断片日記

断片と告知

彷書月刊

彷書月刊」の2008年9月号が届く。ナンダロウさんの連載「ぼくの書サイ徘徊録」の今号のテーマは「家内制自主出版としての『文庫』」。そこに紹介されているのは、「スムース文庫」、「入谷コピー文庫」、「コクテイル文庫」、「蟲文庫文庫」、そして「わめぞ文庫」に、ナンダロウさんの「けものみち文庫」と、古本市などでお世話になっている方たちの文庫が並ぶ。これらの文庫をひとつの自販機に入れ一緒に販売したら、それはそれは楽しいことになるに違いない、と思うのだけれど、どうだろう。
この自販機に名前をつけるとしたら、やはり「流刑地」だろう。流刑地1号をまず神保町の小宮山書店のガレージ辺りに置かせてもらい、2号を新宿紀伊国屋書店の裏の搬入口辺りに、そして3号を八重洲ブックセンター二宮金次郎像の横に、そして4号から順じ都内各所に広げていく。東京の中に「流刑地」がある、という言葉の響きも素敵で楽しい。自販機の名前が「流刑地」ならば、そこに本を置かせてもらうことを「島流し」と言うのがやはり妥当であろう。使い方としては「今度さー、おいらの作った本、島流しになるんだぜー」。そんな感じでどうでしょう。