断片日記

断片と告知

上野を歩く

上野へ。前を歩くたびに気になっていた横山大観記念館へ。思っていたよりも狭い。玄関を入ると正面に小さな庭。それを囲むように廊下があり部屋がある。1階にあった晩年の画室。大観の見ていたものはなんだろうと、畳の上に座り目線を正面にする。木の茂る庭が見える。大きなガラスの窓。普通、真中辺にある木の枠がやや上にある。「座って見るようにずらしてあるんですよ」と係りの人が教えてくれる。そういえば囲炉裏のある客室の窓もガラス一枚で真中に木枠がなかった。あれも庭を美しく見せるためかもしれない。今、庭の向こうに見えるのは高いビルの壁。大観の目に見えていた景色はどんなだっただろう。
不忍通りを歩きながら次回の外市のチラシを置いてもらう。オヨヨ書林さん、往来堂さん、そして古書ほうろうさん。いつもありがとうございます。次回ワメトーク塩山芳明さんと内澤旬子さん。そのチラシを見た古書ほうろうの宮地さんが「おもしろいものがあるんですよ」とレジ裏の棚をごそごそ。結局見つからず見せていただけませんでしたが、なんと昔の塩山さんのサイン本。しかも「内澤旬子は怖い」(恐ろしい、でしたっけ?)の文字入り。ぜひワメトークに持って来ていただきたい。お待ちしております。
次回ワメトークの予約はじまりました。古書往来座が受付になっています。電話・FAX・メールのいづれかでご予約ください。どうぞ、よろしく。
古書往来座