断片日記

断片と告知

2007-06-01から1ヶ月間の記事一覧

煙突

目白の上り屋敷会館そばにあった金泉湯。建物は取り壊されてしまいましたが、煙突だけはまだそのまま。小雨の中、煙もはかず静かに濡れている煙突は所在無さげで寂しげでした。トマソンに載っていた煙突もこんな感じでしょうか。この上から見る景色はどんな…

棚田

目白のブックギャラリーポポタムへ。「青柳健二写真展」とスライド&トークショー「棚田を探して旅をする」へ。棚田、美しかった。こんなにきれいなものだとは知らなかった。人工のものなのに、なぜだかとても神々しい。水をはった棚田に空が映り、雲の合間…

なごみ

「なごみ」という雑誌を知っていますか。キャッチフレーズは「茶のあるくらし」。茶道の雑誌です。今月号は「七夕」特集でその中の「七夕さんを作ってみよう」に絵を描きました。「なごみ」7月号、本屋さんで探してみてください。 昨日書いた目白坂の物の怪。…

電線の上を歩くもの

夜7時過ぎ。椿山荘よこの目白坂を下っているときのこと。ふと上を見ると電線の上を歩くものがいる。長くしなやかな尻尾を電線に絡ませながら4本の足でゆっくり歩くもの。大きい。体長50cmくらいか。電線に登ったはいいが、どこから降りればいいのかわから…

指、その2

藍染めをしている人の手を見たことがある。爪も指先もうっすらと青く「洗ってもおちないんだよ」と嘆いていたけれど、とても美しい指だった。私の指はどうだろう。オイルパステルを握る右手の指3本の爪先はいつも真っ黒。爪ブラシで洗っても全部きれいにおち…

よく描けた日

丸と三角の絵を描いた。なかなかおもしろく描けたと思う。次の日に見る。まぁまぁだと思う。2〜3日してから見る。1週間してから見る。1ヵ月後に見る。それでもまだおもしろいと思えるなら、その絵はたぶんとてもいい絵。今日描いた絵はどうだろう。

わめぞグッズ

なんと缶バッジ。私の絵の缶バッジができてしまいました。デザインしてくれたのは旅猫雑貨店のKさん。どうもありがとう。次回7月7・8日の古書往来座「外市」で販売いたします。恥ずかしいけれどうれしいです。1個200円です。浅生ハルミンさんのバッジ、猫の…

コウガさんと話そう

神保町の東京堂書店へ。平野甲賀さんと祖父江慎さんのトークショー「コウガさんと話そう」。甲賀さんは直線で、祖父江さんは曲線。甲賀さんは全体で、祖父江さんは点。甲賀さんはカバーから、祖父江さんは文字組から。仕事の仕方も物の見方も全く違うのに、…

雨の音

雨の音で目が覚める。布団の中で聞く雨の音。ダラダラとゴロゴロと布団の中で雨だなーと思いながら本を読んで過ごす午前中がとても好きだ。 夕方、雨が小降りになったので青山のHBギャラリーへ。藤枝リュウジさんの個展「SOUTH ISLAND」のオープニングパーテ…

右手親指の腹の部分が荒れています。皮がむけてひりひりしています。いつも使っている画材のオイルパステルが原因らしいので、絵を描くときに親指にだけ指サックをつけることにしました。100円ショップで10個入りのが売っていました。1個10円です。高いよう…

好きな場所

図書館によく行きます。アトリエに近いI図書館と、家から歩いて20分くらいかかる隣区のM図書館。M図書館は少し遠いのですが、品揃えがとてもいいのです。入ってすぐ右側に新着図書の棚があります。その棚を見ただけで「この図書館は只者ではない!」と気づき…

谷根千あるき

日暮里と西日暮里。いつもどっちでおりるか迷う。「夕焼けだんだん」があるほうが日暮里で、「古書ほうろう」さんに近いほうが西日暮里。今日は西日暮里でおりる。古書ほうろうさん、往来堂さん、オヨヨ書林さんに「外市」のチラシをお願いしに行く。ほうろ…

ぐずぐず

アトリエに行っても、すぐに絵は描きません。まず汚れてもいい服に着替えます。そしてお湯を沸かします。どっかりと椅子に座り空なんか眺め、図書館から借りた本をパラパラと読み、ずるずるとお茶をすすります。顔を洗ったりもします。廊下をペタペタ歩いた…

本と酒

9時半に家を出る。西荻の柳小路通り飲食街の昼本市へ。狭い通路に飲み屋さんと古本フリマの人々とお客さんがびっしり。あっちのエスニック屋でツマミを買い、こっちで生ビールを買い、生演奏に拍手を送り、時々立ち止まって古本を見る。みんなお酒を片手にフ…

影の濃さ

暗い玄関を出て外の植物と家並みを見る。強い日差しの中、陰影がはっきりしている。夏の空気。夏の空。 東中野へ。間・kosumiで「Smile market sunui」を見る。sunuiさんたちの作るものに惹かれる。新しいのに、長い間大事に使われてきた物のように見える。…

日曜は晴れ

17日・日曜日は西荻の昼本市。はじめて参加する古本市。古本買えて、ビール飲めて、エスニックなご飯食べれて天国との噂。本当だろうか。週間天気予報を見るとどうやら晴れ。暑くなりそうでうれしい。古本市に持っていく本を選ぶ。たまには漫画にしようか。…

傘の骨

東京都現代美術館へ。マルレーネ・デュマス「ブロークン・ホワイト」。間仕切りのない大きな真っ白い空間が気持ちいい。でも絵は怖い。滲んだ絵の具が、殴られた時の痣のように見える。流れ落ちている絵の具が、血の筋みたいに見える。アラーキーの中年女性の…

小さなパン屋

鬼子母神を抜け宿坂を下り神田川を渡ると早稲田の町に出る。早稲田と雑司が谷、電車に乗ると遠いけど歩くととても近い。古書現世をのぞく。立石書店の牛イチローさんへの貢物を向井さんに託す。わめぞ必読書「包丁人味平」を借りたお礼。牛イチローさんあり…

静かな絵

目白のブックギャラリーポポタムへ。中沢美帆さんの個展「あいうえおのはなし」。ひっそりと静かに微笑んでいる絵。きれい。 今朝見た夢。喧嘩別れした昔の友達と仲直りしている夢。昔みたいに肩を寄せて楽しく話していました。何を話していたかは覚えていま…

やさしいことはつよいのよ

六本木の森美術館へ。「ル・コルビジェ展」。憧れのユニテ・ダビタシオンの原寸大模型。中に入ってみる。写真で見ただけでは解らないものが見えてくる。想像していたよりも狭い。息苦しく感じるのは天井が低いからなのか。子ども用のシャワー室やオムツを替…

見える見えるお城が見える

前髪を少し切りました。視界が広くなりました。 今日の読書「アトリエ日記」ベルトはそんなに長くない。

閉館

近所の閉館した図書館の「本のリサイクル市」に行ってきました。この図書館には学生時代からたくさんお世話になりました。たくさん本を借りました。 祖母の事を思い出します。晩年、足が弱くなりあまり外に出なくなり一日中テレビを見ている彼女にこの図書館…

小さな都電

古書往来座「外市」のチラシを描きました。小さな都電の絵です。7000型です。子どもの頃乗っていた黄色の電車。床は木で、オイルがしみて独特の匂いがしました。降車ボタンをいつ押せばいいのか、いつもどきどきしました。 昔の電車は今よりカラフルだった気…

上野へ

「アートで候。」山口晃・会田誠展を見る。山口晃の細かく描かれた町の絵は面白い。戦争で負けなかったらこうなっていたかもなぁ、という空想の東京。いや外人の目から見た今の東京かも。そんな絵。設定が細かく描かれているので見てて飽きない。楽しい。小…

m.r.factory  リニューアルしました。

アドレスを変えました。デザインも新しくしました。 更新が楽そうなので、日記はこちらに書くことにしました。 これからもどうぞよろしく。 m.r.factory m.r.factory home