断片日記

断片と告知

コロナの冬 12月1日から12月7日

12月1日金曜日

曇り。自分が着るとお地蔵さんみたいになるから、とSが言うので、成田に住むS祖母が作った半纏を着る。温かい。もらったハヤシライス。半纏と一緒にS母が送ってくれた銀杏を、封筒に入れチンして食べる。から剥くのが大変。奥歯で割って食べる。うまい。水曜日のダウンタウン、天下一品の回見る。楽しい。Sは往来座へ。絵。夜、往来座へ。asさん、ru先輩。お茶割り。『ウッシーとの日々』おもしろい、とru先輩。大倉で買い物。夕飯は、ごぼう人参小松菜鶏肉の鍋。糖質ゼロのチョコを少し。封筒銀杏も食べる。飲みすぎて早々に寝る。S家泊。

 

12月2日土曜日

晴れ。赤い額縁が届いた、とKOさん。もらったシチューとチンした飯。Sはシチューに醤油をかけそれを飯にかけて食べている。Sは往来座へ。絵。夜、M家に寄り母が作ったミートソースをもらう。龜鳴屋から『忘れたステッキ』届く。毎回本についてくるKさんからの直筆の手紙が今回はプリントアウトしたものになっている。往来座へ。saさん。今日も野球チップスを食べ、出てくるカードに一喜一憂している。お茶割り。蔵書印。大倉で買い物。夕飯は、玉ねぎナスピーマンひき肉のトマト汁、チンしたかぼちゃに朝の残りのシチューをのせたグラタンもどき。「芋たこなんきん」続き見る。S家泊。

 

12月3日日曜日

晴れ。母が作ったミートソースパスタ。おいしい、とS。お笑い向上委員会、ヤギと大悟、見る。昼過ぎ、Sと車で環七の先まで買い取りへ。久しぶりに手足が真っ黒になるほどの買い取り。玄関にある大きなボンボン時計を眺めていると、この時計テレビにユリゲラーが出たとき動いたんです、すぐ止まっちゃったけど、とお客さん。そういえば子どものころ親戚の子たちと超能力のテレビを見ていてみなでスプーン曲げをしていたら1本曲がったことを思い出す。車にみっちり詰めて雑司ヶ谷に帰る。ブツだけ往来座におろす。車を駐車場に戻し、本搾り飲みながら目白台の猫番へ。そのまま高田のスーパーよしやで買い物。Sは生鮮コーナーに並んでいたでかい魚の名前をメモしている。お茶割り飲みつつ帰る。夕飯は、ごぼうしめじ大根春菊鶏つくね鍋、汁はよしやで買ったレモン鍋の素。よしやに売っていた、「麦チョコのパイオニア」と描かれていた麦チョコムーギーと、ファミマの麦チョコを食べ比べる。Sわたし両者ともファミマのほうに軍配があがる。映画「ワンス・アポンア・タイム・イン・アメリカ」観る。最後の笑顔。S家泊。

 

12月4日月曜日

晴れ。ミョウガ納豆ご飯。Sはミョウガ納豆ふたつ卵ふたつにでかいツナ缶を入れて食べている。「ワンス・アポンア・タイム・イン・アメリカ」をはじめから見直し。見落としていたものがいろいろ繋がる。クリームいっぱいのったケーキを持ってくればやらせてあげるというペギー、ペギーを待っているあいだケーキのクリームをなめてしまう少年。みなまだ子どもなのだ、と見せるこのシーンがとても好きだと話す。見直せば見直すほど戻れない昔がせまってくる。Sは昨日の買取を店におろしに往来座へ。絵。21日の忘年会の予約。夜、往来座へ。店は開けず、Sは店に横づけした車から本を分けつつおろしている。セブンで買い物。Sと車で帰る。お茶割り。夕飯は、S母にもらったかぼちゃにセブンで買ったハンバーグとビーフシチューをのせてトースターで焼いたもの、ごぼう大根油揚げ汁。NHKスペシャル「OSO18 怪物ヒグマ最期の謎」を見る。肉しか食べられず餓死した熊、を食べる人間の描きかた。M家泊。

 

12月5日火曜日

曇り。納豆ご飯。食堂アルバイトへ。めちゃくちゃ忙しい。本部から応援が来ている。終えて、セブンで絵の資料のプリントアウト、K会長にまんだらけの図録渡し、マルエツで買い物してからS家へ。ラフ描き。夜、往来座へ。Sは休日だが昨日に続き買い取りした本の仕分けをしている。本搾り。大倉、セブンで買い物。夕飯は、もらった唐揚げ、玉ねぎピーマンナスサラダ豆ひき肉のトマト汁。「芋たこなんきん」続き見る。おっちゃんとおばちゃんがだらだら話してばかりで凪いでいる。M家泊。

 

12月6日水曜日

晴れ。納豆ご飯。食堂アルバイトへ。忙しい。終えて、S家へ。ラフ描き。夜、往来座へ。Sは休日だが、買い取りした本を市場に出すために縛っている。疲れた、休めない、とS。本搾り。酒買いながらsさんについてたずねると金曜日から復帰と教えてもらう。リハビリしつつ少しずつと。よかった。先日行ったカネコアヤノと坂本慎太郎のライブのことを店番tに話し羨ましがられる。もう3回カネコアヤノのライブの抽選にはずれているとのこと。うちの隣りの豆腐屋が年内で閉めるらしいと母が言っていたと話すと、おれが来たころは近所に5〜6軒豆腐屋あったのに、とt。鬼子母神停留所そばの都電沿い、肉の日高の隣り、目白通り沿い、雑二ストアの裏手、うちの隣りと、あとどこだっけ。ファミマで買い物して帰る。夕飯は、トマト、ごぼう大根菊芋汁、S母がくれたかぼちゃにもらったチキンをのせてトースターで焼いたもの、もらったチキンの照り焼き。「芋たこなんきん」続き見る。おせいさんが作家活動をしながらひとりで家事もしていて、ほかの家族はなにもしねーのかよといらいらしてくる。M家泊。

 

12月7日木曜日

晴れ。暖かい。納豆ご飯。食堂アルバイトへ。忙しい。賞与22000円もらう。終えて、S家へ。コンロの穴に皿がかぶせてあるのでSに電話して聞くと、昨晩小さなねずみが窓から入ってきてそのなかに入っていったの。ラフ送る。掃除。文春。腰が痛くて寝転がる。夜、往来座へ。asさん、ru先輩。nに宮崎土産のラーメンもらう。お茶割り。復帰するsさんにおくるお見舞金の相談。ハナマサで買い物。夕飯は、トマトアボカド、マスカルポーネ豆腐、ファミマで買った冷凍シュウマイ、ごぼう玉ねぎピーマンひき肉トマト汁。Sは冷蔵庫にあった油揚げを冷たいまま2枚食べている。「芋たこなんきん」続き見る。S家泊。

武田豊詩選集『忘れたステッキ』澤村潤一郎編 龜鳴屋

武田豊詩選集『忘れたステッキ』(龜鳴屋刊)が出来上がりました。武田豊と同じ滋賀県長浜生まれの澤村潤一郎さんが編集し、巻末の解説「おっちゃんの忘れ形見」を書いています。わたしは装画、扉、検印紙の絵を担当しました。置去り詩人文庫シリーズの5冊目になります。

澤村さんの解説によると、武田豊は1909(明治42)年、滋賀県長浜生まれ。幼いころに目を患い、黒板の字が読めなくなるほど視力が低下しますが、目医者通いと母の神仏祈願のおかげか2年後に少しだけ見えるように。一つ年上の友を通じて文学と出会い、暇さえあれば詩集を読み、いつしか自分でも詩を書くように。いくつかの詩集や詩の雑誌を作りましたが、『たぎる花』『旗旗旗無数の』は池袋にあった第一芸術社から出版された詩集です。雑司ヶ谷にあったボン書店の鳥羽茂とも親しく「鳥羽さんとのこと」というエッセイも残しています。東京にいたこともありますが、1940年からは故郷の長浜で古本屋「ラリルレロ書店」をはじめます。古本屋だった町家はいまも長浜の街に残るそうです。詳しくはぜひ本書をお読みください。

書籍編集発行所「 龜鳴屋」

ほとんどの人が武田豊の詩を知らないと思いますので、詩集の中からわたしが好きな詩を四編紹介いたします。

 

*****

「大きい生活と飛んでゐる背」

両手を出したような様な

家の生活があんまり大きすぎて

ことに人と違って

私の背には赤い火を焚いて

青空を飛んで居るので

家の生活が乗りたがってゐても

あゝ私の背には乗せられないのです

 

乗りたがる生活と

のせられない私の背は

時折 寂しい影を残してゆく

その事は私の家の裏にある

竹藪かシユロの木に聞けば

白い字で書いた道しるべでした

 

*****

「晴着」

詩は私の晴着

たつた一枚の晴着

 

見て呉れ

このポンポンした

もめんの生地をー

 

*****

「やせ犬と詩人」

十二月の曇った冷めたい日

向かいの家の芥箱へ

大きいやせた犬が首を突っ込んで

しきりに何かを食べている

 

頭を時折もたげ

あたりのことなどおかまいなしという風に

もくもく口を動かしている

向かいの家の奥さんが出て来て

「大きい図体をお前も養わんならんで

なかなか骨が折れるネ」

そう云いながら玉子の殻らしいのを

芥箱へ放り込んで行った

 

「ようやく詩を一ツ考えると

また次の詩を考えんならん

頭のハゲルほど考えてえらいことや」

そう云って昨日も妻が笑った

やせ犬と詩人ー

どこかにふっとつながりのある気がする

 

甲斐性もないのに大きい詩の夢を持って

それを養うために明け暮私は悩んでいる

糧の無い犬は死に

糧の無い夢は枯れてしまう

 

ほうれ 缶詰の空缶を放り出したぞ

口のふちが切れて血が流れているのに

犬も

私もまだ鼻をならしている

 

*****

水無月

黄色い

大きい月が

中天にかかっていた

 

村は いわおのように

黒くて

静かである

 

時に 一軒

煌々と洩れる灯が見え

児供が病気で

今 危篤に落ちていると云う

 

その村をとり巻いて

降るように蛙が鳴き

蛍が水田の上を飛んでいる



コロナの秋 11月24日から11月30日まで

11月24日金曜日

晴れ。昨日も今日も暑い。miちゃんにもらった肉吸いのフリーズドライを汁にしたうどん。卵も入れる。NHKドキュメント20min.「ニッポン探訪北信濃 神々が集う里で〜」見る。おもしろい。Sは往来座へ。昼過ぎ、歩いて打ち合わせ先のKさんちへ。しばらくして編集Tさんも来る。1年間のあれこれ。Kさんが作ってくれた焼き菓子とホットビール。庭のゆずの木の写真を撮る。庭で野菜を育てているが、今年は虫の被害が多いそう。終えて、池袋から丸ノ内線本郷三丁目まで。和菓子屋の交差点を右折して湯島、御徒町、線路をくぐって新御徒町まで歩く。ギャラリーモグラグで山ぐるみさんの展示を観る。夏に神保町で展示をしたばかりなのに新作がこれでもかとある。柄がどんどん派手に、1つ目に、ツインテールに、と変わっていく。この辺は歩いて行ける距離に銭湯が10軒くらいある、とギャラリー店主。「三筋湯」は女湯だけ金魚が泳いでいるらしい、と教えてもらう。山ぐるみさんに甘露飴もらいなめながら、ギャラリーから歩いて5分くらいの銭湯「三筋湯」へ。昔ながらの木造の銭湯。正面ののれんをくぐると左右に下足箱、正面に傘入れ、傘入れの後ろの壁に孔雀のタイル絵。左手が女湯。開けると右手に番台がある。入浴代520円払う。脱衣所。すぐ左手にグッピーと真っ白なエンゼルフィッシュのような熱帯魚が泳ぐ水槽。ガラス戸を開けると庭いっぱいに池が広がり大きな金魚が泳いでいる。池のうえにはベコニアやシクラメンの鉢植えがぶらさがっている。左手の壁半分がロッカー、半分が棚で常連たちの荷物が置かれている。ロッカーの横を開けると便所、便所の前に女湯の窓の外を歩く外通路がついている。白く塗られた格天井。洗い場。左手に立ちシャワーがふたつ。左右の壁にカラン、真ん中に島カランが1列。正面の壁沿いに大きい湯船がひとつあり、右からジェット、泡風呂、とゆるくパイプで区切られている。湯船のうえ、正面の壁の下部分は溶岩石で覆われ、真ん中らへんからぴゅーと湯が出、左手に積まれた溶岩からは滝のように湯が流れ落ちている。溶岩のうえの壁にペンキ絵。手前が松の木が生える小島が浮かぶ海、奥に頭に雪があるが裾野が春っぽい薄緑色の山が描かれている。左下に白ペンキで「2023、6、19」の文字。天井は水色でとても高い。気持ちがいい。番台で女将さんに銭湯遍路の判子を押してもらう。昭和25年から75年かな、中はいろいろかえてるけど側はそのまま、大黒柱とかね、男湯のペンキ絵は富士山、前は男湯と女湯かわりばんこに富士山だったんだけど、最近はずっと男湯が富士山、女湯の山はさっきも別な人に聞かれたんだけどわからないのよ、今度弟に聞いてみないと、絵はね田中みずきさん。出ると、斜め向かいにおしゃれな立ち飲み屋。来るまでにも昔ながらの店といまの店が混在していて歩いていてとても楽しい。ここは下町だから、とさっきギャラリー店主が言っていた。来るときに見かけて気になった佐竹商店街へ。日本で2番めに古いらしい。昔ながらのセットのようなラーメン屋、居酒屋、ホルモン屋、印刷屋と看板を眺めながらはじまで歩く。神戸の商店街に雰囲気が近い。はじまで歩き右折。セブンイレブンでお茶割りを買い、飲みながら山手線のほうに歩いて行く。宝石街を抜け、上野のブックオフを見、上野から山手線で池袋へ。ハナマサで買い物して往来座の前まで来るとn、ru先輩、Sがちょうど帰るところ。Sたちと一緒に帰る。夕飯は、ごぼう白菜油揚げ豚肉の鍋。糖質ゼロのチョコを少し。米粒写経のユーチューブ、古書探訪は高円寺コクテイルの本の長屋。龜鳴屋の『豆腐屋はオカラも作る』が紹介されてうれしい。「芋たこなんきん」続き見る。S家泊。

 

11月25日土曜日

曇り。玉ねぎ豚肉トマトソースのパスタ。テレビ千鳥、ヤギと大悟、見る。Bスポの案出し。Sは往来座へ。絵。夜、餃子が食べたくなり開楽へ。持ち帰り餃子を2パック買ってから往来座へ。asさん、saさん。お茶割り。明日のBスポの支度。山田風太郎の明治もの。みかん水の暗号はあぶらなくても見える。ハナマサ、ツルハで買い物。夕飯は、トマト、開楽の餃子ひとり5個、ごぼうネギさつま揚げ汁。餃子がでかくてうまい。「芋たこなんきん」続き見る。かもかのおっちゃんとおせいさんが茶の間で飲みながら子供時代を回想する回が続く。S家泊。

 

11月26日日曜日

雨、雲り。昨日のごぼう汁の残りにネギと卵を足したうどん。寒くて暖房つける。ネットでビリヤードのオールジャパンチャンピオンシップを見る。土方くんががんばっている。小雨だが鬼子母神の手創り市は開催とのこと。Sは往来座へ。絵。買ったばかりの分度器が折れる。夜、世界堂へ。ちょうどよい分度器を探すもぜんぶ薄い。そのままロフト、キャンドゥなど見るもなく、無印にいくと小さいが分厚い分度器を見つけて買う。往来座へ。お茶割り。雑司ヶ谷霊園泉鏡花の墓が移転、とツイッターで。「雑司ヶ谷霊園の『鏡花 泉鏡太郎墓』はこのたび永年にわたって供養していただける墓所への移転がきまり、現在作業中です」。9時から不忍ブックストリームの配信開始。ゲストは吉上恭太さん。Bスポは「サンタクレース」。終えて、S、nとビックリガードの鳥貴族へ。ウーロンハイ、きゅうり、枝豆、とろろ焼き、焼き鳥いろいろ、nは鶏ラーメンを食べている。次回の不忍BSはゲストがおらずいつものメンツでやるためBスポもない。楽だね、と話す。nと別れ、Sとミニストップで買い物しS家に帰る。酔っ払ったSがずっとうるさい。花粉で鼻水がとまらず薬飲む。S家泊。

 

11月27日月曜日

晴れ。暖かい。レトルトのヤマモリのグリーンカレー。Sはミニストップオリジナルのレモンクリームカレー。レモンが強すぎずうまいとのこと。のぶロックTVの鈴木おさむの回見る。Sは往来座へ。絵。夜、世界堂へ。オイルパステル3本で1000円超えるのがなんど買っても驚きつらい。往来座へ。店は開けずSがひとりで本の商品化をしている。saさん。お茶割り。絵を描くことを説明できたほうがいい、これから何度も聞かれるよ、とsaさん。具体的なものをあいまいな形に落とし込みたい、雲を掴みたい。大倉で買い物。夕飯は、アジの開き、玉ねぎナスサラダ豆のトマト汁。糖質ゼロチョコを少し。「芋たこなんきん」続き見る。今回も茶の間で飲みながらの回想回。M家泊。

 

11月28日火曜日

晴れ。納豆ご飯。食堂アルバイトへ。はじめから終わりまで忙しい。片付け終わらず。終えて、S家へ。Sは休日、ビリヤードに行っていておらず。絵。まだ形にならない。夜、いつも8時半くらいだからと硯やのあたりまで行くも、あと1ゲームくらい、いま盛り上がってるから、とSから電話。ジュンク堂で立ち読みして過ごす。9時過ぎ硯やへ。生ビールを飲んでいるとSとYくんが来る。トロ鯖、まぐろといかの刺身、唐揚げ、じゃがバタ、味噌きゅうり、菜の花のおひたし、しめに肉天ぷらうどんを3人で分けて食べる。今日は接戦だった、とS。いつもいいところまでいくが結局Sが負けている。だってやりながら4杯も飲んでんだもん、とYくん。やってると楽しくなっちゃってどうでもよくなるんだよね、とS。茅野ではもう雪が降ったそう。気になる中古車を見に茨城県まで行き、結局買ったとYくん。30〜40年前の青い車で黄色いライトがかわいらしい。今年は相続関係の以来が多く、ほんと異常、毎年1件くらいなのに今年は7件、と疲れ切っている。大テーブルでは音大の先生と生徒たちが宴会をしている。ビックリガードの交差点まで、タクシーで帰るYくんを見送る。M家泊。

 

11月29日水曜日

晴れ。納豆ご飯。食堂アルバイトへ。忙しい。終えて大倉で買い物してから、S家へ。Sは休日、疲れ切って布団で寝ている。なにか食べたかと聞くと、冷凍パスタを食べたとのこと。絵。夕方ごぼう人参しめじ鶏肉汁作る。東池袋マルエツに買い物へ。そのままKAさんちへ。KAさんちは昨日が引っ越し、家の中はほぼ殻だが壁に残ったくっつき虫や剥がし忘れたポスター、テレビのコードなど、取り残しを手伝う。しばらくしてHGさん、uちゃん、HIが来る。HGさんはおでん鍋を持参。チビ太のおでんが食べたかったから、と、丸三角四角の絵に書いたようなおでんを作ってきてくれる。うまい。缶ビール、スパークリング、ぶどうジュースのような赤ワイン、マルエツで買ったつまみ、れんこんクッキー、メロンパン、肉の大久保のメンチカツ、など各自持ちよりのつまみ。来年の1月で丸8年だった、とKAさん。夏暑くて冬寒い築75年のこの家を楽しんでくれて本当にうれしかった。ゆだんすると泣いちゃう、とuちゃん。楽しくて淋しい。MZちゃんがコロッケを持ってやって来、ぱーっと飲んで食べて帰って行く。最後に2階の和室で記念撮影。明日ゴミの日だから置いていっていいよ、とKAさんが言うと、みんなゴミの日だよ、と雑司ヶ谷民たち。みなと別れ、S家へ。Sは布団でぐったりしている。Sの夕飯は、つまみの残りとごぼう汁。Yくんに明日のカネコアヤノ坂本慎太郎のライブチケットをゆずってもらう。M家泊。

 

11月30日木曜日

晴れ。納豆ご飯。食堂アルバイトへ。今週はずっと忙しい。終えて、目白から山手線で品川まで、京急に乗り換えて天空橋でおりる。Zepphanedaがどこにあるのかわからず、スマホの地図を見て近そうな出口から地上へ出る。地図を見つつ湾岸のすーっとした景色のなかを歩く。夕空の半分が雲に覆われて暗い。野原の向こうに団地らしき明かりが見える。それらしき建物を見つけ近寄るも人ひとりおらず。今日だっけ?ここだっけ?とスマホを確認。早く着きすぎたかと建物のまわりをぐるっと歩いていると2階に行く階段を見つける。湾岸の景色が見渡せるかもとのぼってみると人の列が見える。坂本さんのグッズ販売はこちらでーす、と係の人。Tシャツを頼まれていたので並ぶ。5時。すでに30メートルくらいの列。会場内での販売はありません、ひとりTシャツは2枚タオルも2枚までです、と繰り返している。寒風吹きすさぶなか、とはまさにこのこと。みな震えながら黙り込んで並んでいる。5時半、グッズ販売開始。すでに列は後ろに見えないくらいまで伸びているが、遅々として進まず。譲ってもらった前売り券の整理番号は1階立ち見の54番。一番前で観られるかもと期待していたが開場の6時を過ぎてもまだグッズ売り場にたどり着かず。500番までの方、700番までの方と入り口で呼ばれている。1000番までの方、と呼ばれたころやっとグッズに手が届く。まさかと思っていたが、グッズ販売員が手売りで二人しかいない。ひとり買ったらまたひとりと入れていて、開演までにこの列がなくなると思えない。前に並んでいる男が、あとからやってきた友人に、今回の運営ほんとクソ、いきなり500とか刻んで入れてて信じられないんだけど、と愚痴ている。頼まれていたメロン色のTシャツMサイズと、せっかく1時間以上並んでいるんだからとつい自分にも白Tシャツとタオルを買ってしまう。ひとりひとり電卓で計算し、Tシャツもタオルもぐしゃっと置かれたまま手渡される。ひっつかんで会場の入り口に向かう。上では1000番台までの方と呼び込んでいるが、下の会場入り口では700番台までの方、と叫んでいる。入り口で電子チケットを見せ、600円払ってドリンクコインをもらい、便所に行ってから缶ビールに変える。どういう理由なのか、ここで開けますがよろしいですか?と聞かれ、眼の前で開けた缶ビールを手渡される。会場に入ると舞台から3メートル間隔くらいでバーが立てられ、前の方のバーはほぼ埋まり、前の方はバーの後ろ空間にも立ち見の人たちがダマになっている。前から4〜5本目のバーに空きを見つけて滑り込む。開演時間がせまるころバーの後ろの隙間もほぼなくなる。カネコアヤノではじまり、休憩をはさんで坂本慎太郎。カネコアヤノが出てきたとたん、ちっちゃいね、かわいいね、と後ろの女性。坂本慎太郎の曲が終わるたびに、エロいね、エロい、と繰り返す後ろの男性。エロすぎてこのまま射精しちゃうかも、と聞こえ心底うんざりする。坂本慎太郎の音楽は温泉のよう、このままずっと浸かっていたい。終えて、人波に着いて行くと天空橋駅に出る。品川からの山手線で目白まで。やっと座れる。食堂アルバイトの11時からずっと立ちっぱなしで足がしんどい。目白で降りファミマで氷結買い飲みながら往来座へ。S、nに坂本慎太郎は妖怪のようだった人じゃなかった、と話す。浅川マキのライブ見たときも妖怪みたいと思った、とS。S母から干しいも干し柿、銀杏、りんご、S祖母の作った半纏が届いていたので干しいもをつまみに食う。お茶割り飲みつつSと帰る。夕飯は、大阪で買った551の肉まんひとつ、昨晩作ったごぼう汁の残り。Sはファミマで買ったきゅうりにスライスチーズを巻いて食べている。前はきゅうり2本だったのに3本パックになった、と何回も繰り返す。カネコアヤノのどかんとした声が格好良く、坂本慎太郎のゆれる空気も格好良く、思い出すといても経ってもいられずギターで歌う。「淋しいのはお前だけじゃない」を弾きながら歌うと、Sがギターを弾きだし、録音している。これ動画にあげるかもとSが言い出し、3時ごろまでパソコンのガレージバンドで音源をいじくっている。うるさい、もう寝たい、と叫んで寝る。S家泊。

まごえもん椿油と「大和伝」

今年もまごえもん椿油の販売がはじまりました。椿の実をひとつひとつ木から採り絞り、丁寧に作られた椿油です。植物のとてもいい香りがします。お試しいただけたらうれしいです。ご注文はまごえもんのサイトから。

宮崎県川南町の農園|梅|椿油|まごえもん

ギャラリーまぁるでの展示は10月に終了しましたが、オリジナルラベルの「大和伝」はまだまだご注文いただけます。28名の作家が描いた宮城県の酒蔵「一ノ蔵」のお酒「大和伝」のオリジナルラベルです。11月末までにご注文いただければ12月19日に発送できます。それ以降は来年の発送になります。クリスマスやお正月にオリジナルラベルの「大和伝」はいかがでしょうか。

東日本大震災 復興支援チャリティ 素敵に食卓 日本酒ラベル展ⅩⅣ彩 | GALERIE Malle | ギャラリーまぁる

 

コロナの秋 11月17日から11月23日

11月17日金曜日

雨。母が作った手羽元じゃが芋人参のカレー。Sは往来座へ。絵。夜、往来座へ。asさん、ru先輩、miくん、saさん。みな野球カードチップスを食べながら店のパソコンでアジアプロ野球チャンピオンシップを見ている。お茶割り。ru先輩が再読したバナナフィッシュ、吉田秋生の話。KOさんのお誘いでふぐ料理屋を予約。以前、Sが北部古書組合の忘年会の予約をわたしの携帯からしたからか、ご予約は古書組合さまですね、登録でそう出ているんですが、とふぐ屋に言われる。奥のTシャツが万引きされてる、なんとなく検討はつくんだけど、とS。ローソン100で買い物。夕飯は、もらったクリームコロッケ、S母にもらったかぼちゃにもらったチキンをのせてトースターで焼いたもの。Sはサラダ豆を酢にひたしたものも食べている。S家泊。

 

11月18日土曜日

曇り。S母にもらったかぼちゃとひき肉ブロッコリートマト缶を炊飯器で炊いたソースのパスタ。かぼちゃがもろもろしている。ヤギと大悟、見る。Sは家を出たかと思うとすぐ戻って来、忘れた、と言いながら頭にリアップを塗っている。坊主頭にリアップを点々と押しており、手で伸ばすかどうかいつも悩むんだけど、と言うので、点のとこにしか生えてこなかったらどうすんの?と聞くと、点をずらしてくしかない、とS。Sは往来座へ。絵。夕方、池袋から東上線上板橋まで。花門そばのお地蔵さんのY字路を右へ。道なりに右へ右へ下って行くと銭湯「第一金乗湯」の煙突が見える。途中、住宅街のなかに美容室、寿司屋、ラーメンショップぷりてぃべあ、が現れ、歩いていて楽しい。建物手前右手に駐車スペース、左手にコインランドリー。改装された入り口のうえに昔ながらの屋根と「第一金乗湯」と書かれた立派な煙突が見える。のれんをくぐると入り口がスロープのバリアフリー仕様になっており、どこで靴を脱ぐか迷う。左右に傘ロッカー、右手に下足箱、自動ドアを抜けると正面にフロント、右手に大きなロビー、左手にアイスの冷凍庫、飲料水の冷蔵庫がある。冷凍庫にはコンビニくらい種類豊富なアイスがぎっしり詰まっている。フロントで入浴代520円を払いフロント左手の女湯へ。脱衣所。手前から右手にかけてロッカー、右手のロッカーは鍵のないカゴ入れ式、真ん中に島畳ベンチがひとつ。左手の壁に天然放射線ドガシュタイン鉱石の説明パネル。脳神経衰弱、片頭痛などに効くらしい。洗い場。右手に立ちシャワーがひとつ、右手の男湯との境の壁にカラン、真ん中に島カランが1列。左手の壁沿い、手前から水風呂、ぬる湯のバドガシュタイン鉱石湯、正面左角にリズム式の電気風呂、泡風呂、ジェットが3つ、と並んでいる。ジェットは左から、座、脇、1本強め。湯船はどれも広く、水中の水色のタイルがゆらいでいてとてもきれい。天井は高く窓は大きい。正面の壁に、紺茶白で描かれた富岳百景っぽい浮世絵調のペンキ絵。左端に真っ白い富士山、その手前に茶色い尖った岩、岩のうえに紺色で描かれた松、右手にゆったり海が広がり白い帆掛け船が浮いている。背伸びをすると男湯の端っこにも富士山が見える。絵の右端に、丸山清人画、と白ペンキで描いてある。丸山さんのペンキ絵で浮世絵調ははじめて見る。鉱石ぬる湯と水風呂とジェットを行ったり来たりして入る。フロントで女将さんに銭湯遍路の判子をもらう。あたまに第一とあるので、ほかにも金乗湯があったんですか、とたずねる。練馬にあったの、第二とかじゃなくてただの「金乗湯」、ここは昭和35年から、ペンキ絵は同じ絵がいいから上から何度も塗り直してもらっているの、10年前に改装したときから、女湯は丸山さんだけど男湯は丸山さんと一緒にやってる人が描いてて、その人ももうだいぶお年だけど、その人のお弟子さんがいまよく出てる女の人。広いロビーには湯浴み姿の浮世絵のポスターが3枚貼られている。Sの実家へ。S、S兄、S母が今後の家の相談、墓問題、など話している。S父が若いころに描いていた自画像が見つかったとアトリエに置かれている。ほかにも小像が2階の和室にあった、見つけていたら辰野の展示に飾りたかったよね、とS。Sが髪が緑色時代の写真も見つかる。S家族が大好きな焼肉屋崔安閣へ。生ビール、ウーロンハイ、キムチ、ナムル、上タン塩など焼肉いろいろ、しめにクッパと石焼ビビンバ、アイスクリーム。マスターにS父が作った犀の小像を見せてもらう。今後の墓問題、銀行問題などS兄がいろいろやることに。上板橋に泊まるS母と別れ、S、S兄と東上線で池袋まで。JRの改札までS兄を送り、Sと雑司ヶ谷に帰る。ファミマで買い物しS家へ。Sは焼肉屋でもらった韓国のりを食べている。わたしはファミマで買った糖質ゼロのチョコレートを食べる。S家泊。

 

11月19日日曜日

晴れ。ファミマのレトルトバターチキンカレー。お笑い向上委員会、見る。池田大作の訃報。Sは往来座へ。絵。夜、M家へ。母が旅先で買った豚肉の味噌漬けもらう。往来座へ。saさん。お茶割り。また店のパソコンでアジアプロ野球チャンピオンシップの決勝を見ている。延長のち日本が優勝して終わる。ハナマサで買い物。夕飯は、ごぼう小松菜里芋豚しゃぶ鍋。汁はハナマサで買ったマッサマンカレー。辛い。飲む過ぎて早々に寝る。S家泊。

 

11月20日月曜日

晴れ。ベーコン玉ねぎ舞茸ブロッコリーシチューにチンした飯を入れたリゾットもどき。Sは生卵を入れて食べている。三島由紀夫の演説動画を見る。奥の銀歯が取れる。Sは往来座へ。絵。asさんが合格したから昼から飲んでるよ、とnからライン。夜、往来座へ。昼から飲んでたから店は開けなかったとのこと。ru先輩。お茶割り。野球チップスのカード。ハナマサで買い物。夕飯は、母にもらった豚肉の味噌漬けとピーマンナス炒め、ごぼう舞茸汁。朝ドラ「芋たこなんきん」見はじめる。おせいさん、かもかのおっちゃん。大阪弁が楽しい。M家泊。

 

11月21日火曜日

晴れ。納豆ご飯。食堂アルバイトへ。忙しい。終えて、S家へ。Sは休日、布団に転がりブログを書いている。絵。夕方、Sは往来座へ。最近万引きがあったので見回りにいくとのこと。出る前に頭にリアップを塗っている。夜、往来座へ。店番はt。お茶割り。お客さんにポーの本ある?って聞かれて、どのポーですか、ドイツ人?って言われて カール・ポパーにたどり着いたのすごくないですか、とt。大倉で買い物して帰るが、片栗粉がないことに気づき、Sがまいばすけっとに買い出しに行く。夕飯は、ネットで見かけた薄切り大根と生姜と片栗粉をつけた鶏肉の鍋。ダンチュウレシピとのこと。鍋はあっさりうまい。M家泊。

 

11月22日水曜日

晴れ。納豆ご飯。食堂アルバイトへ。終えて、立川歯科へ。取れた銀歯をはめてもらい、口内炎をレーザーで焼き薬を塗ってもらう。口内炎は酢でうがいするといいと教えてもらう。S家へ。Sは休日、ネットで注文していたホットカーペットを敷いている。絵。夜、Sと目白通りの鳥常へ。しばらくしてKAさん、K会長、uちゃんが来る。KAさんの雑司ヶ谷お別れ会。生ビール、ウーロンハイ、豚しゃぶサラダ、鳥サラダ、ガーリックポテト、竜田揚げ、焼き鳥いろいろ、しめに雑炊と親子丼をS以外で分けて食べる。引っ越しまでのあいだに雑司ヶ谷でやり残したことのあれこれと提案。リアップの話になり、手のひらで伸ばしてるんだけど手からも毛が生えてきたらどうしよう、と言うと、手のひらには毛穴がないから大丈夫、とKAさん。帰りにK会長宅のコレクション見物。ファミマで買い物、糖質ゼロチョコを食べながらS家に帰る。Sはファミマで買った棒状のサラダチキンとひじきの煮物を食べている。K会長に教えてもらった「ブラタモリ」目白の回見る。目白台と目白をタモさんが歩いていてうれしい。昔椿山荘に屋外プールがあり水が信じられないほど冷たかったとK会長が言っていた。目白台運動公園にも昔屋外プールがあり、そこも水が冷たかったことを思い出す。S家泊。

 

11月23日木曜日

曇り。昨日敷いたばかりのホットカーペットにタマ(猫)がうんこしている。豚肉ナス玉ねぎのカレー。水曜日のダウンタウン、あちこちオードリー、見る。Sはリアップを頭に塗ってから往来座へ。洗濯。絵。夜、往来座へ。saさん。今日も野球チップスを食べている。お茶割り。買い取りの持ち込み。ハナマサで買い物。夕飯は、ごぼう大根ほうれん草油揚げ豚肉鍋。糖質ゼロチョコレートを少し。「芋たこなんきん」の続き見る。S家泊。

コロナの秋 11月10日から11月16日

11月10日金曜日

雨。朝方、地震。もらったガパオでガパオ飯。アメトーーク、テレビ千鳥、見る。Sは往来座へ。絵のデータのあれこれをメールでやりとり。先日寝落ちした「イコライザー2」の続きを最後まで観る。元仲間を全滅させている。寒くて猫たちがみな寄ってくるので暖房をつける。夜、往来座へ。途中、大鳥神社で酉の市の縁日。雨はやんだが人も少なくさびしい気配が漂っている。asさん、ru先輩、saさん。お茶割り。店に来た宗教勧誘の人に、あ、ぼくのお父さんだ、と日蓮のこと話してたらぼくに一切話しかけてこなくなった、とS。極端なことは短命だな、とS。大倉で買い物。夕飯は、ごぼう小松菜舞茸豚しゃぶ鍋。汁はナンプラーと先日マルエツで買ったエスニック醤油とレモン。ドキュメント72時間、の「定時制高校の甲子園」「歌舞伎町 眠らない美容室」を見る。定時制高校の途中からSがずっと泣いている。映画「ジョン・ウィック2」観るもまた寝落ち。派手なアクションシーンは続くと派手ではなくなっていく。S家泊。

 

11月11日土曜日

曇り。寒い。もらったシチューに舞茸ブロッコリーチンした飯を足したリゾットもどき。うまい、とS。ずん喫茶、ヤギと大悟の甲府編、見る。Sは往来座へ。絵。夕方、Sが猫砂を買って戻りまた往来座へ。夜、大倉で買い物してから往来座へ。miくん、大鳥神社の酉の市に行ったら寂しくなって提灯をたどったら往来座に着いたというZA先輩。お茶割り。外のブルータス売れてない?売れてないよ、一日の最後が万引きで終わるのか、とSとn。閉店後、miくん、ZA先輩と東通りの硯やへ。しばらくしてSも来る。生ビール、小松菜、キムチ、じゃがバタ、鶏の唐揚げ、牛すじ煮込み、しめにスパイシーカレーうどんとぶっかけ牛肉うどんを4人で分ける。miくんが今年中にZINEを出すと約束する。歩いて帰れるZA先輩を雑司ヶ谷の奥まで送り別れる。Sはビリヤード世界戦の動画を遅くまで見ている。S家泊。

 

11月12日日曜日

雨。寒い。炊飯器にみじん切りの玉ねぎセロリひき肉トマト缶など入れて炊いたミートソースもどきパスタ。味にパンチがないが作るのが楽。ずん喫茶、中板橋上板橋の回見る。中板橋はスワン、上板橋は喫茶さかもと。ここもともとおもちゃ屋だった場所で外にガチャガチャがあってよくキン消しやった、とさかもとを見ながらS。さかもとの店主は神保町のロザリオ出身とのこと。1時になっちゃった、と言いながらSは往来座へ。絵。サンダルをやめ、今日から靴をはく。夜、ローソン100で酒を買ってからuちゃんちへ。miちゃん。缶ビール、白ワイン、赤ワイン、柿とクミンのサラダ、鶏肉きゅうりパクチーのスイートチリソース、れんこん炒め、ラム入りの火鍋、モツ入の鍋、トップスのチョコレートケーキ。閉店後、Sも来る。火をつけると蓮の形のプラスチックがぱかっと開き、回転しながらハッピーバースデーの曲を奏でる謎の蝋燭に火をつける。最後のほうは曲がだんだんサスペリア調になっていく。ファミマで買い物して帰る。帰り道あまりに寒く風呂で温まって寝る。S家泊。

 

11月13日月曜日

晴れ。納豆ご飯。Sはサバ缶に紅生姜をまぜたものを飯にのせて食べている。あちこちオードリー、ノースリーブスの回見る。ホットカーペットを出すも壊れていて暖かくならず。Sは往来座へ。絵。夜、往来座へ。asさん、ru先輩、saさん。お茶割り。ru先輩が来年2月に札幌でライブを観るというので誰のライブかをみなで当てるクイズ。大物、外タレ、映画の主題歌を作ったことがある、などヒントをもらい、結果Sが当てる。夕飯は、ごぼう里芋小松菜豚つくね鍋。麦チョコを少し。M家泊。

 

11月14日火曜日

晴れ。納豆ご飯。食堂アルバイトへ。大学の試験期間でふだんの学生が来ず、試験終わりの先生たちと手伝いの学生たちしか来ない。みなふだん掃除しないところを拭きはじめあちこちピカピカになる。終えて、S家へ。Sは休日、布団にころがりブログを書くかジョン万次郎の文庫を読むかしている。ときどき、ジョンマンすげー、という声が聞こえてくる。絵。びっくりしたんだけどさー、一昨日がジョン万次郎の命日なんだけど、とS。夜、Sと缶ビール飲みつつ雑司ヶ谷霊園のジョン万次郎の墓にお参り。隣りの東郷青児の墓にもいい絵が描けるようお参り。護国寺の裏手から墓沿いのはじめての道を通り、大塚先儒墓所、吹上稲荷神社の境内を抜けて護国寺マルエツへ。買い物。ファミマで麦チョコを買い、お茶割り飲みつつ帰る。夕飯は、もらった鰆の味噌焼き、ごぼう玉ねぎピーマンひき肉ミックスビーンズのトマト汁。映画「ジョン・ウィック」観る。M家泊。

 

11月15日水曜日

晴れ。納豆ご飯。母は今日から2泊3日で友人たちと旅行へ。食堂アルバイトへ。今日も試験で暇。掃除しまくる。終えて、往来座へ。Mさんにもらったコートを着ていくとnにほめられる。n、Sと池袋から丸ノ内線で銀座まで。Sは手にジョン万次郎終焉の地が銀座2丁目のミキモトビルの場所だったと書かれた新聞記事のコピーを持っている。交差点そば、本の買い取り先へ。本の量、日程など相談。終えて、銀座2丁目のミキモトへ。Sのジョン万次郎のうんちくを聞きつつ外から眺める。銀座はクリスマスの飾り付けできらきらしている。観光客も多い。Oさんたちと飲みに行くnと別れ、Sと酒を買おうとコンビニを探すも見当たらず。黒い看板のセブンイレブンを見つけるも路面には見当たらず地下2階までおりる。缶ビール買い、飲みつつ銀座から大手町を歩く。ビルがキラキラしていて池袋と同じ東京とは思えない。銀座のビルはちゃんとデザインされてる、池袋のビルはデザインされてないもん、とS。わしたショップが角になくなっていて驚く。缶ビール2本目を買おうとコンビニ探すもコンビニが見当たらず、大手町のビルのなかにやっと見つけると酒だけ売っておらず、サンケイビルの地下にセブンを見つけ酒を買うも、飲食禁止です、と警備に怒られる。外に出、飲みつつ歩き、神保町まで。江戸城のお堀を超えると路上にコンビニ、酒場、鳥貴族などありいつもの街が戻ってくる。銭湯「稲荷湯」のまえにランナーたち。行ってみたかった水道橋のムンド不二をへ。なかに入るとアンチへブリンガンのころを思い出す。生ビール、ジャスミンハイ、前菜3種盛りナスのババガヌーシュ、焼ききのこのマリネ、ベビーホタテピックル、タコとアボカドのサラダ、チキン65、シャインマスカットとトルコの白チーズ、アホスープ、パン、温かいチャイ。Sはミントの葉がびっしり入った酒を飲んでいる。どれも盛りがよく、スパイシーうまい。音楽がどこの国のものかわからずいい。便所にかかっていたサロンタレ目のカレンダー。アンチへブリンガンのときに大好きだった春菊ペーストのパスタがメニューにありうれしくなる。絵のフォームを崩す話。後楽園まで歩く。東京ドームでは明日からのアジアプロ野球チャンピオンシップのリハーサルかなにかしているのがガラス戸越しに見える。丸ノ内線で池袋まで。三省堂書店をぐるっと回って帰る。M家泊。

 

11月16日木曜日

晴れ。納豆ご飯。食堂アルバイトへ。昨日以上に暇。掃除しまくる。終えて、母の作ったカレー、古新聞など持ちS家へ。荷物置き、東池袋駅のATMで金をおろす。S家で掃除洗濯。メールの返信。たまったブログ書き。夜、目白通りのマルカッサンへ。今月雑司ヶ谷から引っ越していくKさんと同居人さんの会にお呼ばれする。まだ誰も来ておらずメニューを眺める。前菜とメインから1品選ばなければならず悩む。しばらくしてuちゃん、KAさん、同居人Kさんが来る。スパークリングワイン、ボトルの白、前菜は肉のパテと砂肝のコンフィ、メインに牛ほほ肉の赤ワイン煮、デザートにガトーショコラ、フロマージュブランのムース、カフェラテ。どれもうまい。マルカッサンの店主が同い年、亥年だと知る。KAさんの引っ越し、アジアっぽい外観のアパート、つくばの銭湯、徳島の銭湯。引っ越ししていくKAさんに、さびしい、とuちゃん。セブン、まいばすけっとで買い物して帰る。都電テーブルの前で記念撮影。弦巻通りを4人で歩くのは最後かもしれないね、と言いながら。コートのポケットから4月に行った赤鬼のレシートと千円札が出てきた、とuちゃん。S家へ帰る。10時半ごろS帰る。店でsaさんnと野球を見てたとのこと。Sの夕飯は、ごぼうきのこ汁、もらったチキンとキノコのト−スター焼き。S家泊。

コロナの秋 11月3日から11月9日

11月3日金曜日

晴れ。ミョウガ納豆ご飯。ここ最近、Sは起こさなくても起き、食べ終わった食器を洗っている。水曜日のダウンタウン、ヤギと大悟、さんまのお笑い向上委員会、見る。Sは往来座へ。昨晩ハンドルをぶつけた足の甲は青あざと腫れが広がっている。湿布の貼り替え。悩んだすえに御朱印隊に明日不参加のメールを送る。たまったブログ書き。ラフ描き。夜、大倉で買い物してから往来座へ。ru先輩、saさん。お茶割り。ru先輩とSはnのかんぺ折りを手伝っている。ru先輩は今日の昼に相模湾から東京湾まで出る三浦アルプスを縦走してきたとのこと。寝ている学生問題。閉店後、S、n、ru先輩とジュンク堂書店の9階へ。できたばかりのかんぺボックスを置きに行く。nと別れ、お茶割り飲みながら帰る。夕飯は、セロリのおかかポン酢和え、551の焼売、ごぼう舞茸汁。焼売、うまい。「寂しいのはお前だけじゃない」見るも途中で寝落ち。Sは最後まで見る。S家泊。

 

11月4日土曜日

晴れ。11月と思えないほどずっと暖かい。青あざが少し薄くなる。玉ねぎ豚ひき肉を卵でとじた他人丼。茶を飲むのに毎朝使っていたカリタのレンジ用サーバーを落として割る。ヤギと大悟、あちこちオードリー、見る。斎藤さん、楽しい。Sは往来座へ。ラフ描き。uちゃんからライン電話。スマホの画面に山の上の家の面々が映る。酒とお好み焼きで盛り上がっている面々に手を振る。夜、往来座へ。ru先輩、KOさん。KOさんが東寺で買った手ぬぐいもらう。ところどころ読めない絵文字あり。先日文房堂に注文していたru先輩の額装のお披露目。黄色いスチールがとてもいい。厚みもいい。往来座の棚に置いてみなで眺める。ru先輩がなんどもジュンク堂前の交差点でsaさんとすれ違ったのに気づいてくれなかったと話す。6時半からパソコンで日本シリーズ見る。缶ビール、お茶割り。途中でKOさんが今日誕生日だとわかり、nとセブンイレブンに酒とつまみを買いに行く。小さなテーブルに買ってきたワインとつまみを並べ小宴会。めずらしく遅い時間にasさんもやってくる。みなで日本シリーズを最後まで見る。タクシーで帰るKOさんを見送り、明治通りでsaさんとまたすれ違い、ジュンク堂前でnとasさんと別れる。雑司ヶ谷組でミニストップで買い物し、チョコモナカジャンボを食べながらS家に帰る。Sは冷蔵庫にあったごぼう舞茸汁と納豆1パックをそのまま食べている。飲み過ぎてすぐ寝る。S家泊。

 

11月5日日曜日

晴れ。青あざが足の指先まで広がっている。痛みはほぼない。冷凍庫に微妙に残っていた飯をチンして納豆ご飯。アメトーークのラブコメ芸人、さんまのお笑い向上委員会、見る。ギターで、「淋しいのはお前だけじゃない」「お早うの朝」を弾く。ドラマを見はじめたときはまったく響いてこなかった曲が、途中からどんどん好きになっていく。Sは往来座へ。ラフ描き。夜、セブンイレブンにラフをスキャンしに行くも、前の財布にUSBを入れたままだったことに気づきスキャンできず。マルエツで買い物して帰る。ごぼう汁の仕込み。夜、ロフトでティーポットを買い、往来座へ。MZちゃん、saさん。みな店のパソコンで日本シリーズを見ている。お茶割り。阪神優勝TVerの配信が岡田監督のインタビューの途中で終わる。S家に帰る。夕飯は、ごぼう人参小松菜豚つくね鍋。つくねに大豆ミートを混ぜる。汁は味噌味。ru先輩に観て欲しいと言われていた映画「イコライザー」観るも途中で寝落ちする。S家泊。

 

11月6日月曜日

晴れ。Tさんにラフを送る。昨晩寝落ちした映画「イコライザー」を最後まで観る。デンゼル・ワシントンが強すぎる。ファブルを思い出すがファブルより強い。昨日買ったティーポットで茶。使い心地はまぁまぁ。1時に往来座に待ち合わせ、S、nと明治通り向かいのプァンタイへ。昼飯。ガパオ飯、ふたりはトムヤンクンラーメンを食べる。日本人向けなのか味がマイルドで、もう少しパンチが欲しいところ。S、nは往来座へ。三井住友銀行でトート代をKさんに振込。マルエツで買い物してS家に帰る。ラフの返事が来たので絵を描く。夜、Sと鶉山医院へ。先日のSの健康診断の結果を受け取りに行く。コレステロール中性脂肪など軒並みさがり基準値内になっている。ごぼう糖質ゼロなどが結果につながりとてもうれしい。セブンイレブンで資料の写真をプリントアウトしてから往来座に戻る。asさん、ru先輩。お茶割り。ru先輩、額装した絵が家にあることがとてもいいそう。大倉で買い物。夕飯は、ごぼう豆もやし小松菜豚しゃぶ鍋。汁はにんにく味噌味。映画「イコライザー2」観るも帰るのが遅くなり途中でやめる。M家泊。

 

11月7日火曜日

晴れ。納豆ご飯。食堂アルバイトへ。終えて、S家へ。Sは休日、布団のうえでブログを書いている。絵。夜、Sと缶ビール飲みつつ東池袋マルエツまで。買い物。夕飯は、ごぼうほうれん草里芋鶏肉のグリーンカレー鍋。うまい。これうまい、と言いながらめずらしくSが鍋の汁を飲み干している。映画「暴走パニック大激突」観る。渡瀬恒彦主演でasさんのおすすめ映画。あまりの面白さに過呼吸気味になり途中で映像を一旦止める。笑いながら泣き、思ったものから遠くうえまで飛び出しいき、今年「RRR」を観たとき以来の衝撃を受ける。なにもかも熱い。笑いながら帰る。M家泊。

 

11月8日水曜日

晴れ。納豆ご飯。食堂アルバイトへ。終えて、S家へ。水道局のあたりで下の階のSMさん夫人に会う。こんな老後になるとは思わなかった、でも50年一緒にいるから。Sは休日、布団のうえでブログを書くか動画を見るかしている。絵。夜、画材がなくなりSとパルコの世界堂へ。オイルパステルの補充があいかわらずイマイチで欲しい色が買えず。フィキサチーフのみ買う。西武の文房堂、ロフトの画材売り場見るもオイルパステルは置いておらず。ガーデンで塩らっきょ、トムヤンクンの素、はっさくの缶チューハイ買う。三省堂書店でSが井伏鱒二新潮文庫『さざなみ軍記・ジョン万次郎漂流記』を買う。はっさくの缶チューハイ飲みつつ東池袋マルエツへ。買い物。夕飯は、ごぼうほうれん草舞茸ナス鶏肉の鍋。汁はトムヤンクンの素で作る。辛くてうまい。Sは牛乳で割って食べている。ru先輩おすすめ映画「ジョン・ウィック」観る。M家泊。

 

11月9日木曜日

晴れ。納豆ご飯。食堂アルバイトへ。終えて、S家へ。絵。夜、往来座へ。asさん、ru先輩、saさん。お茶割り。n、ru先輩、saさんは野球チップスカードをせーので開け、誰が出るかで一喜一憂している。asさんと「暴走パニック大激突」の話。asさんは20年近く前に文芸坐で観、最後の文字がでたときに泣いたとのこと。映画館で観れたのがうらやましい。面白すぎてどうして自分が泣いているのかわからなくなったと報告する。7年かけた本がやっとできたと見本を見せてもらう。ru先輩と「ジョン・ウィック」話。車を武器として使うカンフーじゃなくカーフー映画なんです、画期的なんです、とru先輩。今日は変な日だった、まず店行ったら通販が8件入ってて、そのあと中国のお客さんがあれ見せてこれ見せてってぜんぶ買ってくれて、そのあとUさんが来て、とS。今日は野球チップスカードで吉井監督が出た、とnもうれしそう。M家に寄り、母が作った野菜の肉巻きもらう。夕飯は、野菜の肉巻き、昨晩のトムヤンクンの汁にごぼう舞茸を入れた汁。母が誰かにもらった鶏皮の焼き鳥もフライパンで焼いて食べる。映画「ジョン・ウィック2」を観るもめずらしくSが眠いというのでやめる。S家泊。