断片日記

断片と告知

はたはた1日目

はたはたワークショップ、1日目。朝から夕方まで豊島区の生活産業プラザに篭る。参加する子供たちに、旗の説明をし、今回のワークショップのテーマの虹の説明をし、じゃぁやってみようか、と旗に絵を描かせる。べちょ、っというか、どん、というか、子供たちは、真っ白い旗に思いっきり絵の具をのせていく。小さな手で筆を持ち、ぐりぐりとそれを伸ばし、虹らしきものが旗の上に描かれていく。たどたどしく、でも思い切りのいい、子供にしか描けない絵。いつ見ても打ちのめされる。描き終わって飽きた子供たちが旗の周りを駆け回る。子供の頭の位置は、ちょうど私の腰ぐらいの位置。腕をだらんと下に下ろすと、ちょうど子供の頭が手に触れる。こらこら、と言いつつ子供たちの頭をぐりぐり撫でていく。小さな頭蓋骨の柔らかい髪の毛が、人間というよりも小動物の頭を撫でているようで、この儚い感じと、あの絵の力強い感じが、どうにも頭の中で繋がらずに、困る。