断片日記

断片と告知

2011-12-01から1ヶ月間の記事一覧

古本屋ウララ

今年10月、沖縄の日本一狭い古本屋「とくふく堂」が閉店し、その跡地を受け継ぐ形で、「市場の古本屋ウララ」が開店した。ウララの店主は、元ジュンク堂の書店員で、わたしが池袋店で働いていたとき、とてもお世話になった人だ。池袋店から沖縄店へ、その後…

都電のパンチラ

法明寺の参道の中ほどに、右手に折れる道がある。石畳と大きな欅の下を抜けると、小学校と音大の前に出る。そのまままっすぐ、曲がりくねりながら道なりに歩くと、正面に小さなトンネルが見えてくる。雑司が谷停留所と鬼子母神前停留所の間にある、都営荒川…

もの食う本

古書往来座で買った雑誌『暮らしの手帳』第1世紀100号を眺めていた。わたしが生まれる前、1969年発行のものだ。中ほどのカラーページに、「おべんとう」の特集が組まれていた。塩鮭と玉子焼き、とりそぼろ、とりのからあげとちくわ。いまと変わらな…

鹿児島のクリスマス

季刊「うかたま」2012年vol.25の、和豆・洋豆の定番料理、に挿絵を描きました。オイルパステルで描いたフライパンや匙や皿の上に、いろんな色形の豆たちがのり、頁を飾っています。うかたま.net [季刊 うかたま] 雑誌「ESSE」2012年1月新年特大号、曽野綾子…