断片日記

断片と告知

2008-05-01から1ヶ月間の記事一覧

はたはた1日目

はたはたワークショップ、1日目。朝から夕方まで豊島区の生活産業プラザに篭る。参加する子供たちに、旗の説明をし、今回のワークショップのテーマの虹の説明をし、じゃぁやってみようか、と旗に絵を描かせる。べちょ、っというか、どん、というか、子供た…

広げる

明日からの「はたはたワークショップ」の仕度の1日。ワークショップで使う、梱包した荷物をアトリエから車で運び出す。運ぶ先は、豊島区の生活産業プラザ。の地下1階。荷物を広げ、養生シートを広げ、絵の具を広げ、はたを広げ。いろんなものを明日のために…

夜の顔

町には、昼の顔と夜の顔があって、同じ町、同じ道を、同じように歩いても、時間によって違う顔を見せてくる。昼間、ただの住宅街だと思って歩いた場所が、暗くなってからの帰り道、赤ちょうちんが灯り、ネオンが点滅し、この町はこんなに派手な顔をしていた…

沖縄会

Oさんから、かえる食堂に行きたい、とメールをもらう。昼過ぎ、西池袋の東武前で待ち合わせて、一緒にかえる食堂を目指す。Oさんは野菜カレーとシフォンサンデー、私はみどりのカレーとマンゴアイスのシフォンサンデーを食べる。食べながら、ポツポツと近況…

揺らぐ線

アトリエで絵を描いて、宅急便で荷物を送って、旅猫雑貨店に寄って、次回「外市」のチラシ絵を金子さんに渡して、新しく出来た地下鉄雑司ヶ谷駅の入り口を見て、本当に雑司ヶ谷に駅が出きるんだ、と不思議な気持ちになりながら、目白まで歩く。 山手線に乗っ…

木の桶

どこに行こうかな、と銭湯マップを開く。できれば行ったことの無い場所、普段行かないようなところ、に行ってみたい。23区別の銭湯の紹介とその横の小さな写真を見ながら考える。木の桶を積んでいる銭湯の写真が目に入る。プラスチックの、ケロヨンの、牛…

最近のゾンビ

久しぶりにゾンビの出てくる映画を見ました。最近のゾンビは走るんですね。せめてゾンビくらい、ゆったりと落ち着いていて欲しいものですが、そうも言ってられない世の中なのでしょうか。走りながら襲ってくるゾンビは確かに怖いのですが、昔のゾンビの方が…

雨の沖縄

夜、新宿へ。カウンターに座り、開けっ放しの入り口から入ってくる風に吹かれながら、雨の音を聞きながら、沖縄料理を食べる。オリオンビールをぐいっと飲んで、海ぶどうをぷちぷちと食べて、ちょっと卵を炒め過ぎたゴーヤチャンプルーを食べて、ダシ汁のお…

食えば治る

朝起きると、体のだるさ、喉の痛み、頭痛、微熱、と見事な風邪の症状。嫌な汗がじっとりと出ている。 夜は、日出優良商店街の日の出会へ参加する。今日も、部屋の真中に台所のコンロを引っ張り出しての豪快な豚しゃぶ。おいしい豚肉は、日出優良商店街の「な…

はたはた準備

午前中からアトリエへ。アトリエ同居人Mさんと、アシスタントのHさん、そして私の3人で「はたはたワークショップ」の準備をする。お昼は3人でかえる食堂。そしてまた準備。準備がほぼ終わった夕方、「はた」に絵を描いてみる。大きな筆で、何も考えずに大…

西日

朝起きると、ものすごく喉が痛い。昨日の、飲み過ぎしゃべり過ぎ、のせいか。とりあえず風邪薬を飲む。効いているんだか、効いていないんだか、よくわからない。 散歩する。早稲田大学の古本市をのぞき、目白を歩き、西池袋のアトリエまで。閉めきったアトリ…

出版記念会

Aさんに誘われ、扉野良人さんの「ボマルツォのどんぐり」出版記念会にお邪魔する。場所は、高円寺のコクテイル。時間は夜7時から。雨も止み、気持ちよく晴れてきたので、高円寺まで歩いて行こうと思う。 目白、高田馬場、小滝橋、東中野、中野、高円寺と歩…

はたはたワークショップ

東急ハンズで買い物をし、世界堂で足りないものを買い、さらに100円ショップで残りの買い物をする。アトリエに買ったものを運ぶ。この買い物は全て5月末から行われる「はたはたワークショップ」で使われるもの。 「はたはたワークショップ」はアトリエ同…

ここにいる才能

映画「めがね」を見た。前作「かもめ食堂」よりも「めがね」の方がいいと思ったのは、そのロケ地、与論島が大好きな場所だから。はじめに与論島に行ったのは20代半ば、女友達と、どこか島に行きたいね、と決めたのが与論島だった。沖縄のすぐそばで、石垣よ…

埋立地

招待券をいただいたので、東京ビックサイトで行われているデザインフェスタを見に行く。昼過ぎに着くと、すごい人と、すごいブースの数で、会場が、わーん、としている。とりあえず端から見ていく。足を止めてまで見たいと思う展示は少ない。参加している人…

おとえ、の打ち上げ

昼は、かえる食堂でみどりのカレー。 夜は、四谷三丁目のビストロで音の台所さんと「おとえ」の打ち上げ。お腹を空かせるために、西池袋のアトリエから四谷三丁目まで歩くことにする。いつもは明治通りをまっすぐ南下するのだけれど、今日は路地裏を歩いて行…

永ちゃんらーめん、再び

以前書いた、永ちゃんらーめんの話。2007-11-01 - m.r.factory そして、永ちゃんらーめん、その後の話。 さらば永ちゃんらーめん、と書きつつも、実はその後も通っている。しばらくの間、足は遠のいていたものの、またあの味が恋しくなり、数ヶ月ぶりに行っ…

女優たち

女優の本ばかり読んでいる。高峰秀子さんの「わたしの渡世日記」を読み、沢村貞子さんの「貝のうた」を読み、そして今、また高峰秀子さんの「にんげんのおへそ」を読んでいる。女優さんの書く文章は、おもしろい。赤裸々で、思い切りが良くて、あけっぴろげ…

お化け屋敷

台風が来ているらしい。5月の半ばに台風なんか来るのだろうかと訝しがってみても、テレビの天気予報の画面に大きな雲の輪が1つ。 小学校時代の友人Uちゃんと水族館にいる夢を見た。水族館に居るはずが、何故か途中からお化け屋敷になっていた。真っ暗な道を…

雲のうえ

古書往来座で「雲のうえ」第7号をいただく。近所の古本屋さんで、北九州市のPR誌が手に入るのは本当にありがたい。この「雲のうえ」のお陰で、角打ち(立ち飲み屋)、製鉄所、市場など、今まで知らなかった北九州の文化を、東京に居ながら知ることができる。…

夜鳴く鳥

夜、林の横を通ったとき、ホウホウ、と鳴く声がする。これはもしかしたらフクロウかしらと、声のする方、木々の間を睨んで見るが、暗くてよく解らない。姿は見えないのに、ホウホウと鳴く声だけは、その林からかなり離れた場所まで響き渡り、1人暗い道を歩…

海の底

深いプールに落ちたとして、どんどん沈んでいっても、床に足さえつけば蹴り上げて水面に浮上することが出来る。でももしこれがプールではなく、マリアナ海溝のようなところだったら、いつまでたっても落ちていくばかりで、足は永遠に底につかず、一生浮上す…

日の出会

川口へ。川口市立アートギャラリー・アトリアで「マイ・アートフル・ライフ 描くことのよろこび」展を見る。塔本シスコさん、丸木スマさん、石山朔さんの3人展。シスコおばあちゃんは50歳になってから、スマおばあちゃんは73歳になってから、朔おじいちゃん…

石鹸

久しぶりに目白台の銭湯「月の湯」に行く。お湯につかりながら銭湯全体をぼんやりと見渡す。あの4月の古本市が嘘のように感じる。 洗い場で乾布摩擦のように手足を手拭いでこすっていると、隣で体を洗うご婦人に「お使いになりませんか。」と石鹸箱を差し出…

隙間かぜ

朝から頭が痛い。ここ数年、季節の変わり目の4月のはじめ、毎年風邪をひいて数日寝込む。それが今年なかったのは、忙しすぎて、ここで倒れたら全てが台無しという状況の中で、力で捻じ伏せたからに違いない。個展、グループ展、古本市の全てが終わり、さて次…

初心に戻る

元来、何事にも中途半端な性格なもので、しばらくダメ女で生きようと昨日誓ったばかりなのに、それさえも全うできません。外の陽気に、つい誘われて、つい散歩などしてしまいます。 原宿のデザインフェスタギャラリーへ、中川貴雄君の「ママゴト」展を見に行…

立夏

暦の上では今日から夏なのですが、涼しく暗い1日でした。そのせいかどうか、1日なにもする気がおきませんでした。遅く起きて、ダラダラとテレビを見て、夕方からアトリエに行って、アトリエに行っても絵を描くわけでもなく、近所の図書館から借りてきた漫画…

王子と乞食 その2

「外市」2日目。ぱっとしない天気。心が晴れないのは天気のせいか、王子様に負けているせいか。昨日の王子様との売上の差、7000円。この差は、ちょっとやそっとでは縮まりません。手製のブックカバーなどを出して対抗してみましたが、結局、2000円の差を残し…

遠くへ行きたい

第8回古書往来座「外市」の初日でした。王子様に乾杯、ではなく完敗でした。明日はどうなるか解りませんが、今日のこの差を埋めるほど追加分がありません。どうしていいか解りません。手製のブックカバーなどを売ろうと思うのです。手製の版画のポストカード…

王子と乞食

明日3日は、古書往来座「外市」です。どうやら昼過ぎまで雨のようですが、雨天決行なのでへっちゃらです。自分の古本を、自分の棚に詰めます。やはり一箱が終わった直後なので、冊数が少ないです。これで「古書文箱」さんに勝てるのでしょうか。夜、ちょっと…