断片日記

断片と告知

軒先

アトリエで絵を描き、宅急便をひとつ出してから、東池袋の日の出会へ行く。久しぶりの日の出会、久しぶりの東池袋商店街を歩けば、都電の線路のまわりから少しずつ家がなくなっている。向原駅から東池袋四丁目駅までの一駅間は、都電の線路のすぐ脇に小さな家々がみっしりと軒を連ね、開いた窓、干した洗濯物、植木鉢の花々から、知らない誰かの生活を垣間見ることができる好きな景色のひとつだったが、それも近い将来なくなるらしい。向原、東池袋四丁目雑司ヶ谷鬼子母神、の線路脇の家々はどかされ、空いた場所は目白通りまで繋がる大きな道路になるらしい。
会場の研ぎ猫さん宅には、研ぎ猫さん、相方のユウちゃん、そして2人に囲まれU-SEN君がひとり飯を食っている。久しぶりに木村衣有子さんも来て、退屈くん、王子、と若手が揃い、研ぎ猫さんのうまい料理をひたすら食べて酒を飲む。なぜだかいつもよりも華やかに思えるのは、木村さんがいるからか。木村さんが来る前に、木村さんて昔好きだった人に似ているんですよ、どの辺が?、おっぱいが!、と言い放った巨乳好きのU-SEN君もうれしそうだ。