断片日記

断片と告知

月の湯と神田川散歩

明日4日は、目白台の銭湯「月の湯」での古本まつりです。月の湯へは、いろんな行き方があるのですが、サクラサク今の時期には、有楽町線江戸川橋駅から行くことをお薦めします。1a出口から地上に出てみましょう。目の前に高速が、その下には神田川が流れています。橋を渡り神田川を越えましょう。川を越えてすぐ左手にあるのが江戸川公園です。この公園を神田川沿いに歩いて行きましょう。数百メートルの桜並木が続きます。明日の土曜はきっと満開でしょう。公園を過ぎてもそのまま川沿いを歩きましょう。しばらく行くと、右手に椿山荘があり、もう少し先に芭蕉庵があります。どちらのお庭も見事なので、時間があれば散策するのもいいかもしれません。「月の湯」へ急ぐのなら、芭蕉庵横の急な坂を登ってみましょう。芭蕉庵と水神社の間のこの坂は、胸突坂、と言います。漢字からも想像できるように、胸がドキドキしてしまうような、急な坂です。急で、細くて、両脇を緑で覆われた、誠に味のある坂です。坂の上まで来ると、左手の緑の中に素敵な洋館が見えます。元・細川家のお殿様の家だった、永青文庫です。現在は細川家のコレクションを展示する美術館になっています。今の展示は「近代絵画、セザンヌから梅原・安井まで」。入館料は大人600円です。永青文庫の隣りにある近代的なアパートのようなものは、和敬塾です。一時、村上春樹も入っていたことがあるという、大学生用の男子寮です。和敬塾を左手に見つつ、まっすぐ進んでみましょう。目白通りにぶつかります。この目白通りを左に曲がり、いくつかの喫茶店と文房具屋と郵便局を越えると、左手に先ほどの和敬塾の正門が見えてきます。いま工事中かもしれません。この正門の前の信号を渡ってください。目の前に、中華屋と寿司屋と雑貨屋が見えます。その左側の路地を入りましょう。右手にコープがあり、その横に「月の湯」があります。暖簾をくぐり、靴を脱いで、さぁ、銭湯へ。古本が、沸いています。
永青文庫
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