断片日記

断片と告知

いくらで嘗めますか?

午前中からバサラブックスの福井さんとアトリエの掃除。一見そんなに汚くはないのだけれど、福井さんが持ってきた専用洗剤をもってしてもびくともしない床の汚れ。1時間経ってもはじめとそんなに変わらない状態の床を見て福井さんが取り出した魔法の液体。匂いもきついし、体に悪そうだし、はじめは反対したのだけれど、試しにとちょっと床にたらしたその瞬間「武藤さん見て!」という福井さんの叫び声が。一瞬で、ひとたらしで、ぴかぴかになっている床。それまで反対していたことも忘れ、2人で液体を床にぶちまけていく。臭い。でもきれい。臭い。でもきれい。窓を開けて換気をしながらやらないと死にそうな気がする。でもこの床のきれいさにはかえられないとも思う。
昼過ぎ、わめぞのチラシ印刷隊がアトリエにやってきた。お腹も空いたのでみんなで近くのかえる食堂に行く。私はいつものみどりのカレー辛口。福井さんもみどりのカレー。印刷隊2人は海南チキンライスをもりもりと食べている。シフォンケーキもお土産に包んでもらって幸せ気分でまたアトリエに戻る。
印刷隊は1階の印刷室へ、我々はアトリエで掃除の続き。みるみるきれいになる床を見て「楽しいですね」と言う福井さん。古本売上対決の罰ゲームのはずなのになんだか楽しそうに掃除している。ドス黒く溜まった床の汚れ汁を見て「これ、いくらで嘗めますか?」「1万は?」「無理。でも1000万くれるなら飲んでもいい」とか話しながら床を磨き続ける2人。ほんと、なんだか楽しいね。3時過ぎ、床はぴかぴかになり福井さん曰く「これなら嘗められる」ということなので、掃除を終わりにする。印刷隊と合流してシフォンケーキを食べて解散になる。福井さん、お疲れ様でした。すべすべの床、気持ちがいいです。
夜は、いつもの居酒屋でわめぞの有志と飲み会。いつもの通りだらだら飲んでいると、向井さんの携帯が鳴る。で、どうしたことかエンテツさんこと遠藤哲夫さん、木村衣有子さん、京阪神エルマガジン社のMさんも一緒に飲むことに。なんだか濃い。メンツが濃い。話が濃い。でも楽しい。たくさん飲むくせに吐かないしトイレにも行かないかわりに涙が出るというエンテツさん。変わったお方。