断片日記

断片と告知

森の中

雨の中、tricoterさんがアトリエにやってきた。洋服にお菓子に梅のジャムとお土産をたくさん持って。手作りの梅ジャム、蓋を開けてペロリとなめてみる。優しい甘い味がする。パンにつけたり、ヨーグルトに入れて食べるといいそう。明日から朝ご飯はこれにしよう。
2人で傘さしながら大塚まで歩く。素直に電車に乗ればいいのだけれど、歩いたほうがビールがうまいのだ。焼き鳥屋さんの前でSさんとも合流。美味しいものを食べながら、だらだら話すのは楽しい。焼き鳥食べて、湯葉食べて、レバーのたたき食べて、とりさし食べて。最後は雑炊でしめて。あー楽しかった。2人は電車で、私は歩いて家を目指す。飲んだあとの散歩は好きなことの1つ。なんだかとても気持ちがいい。
携帯を見ると古書現世の向井さんからの着信が。電話してみるとお仕事の依頼。古書往来座横のコンビニにで打ち合わせ。締め切りは31日。往来座をのぞくと12時すぎているのに瀬戸さんが何かしている。棚が変わって目線の位置にある本が全部面だしになっている。夜、明かりを落とした店の中、天井まで積まれた本に囲まれていると、一瞬、深い森の中にいるような気がした。