断片日記

断片と告知

糊塗

雑誌「野生時代」3月号の、古処誠二さんの読切小説「糊塗」の挿画を描きました。銃剣の「剣」の部分を描いたのですが、汚れた部分が血のように見えて、少し怖い絵になりました。物語の世界には合っていると思うのですが、どうでしょうか。
昨日も今日も春でした。花粉が飛んで、薬なしではやっていけない季節になりました。家の常備薬の箱を見ると、アレルギー性鼻炎の薬がきれていました。仕方がないので普通の風邪薬を飲みました。くしゃみ、鼻水、と効能には書いてあったので、たぶん大丈夫でしょう。
「糊塗」とは「こと」と読み、その意味は「一時しのぎにごまかすこと。その場を何とか取り繕うこと。」だそうで、風邪薬を飲む私にはお似合いのタイトルかもしれません。