アトリエから歩いて10分ほどの三立湯へ。薪で焚いている古い木造の銭湯。体を洗い、いざ湯船へ。え〜まず右足を入れて・・・・あっちぃぃ!熱い熱い熱い。今まで入った中で最強に熱い。壁の温度計を見ると浅くて広いお風呂は46度、深くて小さいお風呂は50度。ちょっとだけ入れた右足が真っ赤になっている。これは・・・どうしたら・・・。水で薄めて入るが、それでも熱い。常連さん達はどうしているのかと観察してみると、水で薄める人とそのまま入る人と半々くらい。昔話で江戸っ子がやせ我慢して入る話はよく聞くけれど、実際にそんな風呂がまだあるとは思わなかった。すごい。ちなみに男湯はもっと熱いらしく温度計が60度を指していたという噂。
帰りに番台で「東京銭湯お遍路MAP」を買う。東京23区と市の銭湯カラー地図と巡礼スタンプノートが付いて、1冊300円。スタンプラリーの1番発願浴場に三立湯のスタンプを押してもらう。ちなみに最後の88番には結願浴場とある。88箇所行かないと願いは結びませんか。先は長い。
この銭湯MAPには各銭湯の一言コメントが書かれているのだけれど、これがかなりおもしろい。薬湯が、ジェットバスが、広くて清潔な、などはよく出てくる文句だけれど、中には「いつもニコニコ看板むすめが番台で待ってますアナタを」とか「人間だれもが借りているこの体、いつもきれいにしていたいですね。お返しするその日まで大切に使いましょう。ビバ・セントウ」とか「コンクリートジャングルの花一輪、何時も笑顔のカアチャンがいる」とかとか。この微妙なカタカナの使い方。店主の濃さがギュっと出ていていいですね。さらに「季節の花、珍怪生物が好評です」とか「地粉(小麦粉)、野菜あります」とか「ロビーに入ると畳9枚分の広さのHOゲージの鉄道パノラマがあります」とか「毎日手書きカラーイラスト壁新聞有」とか「プロのマジックが見られるマジック温泉」とか、もう何屋だかよくわからないコメントも。おもしろすぎます銭湯MAP。現在、東京で営業している銭湯953軒のデータが詰まったこの1冊、かなりのお買い得でしょう。
Search results for "index.html" | 【公式】東京銭湯/東京都浴場組合