断片日記

日々の断片と告知

二連チャン

せっかくならお正月らしい場所に行こうと思い、上野から浅草を散歩する。途中、お腹が空いたのでビールと餃子とラーメンを食べる。厨房にいる中国の女の子がかわいい。ラーメンの味は普通だけれど、得した気分。
お腹も満たされたので、ひとっ風呂浴びようと思う。目指すはお正月でも通常営業している浅草の銭湯「蛇骨湯」。浅草六区の路地の奥の奥。周り全て繁華街。ちょっといかがわしい感じがいい。ここは券売機で入浴券を買って入る仕組み。中国語、ハングル語、よくわからないアジアの言葉がたくさん並ぶ券売機の前で日本語のボタンを探すのに手間取る。ここの銭湯の1番の売り物は、温泉。湯船のお湯が茶色い。カランから出るお湯も茶色い。温度はぬるめ。ジェット系がいくつかと下から泡が出るのと電気風呂と露天風呂と水風呂がある。薄暗い露天風呂、なんだかいかがわしい。脱衣所に窓があって、この露天風呂が覗けるのも、なんだかいかがわしい。いかがわしさの原因の一つは、この銭湯が暗いということ。天井に明り取りの窓が一切ついていない。体育館のドームのような天井の真中に丸い電気が1つと、端っこに蛍光灯がいくつか。そして、正面には東映のようなこれでもかというくらいでかい富士山の絵。しかも薄暗い朝焼け。暗くて、いかがわしくて、来ている人たちも玄人っぽくて、でも今までの銭湯の中で1番活気があって不思議な場所。浅草六区という場所にすごく合っている。帰りに番台のお姉さんに銭湯マップのスタンプを押してもらう。押した後、サッとちり紙でインクを押さえるしぐさも、なんだかやっぱり玄人っぽくていい。ちなみにこの蛇骨湯、平成20年4月から21年8月まで建て替え工事をするようです。
http://www.jakotsuyu.co.jp/index.shtml
久しぶりに伝法院通りを歩く。町並みが日光江戸村のように改装されていて驚く。仲見世までたどり着くと、浅草寺のお参りの人人人。並ぶのは嫌いなので、お参りはパスする。縁日だけ冷やかす。何か食べたい気もするけれど、さっきのラーメンがまだ胃に残っている。これはもう少し消化しないといけない。なのでもう1軒、銭湯に行こうと思う。
浅草ゴロゴロ会館の裏側にある銭湯「曙湯」。ここは、誰もが想像するようなザ・銭湯といった佇まい。古くて木造で瓦屋根で格天井で。しかもその格天井には紅梅白梅と菊の絵が描かれている。京都かどこかのお寺みたいだ。脱衣所がゆったりと広い。大きな明り取りの窓の形もきれい。明るいうちに入る銭湯の気持ち良さが味わえる。洗い場に一歩入ると、何故か天井の壁が白とピンクとグリーンとブルーとオレンジの縞々模様。ポップだ。外見とのギャップがすごい。正面の絵は、竹林。しかも写真。お風呂は熱いのと、それよりもちょっとぬるいのの2つ。湯船の形がゆるくカーブしている。ここは内と外ととのギャップを楽しむところかもしれない。
曙湯
2軒のお風呂をハシゴしたら、ここ数日のふくらはぎの痛みがなくなった。温泉の効能か?それとも電気風呂か?それとも昔ながらの銭湯のお陰か。何はともあれ、体ポカポカ。気分良し。軽い体で上野の不忍池の弁天様にお参りして帰る。今年もいいことありますように。