭る。たくさん人がいるはずなのに、気配がしない。…

老年期

秋晴れの日が続く今日この頃。ぼーっと散歩する日々。こんな人生でいいのでしょうか。 今日の読書「夫婦善哉」パンク、ですね。

遠くへ行きたい

天気もいいし、久しぶりに海も見たいし、これはどこか遠くへ行かないといけないなと思い、あまり遠くないけど横浜へ行く。みなとみらい駅で降り、近くなったり遠くなったりする海を横目で見ながら散歩する。久しぶりの山下公園からの海。水平線は見えないけ…

源の湯

東久留米駅から徒歩3分の銭湯「源の湯」へ。ビルの1階にある今時の銭湯。フロントでお金を払うと、下足札と交換に脱衣所のロッカーの鍵をもらう不思議なシステム。脱衣所も洗い場も派手な飾りは一切なく、とてもすっきりしている。湯船は3つ。1つは、ガラス…

まことちゃん

風邪が治りません。鼻水がたれて困ります。定期的にすすって歩いています。今期の鼻水は右鼻穴から出るようです。考えてみると、鼻水は両方の鼻穴から一度に出ることはないような気がします。やはり両方から出ると、息がつまって死んでしまうからでしょうか…

11月9日は「わめぞ記念日」

去年のこの日、池袋西口の蘭蘭で中華料理を食べたのが全てのはじまりでした。まさかこんなに親しく長く関係が続くものとは、思っていませんでした。楽しく飲んでまぁまたそのうち・・・、で終わるものと思っていました。それが2ヶ月に一度は顔を合わせ、雑司…

隅田川

両国へ。江戸東京博物館の「文豪・夏目漱石-そのこころとまなざし-」展へ。ものすごい混んでいる。おば様の頭越しに直筆原稿を見、おじ様の肩越しに直筆手紙を見る。「道草」とか「硝子戸の中」とか橋口五葉のデザインした「吾輩ハ猫デアル」とか、昔の装丁…

大阪のみなさん、こんにちは

アトリエに寄ってから、久しぶりに原宿へ。秋晴れで気持ちがいい。背中がぽかぽかする。歩きながら寝そうになる。 オーパギャラリーで長谷川あきこさんの個展「はれたら ぎんのすず あげよ」を見る。長谷川さん、見るたびにうまくなっていく。描かれている子…

被害妄想

みんなが自分に向かって咳をしながら歩いているような気がする。あっちから来る人も、そっちから来る人も、私の周りを歩く人は、みんな風邪をひいているような気がする。心がそう思った時点でもう負けている。体のあちこちを病魔に侵されている。 風邪をひき…

気持ちのいい悪口

昨日のトークショーを考える。この世の中には、悪口のうまい人と、そうでない人の2種類がいる。うまい人の悪口は、真剣でばっさり切られたような爽快感と笑いがある。そうでない人の悪口は、べったりとして気持ち悪く、それを聞いた日は、酒はまずいは、飯も…

外市2日目

今日は塩山さんと内澤さんのトークの日。満員御礼。ありがとうございます。ここには書けないダークなネタで、笑いっぱなしの2時間でした。はじめて見たホモ映画「パレード」にも衝撃を受けました。ケツ割れブリーフとか・・・。まだまだ知らない世界があるも…

外市、初日

第5回外市、初日。あれ?あれ?あれ?というくらいお客さんの数が多い。旗日だから、晴れたから、それとも外市がみんなに認知されたから?ありがたいことです。外市は明日4日まで。補充もありです。いろいろ書きたい事はあるのですが、酔っ払ってしまっても…

3日4日は外市へ

さて、外市です。早いもので5回目です。明日明後日は奇跡的に晴れるようなので、お散歩のついでに「外市」へ。近くの東京音楽大学も100周年記念の芸術祭をしています。偶然ですが、同じ日です。音大の前の道をそのまま歩くと都電の線路に出ます。都電に乗っ…

I LOVE YOU,OK

いつも矢沢永吉が流れているラーメン屋があって、勝手に「永ちゃんらーめん」と命名し、妙に癖になる味噌ラーメンと辛いラーメンを食べに1ヶ月に1度くらいの割合で通っていた。ある日を境に、永ちゃんが流れなくなり、麺の盛りが少なくなり、山のようだった…