断片日記

断片と告知

傘の骨

東京都現代美術館へ。マルレーネ・デュマス「ブロークン・ホワイト」。間仕切りのない大きな真っ白い空間が気持ちいい。でも絵は怖い。滲んだ絵の具が、殴られた時の痣のように見える。流れ落ちている絵の具が、血の筋みたいに見える。アラーキーの中年女性の写真、すごくおもしろい。美術館を出ると雨。強風で傘の骨、折れる。
行きは清澄白河から来たので、帰りは木場から帰ることにする。ホームに来た電車にとびのる。本を読む。高田馬場まで地下のはずなのに、気づくと電車が外を走っている。大きな川を越えている。電車の窓の外、釣り舟と屋形船が揺れている。着いた所は浦安でした。最近、こうゆう失敗が多いです。
今日の読書「漱石を売る」古本屋は店主もお客も変な人たち。