断片日記

断片と告知

生活の時間

昼間はぐったりと寝ている猫のミルク。遊んでよ、と誘っても尻尾でピシッと叩かれる。めげずに誘うと知らんぷりして寝たふりをする。ところが、夜。目がらんらんとして、遊んでくれないと死んでやるからな、と大きい声で廊下を鳴いてまわる。夜は寝ないといけないんだよ、と諭すものの聞いてくれない。どれどれとついてくと、すたすたと自分のお気に入りの場所に寝転がりじっとこちらの目を見る。体をなで、あごの下もなで、ほっぺもなでてやる。満足顔であくびを2つ3つ。ずるい。ミルク君、君はもう16歳で大人の猫なんだから、自分の欲望欲求だけ人に求めるのはいかがなものか。そうゆう男は人間界ではワガママ自分勝手と言って嫌われるのだよ。お互い一緒に暮らしていくにはある程度は我慢しないといけないのでは。自分ばっかり、ずるいよ。