断片日記

断片と告知

2011-04-01から1ヶ月間の記事一覧

わたしの台所

アトリエのあるアパートの裏には空き地がある。住宅密集地にぽかりと、柵で囲まれた小さな原っぱがある。真ん中に、おそらく姫りんごの木、端に大きな銀杏の木と欅の木、ほかに名前のわからない木が何本か伸び、その周りの地面をハナニラとムラサキハナナが…

告知ふたつ

葉山のARAHABAKIさんで開催される「はなとオブジェ」展のDMに、花の絵を描きました。黄金週間の10日間、葉山のギャラリーに、花、植物、を主題に作られた、たくさんの作品が並びます。海を見ながら、町歩きを楽しみながら、ぜひお越しください。展示の詳細は…

どんぐりの背伸び

古書往来座の瀬戸さんと、映画を見に行った。池袋の来月閉館する映画館テアトルダイヤで「冷たい熱帯魚」を見た。見終わって、銭湯帰りの王子、往来座に来ていたAさん、と合流し、雑司が谷のアトリエで、酒を飲んで飯を食った。途中のスーパーでゴーヤチャン…

生活の音

要町のアトリエから雑司が谷のアトリエへ、4月5日に引っ越してきた。車・往来座号に積んだ荷物を、瀬戸さん、王子、寝床やさんが運んでくれた。雑司が谷1丁目の、昭和43年築の風呂なしアパートが、これからわたしのアトリエになる。 要町にあったアトリ…

ブルクミュラー鳥ノオト

4月30日(土)と5月3日(火・祝)の2日間は谷根千の春の一箱古本市が、そしてその前後、4月23日(土)から5月8日(日)まで、「不忍ブックストリートweek2011」が開催されます。谷根千の町のあちこちで、本にまつわる企画展示がおこなわれるのですが、そのう…

読んでおきたい名作

「読んでおきたい名作 小学4年」(成美堂出版)に掲載されている作品のひとつ、「秋の夜の会話」、の挿画を描きました。「秋の夜の会話」は、草野新平さんの詩です。冬眠前の蛙の、飄々として切ない、詩です。 成美堂出版 読んでおきたい名作 小学4年

50人のチャリティー展

目白のブックギャラリーポポタムで開催される、「50人のチャリティー展」に参加します。絵描き、造形作家、版画家、陶芸家、絵本作家など、50人分の作品が、ポポタムのギャラリーとショップ内に展示されます。50人分の気持ちがぎゅっと詰まった、見応えのあ…

「火星の庭」前野さん

アトリエで掃除をしていると電話が鳴った。古書現世のパロパロ向井だった。今晩前野さんと飲むけどどうする?行く、と即答した。電話を切ったあと、待ち合わせの時間まで掃除の続きをしたが、たびたび手が止まり、気づくとぼんやりしていた。会いたいのか、…

やさいの友02号

エンターブレインのmook「やさいの友02号」、本日発売です。01号の茸の絵に引き続き、表紙に野菜の絵を描かせていただきました。表紙は、ブロッコリー、ほうれん草、ピーマン、裏表紙は、ゴーヤ、胡瓜、菜の花、です。野菜も、地の色も、あえて緑色にしまし…