断片日記

断片と告知

チラシ配り

mr10162007-12-06

今日はたくさん歩こう。家を出るときにそう決める。古書往来座で次回「外市」と「ウィークエンド・ワセダ」のチラシを受け取り、散歩の開始。
雑司ヶ谷を歩き、目白台を歩き、江戸川橋を歩きトッパンへ行く。1階のP&Pギャラリーで「日本とドイツの美しい本展2006」を見る。ドイツの美術書がおもしろくてしばし立ち読み。青山のナディフがなくなってしまったので、美術系の本に飢えていたのだ。日本とドイツの本を見比べていると、日本の本はきれいに正確に作り過ぎているような気がする。全部計算されています、この変なデザインも全て計算です、と言われているように感じて、きれいだけれど見ててあまりおもしろくない。もっと大雑把なものがあっても楽しいと思うのだけれど。
地下の印刷博物館へ。「百学連環−百科事典と博物図譜の饗宴」を見る。ダニの絵が必要以上に大きく描かれていておかしい。顕微鏡でダニを見てしまうと、何か大きく描きたくなるような欲求が起こるんだろうな。気持ちはわかる。空想の産物、人魚とか妖怪とか七不思議なんかの絵もおかしい。人づてに聞いたものを絵にする時、伝言ゲームのようにちょっとづつ間違っていき、結果こうなりましたという感じの絵。楽しい。でも一番すごかったのは、常設展示にあった棟方志功さんがベートーベンの第九を歌いながらものすごい勢いで版木を彫る映像。イケナイ映像を見てしまった感あり。
散歩は続く。後楽園、春日、本郷三丁目を歩く。東大赤門前を歩いていると実験器具屋さんがあって、フラスコやガラス瓶なんかがかわいくて、いくつか買う。ゴム栓をおまけでもらう。
東大農学部と工学部の間の坂を下ると谷根千に着く。オヨヨ書林さん、往来堂さん、古書ほうろうさんにチラシをお願いする。いつもありがとうございます。歩き足りない気もするけれど暗くなってきたので山手線に乗って帰る。いつか倒れるまで歩いて見たいと思う。
今日配ったチラシはこちら
wamezo's fotolife
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ウィークエンド・ワセダの猫の絵は浅生ハルミンさん、外市のだるまの絵はワタクシm.rが描いております。デザインは今回から旅猫雑貨店の金子さんです。