断片日記

断片と告知

絵の仕事

「百椿図」巡回展倉敷編はじまります

「百椿図」巡回展倉敷編が明日3月21日(火)からはじまります。倉敷編では蟲文庫の壁をお借りして椿の絵を展示します。恵比寿からはじまり、仙台、石巻、盛岡、岐阜と椿を描き続けるうちに少しずつ絵が変わり、今回は明るい色の椿の絵が描けました。展示のほか…

「おかえりなさい、公設市場」展はじまります

市場の古本屋ウララでのグループ展「おかえりなさい、公設市場」展は本日3月17日(金)から。わたしは蝙蝠デイゴ柄のサコッシュと短文「市場の向かい」セットを販売します。茂木淳子さんがパラソル通りや店番のことを書いた冊子『あのコ、このコ、ねこコ』や、…

オンラインショップのご案内

こちらは「百椿図」巡回展でお世話になりました岐阜・徒然舎のオンラインショップです。徒然舎おすすめの新刊・リトルプレス、龜鳴屋の本のほか、巡回展のために作った鵜トートバッグもこちらで注文できます。ぜひご利用ください。 徒然舎オンラインショップ…

本の仕事『田端人』『空海』入谷コピー文庫とまごえもん椿油

矢部登さんの随筆集『田端人』(龜鳴屋)に装画と挿絵を描きました。今年5月、著者の矢部さん、版元の勝井さん、カメラマンの小幡さんと田端を歩きました。ここが芥川龍之介の家の跡、ここの煙草屋のおばあさんが芥川を見たことがあるって、ここが犀星の庭石の…

百椿図巡回展 盛岡編

武藤良子個展「百椿図」は、恵比寿、石巻、仙台と巡回し、次は盛岡へまいります。盛岡に引っ越しした6JUMBOPINSさんの新店舗の壁を借り、椿の絵の新作を展示いたします。久しぶりの盛岡、6JUMBOPINSさんの新店舗、どちらもとても楽しみです。冬のはじまりの…

大和伝のご注文はメールでもできます。

恵比寿ギャラリーまぁるでの展示「素敵に食卓日本酒ラベル展ⅩⅢ喜々」がはじまりました。好きな作家のラベルを選び会場で注文できます。会場に来られない方もメール等でご注文いただけます。 以下の項目を入力し下記のアドレスまでメールをお送りください。 …

まごえもん椿油

宮崎県の農園まごえもんのホームページが新しくなりました。椿園や梅園の様子、栽培や生産のこだわりを知ることが出来、わたしがパッケージの絵を描いた「まごえもん椿油」の注文も出来ます。この椿油のパッケージを描く仕事をいただいたことが、いろんな椿…

グループ展「日本酒ラベル展XⅢ喜々」

お酒のラベルを描くグループ展に参加いたします。宮城県の酒蔵「一ノ蔵」のつくる日本酒「大和伝」のラベルの絵を参加者29人が描くグループ展です。会場は「百椿図」でお世話になった恵比寿のギャラリーまぁるです。会場でお好きなラベルを選びご注文、約一…

「文字を描く」ワークショップその後の報告

9月10日、「百椿図」石巻編の会場の石巻まちの本棚で「文字を描く」ワークショップを行いました。石巻の歌人・近江瞬さんの短歌『海に沿う地名の由来を紐解けば波が渡ると書いて「渡波」』を、ひとり1文字から3文字ずつに分担し、参加者のみなさんとまちの本…

『天上の櫻 宮崎孝政詩選集』

編者の芝雪さんの後書きによると、宮崎孝政は明治三十三年(1900年)生まれ。出身は石川県鹿島郡徳田村。七尾中学を中退後、杉江重英らが創刊した詩誌『森林』に参加。大正九年(1920年)から母校の徳田小学校で代用教員を勤めながら、石川が生んだ詩人室生犀星…

『梅 上井正三詩集』

巻末の著者紹介欄によると、上井正三は大正二年(1913年)生まれ。出身は現在の三重県伊賀市八幡町。二十代の頃から長年にわたり竹中郁に師事し詩作を続けた。今回の『梅 上井正三詩集』は、生前一冊だけ刊行された『上井正三詩集』を底本として、写真集「正三…

『本屋になりたい』『梅 上井正三詩集』『天井の櫻 宮崎孝政詩選集』

絵の仕事の告知を3つ。 那覇の公設市場の目の前で「市場の古本屋ウララ」を営んでいる宇田智子さんのちくま文庫『増補 本屋になりたい この島の本を売る』。以前、ちくまプリマー新書から出ていた『本屋になりたい この島の本を売る』の増補版になります。公…

コロナの春 5月6日から5月12日

5月6日金曜日 曇り。坦々そぼろ飯。nと出勤時間を交換したSは夕方からの出勤でだらだらしている。昼過ぎ、都電の雑司が谷停留所へ。KOさんと雑司ヶ谷徘徊散歩。東池袋の再開発と見えている高層ビルの紹介、雑司ヶ谷霊園の泉鏡花、中川一政、村山槐多、夏目…

たんたんとvol.3

静岡県蒲郡にある小林住建さん発行の冊子「たんたんと」vol.3 が出来上がりました。1号2号に続き、今号も装画を描かせていただきました。今号のテーマは、蒲郡にある三敬株式会社さん。糸からこだわったガーゼケットを使ったベビー寝具を中心に作られている…

『全集 伝え継ぐ日本の家庭料理』第3期

『全集伝え継ぐ日本の家庭料理』第3期が発売になります。第3期は、野菜のおかず春から秋、四季の行事食、いも・豆・海藻のおかず、年取りと正月の料理、どんぶり・雑炊・おこわ、の5冊です。「別冊うかたま」として発売中の雑誌版とこちらの愛蔵版、どちらも…

古本マニア採集帖

『古本マニア採集帖』(皓星社)が発売になりました。南陀楼綾繁さんが36人の本好きたちにインタビューしています。わたしは装画と挿絵を描きました。装幀は横須賀拓さん。すてきな本になりうれしいです。一般の書店にも並んでいますが、本書を直取引で扱っ…

コロナの秋 10月15日から10月21日

10月15日金曜日 晴れ。カット野菜と豚バラでケンミンの焼きビーフン。Sは往来座へ。洗濯。手帳販促用に、昨日ユザワヤで買った布にON SALEの文字を描く。慣れない素材で難しく毎年どうやってもうまくいかない。4時に往来座へ。店の奥で付録を折っているnを…

たんたんとvol.2

小林住建さん発行の冊子「たんたんと」vol.2が出来上がりました。表紙に蒲郡の「市の木」、楠の葉と実を描きました。冊子では、小林住建さんが手がけられた家や庭が紹介されています。小林住建さんのある蒲郡市で配布中です。 愛知県蒲郡市|自然素材の木の…

コロナの夏 7月16日から7月22日

7月16日金曜日 晴れ。暑い。納豆ご飯。数日前から脚が痛いと言っていた母、病院で調べたら小さな骨折をしていた、静かにしていれば手術はしないくてもいいんだって、と言いながらいつも通りに家の中を歩いている。食堂アルバイトへ。ひま。いまさらだがバレ…

「龍潭譚」原画展

昨年秋、北陸中日新聞に掲載された泉鏡花作・武藤良子絵「龍潭譚」の原画展が、6月14日から金沢の泉鏡花記念館で開催されます。企画展「鏡花と衛生」の壁を少しお借りした同時開催になります。展示にあたり、新聞掲載時14枚の内の数枚を加筆訂正いたしました…

たんたんと蒲郡

愛知県蒲郡にある工務店・小林住建さんのサイトと、冊子「たんたんと」に絵を描きました。ショールーム「カタチヅクル」のロゴマークも描きました。冊子「たんたんと」は隔月発行予定です。 仕事場と倉庫で見せていただいた組み木、ショールームにある大きな…

明日の友の菜の花

婦人之友社の雑誌「明日の友」251春号のエッセイに、春の草花の挿絵を描きました。扉の挿絵は菜の花です。春先に八百屋やスーパーに並ぶと必ず買う大好きな草花です。好きな食べ方は辛し和えです。ふきのとう、たんぽぽ、ハハコグサ、桜も描きました。本屋さ…

私のセツ物語 後編

私のセツ物語、前編に続き後編もupされました。わたしの文章は10年前に書いたブログを加筆訂正したものです。あのときからさらに10年経ちました。まだ絵を描いています。 断片日記 -セツとわたし(前篇) | 私のセツ物語 -みんな夢みる生徒だった- 断片日記…

私のセツ物語 前編

かつてセツモードセミナーに通っていた人たちが書く「私のセツ物語」。そのひとりにわたしも入れていただきました。文章は以前ブログに書いたものの転載ですが、節先生の絵は今回のために描きました。後半は1月末にupされる予定です。 断片日記 -セツとわた…

金沢ばあばのまほう手帖

『金沢ばあばのまほう手帖』(マスダさん著・風土社)に、装画、挿絵を描きました。発売記念に金沢で原画展をしていただけることになりました。短い期間ですが、装画の点々、マスダさんの顔、マスダさんが長年使っている道具、金沢の野菜や魚など、観ていただ…

『全集 伝え継ぐ日本の家庭料理』第2期とトウキビ

別冊うかたま『全集 伝え継ぐ日本の家庭料理』(農文協)の、第2期ハードカバー版が発売になりました。第1期に続き、装画と目次を担当しています。すでに発売中の雑誌版と同じ内容ですが、装丁のすてきなこちらのハードカバー版も、本棚に並べていただけたらう…

犀星映画日記

室生犀星の日記のなかから、映画と映画館について書かれた日のみで編まれた本『犀星映画日記』が出来あがりました。大正13年35歳の犀星が訪れた金沢香林坊の松竹館からはじまり、昭和31年67歳の犀星が試写会に行った日までを収めています。あとになにも残ら…

龍潭譚

9月20日の北陸中日新聞に告知が載りました。泉鏡花の小説「龍潭譚」に挿絵を描きます。10月3日から11月半ばまで、週末土日のみの14回の掲載です。北陸中日新聞の社会面に載ります。はじめての鏡花、とても楽しみです。

犀星スタイルトート出来ました。

新しい室生犀星グッズのご紹介です。犀星スタイルトートバッグLサイズ、金沢の室生犀星記念館で販売開始いたしました。気軽に金沢に行くことが出来ない日々ですが、記念館の犀星グッズは通販できます。犀星Tシャツ、トート、サコッシュ、冊子など、金沢に行…

うおつか流食べつくす!

『うおつか流食べつくす!』(魚柄仁之助・著 農文協)の装画と挿絵を描きました。食べ残しのない生活へ、魚柄さん流のいろいろな試みが紹介されています。4章で魚柄さんは古紙回収で日銭を稼ぐ人たちと、路上で鍋をつついています。ダンボールを積んだリヤカ…