断片日記

断片と告知

2010-04-01から1ヶ月間の記事一覧

明日は外市

明日、5月1・2日は、古書往来座の外市です。お陰様で20回目になりました。メインゲストは、京都のオンライン古書店「古書ダンデライオン」さん。そして局地的に有名な愛知県犬山市の「五っ葉文庫」 さんが参戦します。ま、楽しいです。本当に。 「外、行く?」…

一箱古本市を歩く

古書往来座の瀬戸さん、『HB』の橋本くん、王子と待ち合わせ、池袋から山手線に乗り日暮里まで行く。今日は、不忍ブックストリートの一箱古本市の1日目。谷根千の町のあちこちに古本がぎっしりつまった箱が並び、その箱を追いかけながら町を歩く。夕焼けだん…

バイオリニストに花束を

鶴我裕子さん著『バイオリニストに花束を』(中央公論新社)の表紙と扉の挿画を描きました。表紙の、バイオリンを弾く女の子の絵、がどうしてもうまく描けず、中央公論新社の会議室で、鶴我さんにバイオリンを持っていただき、クロッキー帳にデッサンをしたの…

本日、受付でした

4月27日21時から、第6回みちくさ市の応募受付がはじまります。寒くもなく暑くもなく風の気持ちいい5月のみちくさ市、楽しいですよ。たくさんの応募、お待ちしております。 第6回 鬼子母神通り みちくさ市 〜商店街が、一日だけの古本街〜 ■開催日時:201…

檀流クッキング

飯を作れる人は飯を持ち込み、作れない人は作る人の分まで多めに酒持ち込み、7時半から、王子の家で、道わからない人は電話して、と告知して10人集まる。雑司ヶ谷奥地の風呂なしアパートの2階、廊下の奥の戸を叩くと王子が迎えてくれる。飯を作れない私は、…

外側

西日暮里駅の改札を抜け、山手線の外側へ出る。舎人ライナーの高架と高いビルに囲まれた視界の悪い交差点で信号を待つ。西日暮里、日暮里、鶯谷、で降りたときの、山手線の内側と外側の景色のちぐはぐさにいつも戸惑う。寺や墓地、古い店や家の多く残る内側…

大阪のぞき

木村衣有子さんの新刊『大阪のぞき』の打ち上げで、東大宮へ行く。東大宮は『大阪のぞき』の中で木村さんと対談しているエンテツさんこと遠藤哲夫さんの最寄駅。池袋から湘南新宿ラインに乗り30分で着く。 ひとつしかないホーム、階段をあがるとひとつしかな…

いのくまさん

時期を少し過ぎた桜並木の神田川沿いを新宿に向かって歩いて行く。途中、山手通りに出て初台まで歩く。東京オペラシティアートギャラリーで、猪熊弦一郎展「いのくまさん」を見る。 顔、鳥、猫、おもちゃ、抽象。ジャンルごとに絵が並ぶ。会場出口に貼られた…

腸のなか

前日の食事は消化のいいものをと言われ、夕飯にうどんを食べる。夜9時に下剤を飲む。当日の朝6時から、また再び下剤を飲む。2リットルの水に溶かし2時間以内に飲むようにと言われていたが、あまりの不味さに3時間かかってやっと飲む。吐き気、悪寒のある方は…

屋上

ラブホテル街を抜けて、また病院に行く。今日は腹部CTを撮りに行く。1階の受付から4階のCTの部屋まで、看護婦がひとり付き添い案内してくれる。手に持つカルテに一瞬目を落とし、あぁお腹が痛いのね、とつぶやく。大きな病院だとすごく待たされるけど、ここ…

注射

背中と腰がいつもぼんやり痛かった。腰痛は、本屋時代の負の遺産だからと諦めていたが、そのうち腹まで痛みだした。気力でごまかすのにも限界があり、仕方なく病院に行った。駅前の道から、どう歩いてもラブホテル街を抜けて行くしかない総合病院は、それだ…

桜と雨

朝から曇りでそのうち雨が降り出した。雨天中止にもできたはずだが、そうしたくなかった。雨天決行の宣言をし、公園に下見に行き、今夜の花見の買出しに行く。ブルーシート、紙皿、紙コップ、鍋の中身の野菜とワンタン。全ての荷物を抱えて、古書往来座に向…

三四郎

三浦しをんさんの『三四郎はそれから門を出た』(ポプラ文庫)が、4月5日発売されました。表紙と各章扉に挿絵を描きました。本屋さんでぜひ見てみてください。第5章の、男友達からもらったクジラのぬいぐるみを大事にしている弟さんの話、が一番好きです。『三…

月の湯でした

朝8時半、目白台の銭湯「月の湯」へ行く。脱衣所と洗い場が本と雑貨で埋まる空間を見て、前日の搬入を手伝えなかったことを悔やむ。外は重たい曇り空だが、洗い場の天井はいつも高くて水色で、見上げると黒と朱の鯉のぼりが2匹、気持ちよさげに泳いでいる。…

明日は月の湯

明日4月4日は、文京区目白台の銭湯「月の湯」での、「月の湯古本まつり」です。東京の桜はちょうど満開で、近くの神田川沿いの、新しくできた目白台運動公園の、桜がとても美しいです。お花見をしつつ、銭湯で古本を買い、夕方5時半から営業の銭湯「月の湯」…