断片日記

断片と告知

珍湯、あります

ひばりが丘から徒歩5分の銭湯「ゆパウザひばり」へ。マンションの1階にある今時のハイテク銭湯。靴を脱いで上がるとテーブルと椅子のある広めのロビー。壁にはなんと居酒屋メニューが貼ってある。生ビールはもちろん、チューハイに焼酎梅お湯わり、たこ焼きにポテトなどなど。珍しいのは券売機で入場券を買って番台のおじさんに渡して入ること。きっと生ビールとかたこ焼きとか作るので忙しいからだろう。脱衣所は狭め。でもお風呂は広い。サウナ(別料金)があり、水風呂があり、ジャグジーバスがあり、ジェット系のお風呂が幾つか並び、日替わり薬湯があり、露天風呂まである。人気の薬湯に入ってみる。濃い茶色いお湯。壁には「珍湯!?コーヒー風呂」と書いた紙が。コーヒー風呂、はじめて入りました。いったい何に効くんだろうか。壁には12月の日替わり薬湯のスケジュールも貼ってある。漢方系の薬湯に混じって青りんご湯とか抹茶湯とかもある。入るより飲んだ方が効きそうな気がするのだけれど。まぁ楽しいからいいか。お風呂から上り汗が引くまでロビーでくつろぐ。押してもらったばかりの銭湯巡礼スタンプノートを見ていると「それ何?」と妙齢の女性に声をかけられた。銭湯マップの説明をする。最新版を買ってはいたものの、スタンプノートに気づいていなかったらしい。「くやしいねー。」と連れの男性と話している。この銭湯好きの妙齢カップル、かなり味がある。もしかして昔ヒッピー運動とかしていませんでしたか、もしかしていま自然食品屋さんとかやっていませんか、住まいはやっぱり中央線のどこかですか、とか聞きたくなるような2人の雰囲気。生ビールを美味しそうに飲んで、お薦めの銭湯を教えてくれる。「またどこかの銭湯で会いましょう。」と言って2人と別れる。こうゆう出会いがあるのも、銭湯の楽しいところ。ゆパウザひばり