断片日記

断片と告知

ぐずぐず

アトリエに行っても、すぐに絵は描きません。まず汚れてもいい服に着替えます。そしてお湯を沸かします。どっかりと椅子に座り空なんか眺め、図書館から借りた本をパラパラと読み、ずるずるとお茶をすすります。顔を洗ったりもします。廊下をペタペタ歩いたりもします。もう逃げられないぞという気分になって、はじめて白い紙に向かいます。絵を描くのは怖いです。はじめの線を引くまでが特に怖いです。いつまでたっても慣れません。
今日の読書「淳之介さんのこと」途中でやめないこと。愚痴はこぼさないこと。お金がナイと言わないこと。