断片日記

断片と告知

2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧

閏年

閏年と書いて、うるう年です。今日まで気づきませんでした。 で、明日は古書往来座「外市」です。搬入しつつ、搬入後も飲んだくれて、ちょっと酔っ払っておりますが、一言で今日の感想を言えば、負けた、以上です。みんな良い本出しすぎ。安すぎ。何なの。勝…

迷い道

目黒から代官山まで散歩。気温は低いけれど日差しが暖かで、歩いていると背中がポカポカしてくる。あまり考えずに大通りと路地を行ったり来たりする。山手線の中ならば、どんなに無茶な方向に歩こうと、必ずどこかに線路か駅が出てくるので、心細くはない。 …

貧乏暇なし

今度の土日は古書往来座の「外市」だというのに、何も仕度をしていない。本はいくつかあるけれども、少ない気がする。このままでは売上勝負に勝てない気がする。前回、福井さんに勝てたのはやはりまぐれか。 コトコトという京都の版元さんが出している「らく…

浮気は楽しい

オイルパステルから水彩絵の具に浮気して、早数日。楽しくて仕方がない。チラチラとオイルパステルの方を見て、気にしたりして。でも水彩絵の具の方が今は楽しくてやめられなかったりして。このまま浮気が本気になる日は来るのか。それとも元の鞘オイルパス…

食いだおれ

有楽町線に乗って月島へ。スーパーの2階にある銭湯「月島温泉」へ。入り口が目立たず一度通り過ぎ、商店街はずれの酒屋さんに聞いてやっと発見する。今まで行った銭湯の中で1番小さい。脱衣所も洗い場も小さく、その狭い場所におばちゃんたちがうわーんとい…

白梅

本日も強風。砂混じりの風が舞う。鼻をかむとチリ紙が黒くなる。口のなかもじゃりじゃりする。洗濯ものも干せないし、こんな日曜日は困ったものだと思う。日なたの梅が満開なのが唯一の救いか。

砂まじり

イラスト同業者の瀬藤さんと散歩。リムアートで素敵な古い画集をたくさん見て、ホンマタカシさんの山の写真も見て。恵比寿から青山まで歩こうとして、あまりの風のすごさに断念して。空を見ると渋谷の空が黄色く煙っていて。これはもしかして黄砂なのかと思…

倦怠期

音の台所さんとかえる食堂に行く。こうして何度もかえる食堂のことをここに書いているので、みんな気になるらしい。2人でみどりのカレーを食べ、シフォンサンデーを食べ、お茶を飲む。ここのところ3日連続で通っている。それでも飽きない。おいしいものは、…

サクラカラー

アトリエで用事をすまし、某所でミニ会議に出席し、やっぱり疲れて夕方かえる食堂でお茶をする。スパイスティとシフォンサンデー。サイコロ状に切ったシフォンケーキの上に生クリームとキャラメルのアイスがのっている。甘すぎず、でもこってりしていて、と…

水彩画

ちょっと風邪気味だったので、かえる食堂でみどりのカレーを食べる。辛口にしてもらう。頭が少しすっきりする。 アトリエで絵を描く。個展とグループ展が近づいてきたので、何かと忙しい。昨日までは真っ黒い絵を描き、今日は水彩の絵を描く。水彩画は学生の…

口裂け女

目白のポポタムで「花といきもの」展を見る。丸木スマさんの絵、すごくいい。黒猫の絵、ものすごくいい。土に足をつけて生活している人の描いた絵。こうゆう絵が描きたいと切実に思う。 ポポタムで例のブツを2冊買う。そのうちの1冊を、古書現世の向井さんに…

いろはのいの字

色川武大さんの小説をぱらぱらと読んでいる。夜寝る前に読むと何故かたくさん夢を見る。もろもろとした出来事が夢の中で起こり、それを朝起きたときもよく覚えている。ナルコレプシーの影響が、読んでいるこちらにも降りかかるのだろうか。死んだはずの父親…

銭湯で古本を

ひばりが丘の銭湯「みどり湯」に行く。明るいうちに空を見ながら入る露天風呂は最高に気持ち良い。薬湯はレモングラスとグレープフルーツの縁日のカキ氷のレモン味のようなまッ黄色のお湯で精神のバランスを整えてくれるらしい。めでたい。最近は、この「み…

西日

サンシャインのそば、豊島区の中央図書館に寄ってからアトリエに行く。この周り、図書館が出来てから明るくなった。高速道路の高架のある寂しい通りだったのに、今はカフェが出来たり、美容院が出来たり。その中でも1番賑わっているのが、ラーメン屋の大勝軒…

散歩日より

音の台所さんと谷根千を歩く。スタート地点は、上野の子ども図書館。チェコの絵本の展示を見たり、喫茶で本日のAランチを食べたり。驚いたのは資料室で、なんと漫画がある。こち亀、コナン、あさりちゃん、なんかの最新号が普通に棚にある。読みたいと思って…

春の兆し

明るい時間にアトリエに入り絵を描いて描いて描いて、ふと外を見るとまだ空が明るい。ちょっと前までは、描き疲れて顔をあげると外はいつのまにか真っ暗だった。陽が長くなった。春はもうそこ。

午前様

アトリエで1日ぐずぐずとして、夕方からもりもりと早稲田に行く。早稲田の居酒屋でわめぞのイベント会議。会議らしく話し合っているのは、旅猫雑貨店の金子さんと立石書店の牛さんくらいで、それ以外の人々はいつもと変わらぬ飲んだり食べたり。みんな家が近…

貧乏性

定食屋さんやラーメン屋さんで、ご飯大盛り無料、お替り自由、などと書かれていると必ず、じゃぁ大盛りで、すみませんお替り、とやってしまうのは貧乏性以外のなにものでもない。食に困った子供時代を過ごしたわけでもないのに、このみみっちさはなんなのだ…

日陰の雪

Aさんとお昼ご飯を食べながら作戦会議。アトリエに場所移してさらに作戦を練る。どうなるかは解らないけれど、実現したらなかなかおもしろいと思う。 東京で雪が降るのは珍しい。その珍しいことが先週何度かあった。残雪が町の日陰のあちこちに白く残る。昨…

ゆず胡椒

いつも行くかえる食堂さんに大量の自家製ゆず胡椒をいただいた。名前から想像してゆずと胡椒で作るのかと思っていたら青唐辛子で作るとのこと。たまに小さな瓶詰めを買って食べていたのに、そんなことも知らなかった。手づくりのゆず胡椒は、しょっぱくて辛…

期待しない

東京駅と有楽町の間にあるT-BOXというギャラリーで「モルテザーと怪獣」展を見る。壁に飾っていないファイルの中にあった象の絵に1番こころ惹かれる。よぼよぼの鉛筆の線とぽちぽちとした水彩絵の具で描かれた水玉とへんてこな象の顔と鼻と足。見ていて飽き…

シャワー系

夕方、某古本屋でおもしろいタイトルの本を見つけた。「シャワーブック」INAXが昔出版していたもので、中を見るとシャワーの歴史から有名人のシャワーと私みたいなエッセイまで図版入りで紹介している。これは外市仲間の晩鮭亭さんにぜひともプレゼント、い…

切手シート

今年いただいた年賀状を見ながらお年玉くじが当たっているかどうか確認する。切手シートが3枚当たっていた。その内の1枚は昨年もふるさと小包が当たったHさん。Hさんは高校の同級生で、卒業して20年くらい経った今も時々会い2人でお酒を飲んだりする。自堕落…

おいしい1日

昨年11月のブックカバー展でお世話になった大阪の雑貨shop cocoaさんが東京にやってきた。いつもブログに書いているカレーが食べたいというメールをいただいたので、池袋で待ち合わせてかえる食堂へ行く。一緒にみどりのカレー辛口を食べ、食後はシフォンケ…

もったいないね

いろいろ銭湯に行っている割にスタンプラリーが埋らないのは、気に入った同じ銭湯に何度も行くから。 目白台の銭湯「月の湯」へ行く。昭和8年につくられたこの銭湯、たぶんどこもかしこもほぼ当時のままの姿。外観は古いのに、中は改装してハイテクお風呂に…

気になる言葉

先日、エンテツさんこと遠藤哲夫さんと飲んだ時に「人が死ぬとかそうゆうことじゃなくて、日常の中で悲しいことってあるだろう?ないのか?」と聞かれて何も答えられなかった。それから数日、頭の中をこの言葉が何度も往復する。でも何も思いつかない。苦し…

東京の雪

東京の雪というものは、夜遅くまで飲んだ帰り道ふと空を見上げなんだか白い灰みたいのが舞っていてもしかして雪かもと思いつつもそのまま家に帰って寝て朝起きてみればぴかーんと空は晴れ渡り朝のニュースで昨夜遅く東京で雪が降りましたなんてぐらいがいつ…

みどりのカレーで活力を

午前中からアトリエでごそごそと作業をし、昼過ぎ要町通りまで出てAさんと待ち合わせ。一緒にかえる食堂でみどりのカレーを食べる。食後はシフォンケーキとスパイスティーでゆっくりお茶をする。今日のカレーには水菜が入っていて、シフォンケーキはレモンと…

団地と公園の町へ

西武線に乗り、大江戸線に乗り、光が丘へ。地下の駅から地上に出てみると、視界に入るものは全て団地という不思議な町。小さな家やアパートや商店が一切ない。生まれてこのかた、こんなに団地を見たのはたぶんはじめて。圧巻である。今日は1月にこの町に引っ…