断片日記

断片と告知

ダチョウの頭

再び、神保町の東京古書会館へ。2階での展示「佐野繁次郎の装幀モダニズム」展を見に行く。昨夜、開演時間ぎりぎりに会場に着いたので、この展示を見ていなかったのだ。2階に上り、ショーケースの端からじっくり見ていく。1周して、またはじめから見て、また1周して、と何度見ても面白く、狭い会場を1人でぐるぐると見て周る。表紙に何度も出てくるこの女の人は、同一人物に見えるけれど、誰なんだろう。お気に入りのモデル、奥さん、それとも若い恋人か。銀座百点の表紙に何度も出てくる、このダチョウの頭みたいなものは、ダチョウの頭でいいのだろうか。それにしても、この手書き文字。それにしても、このコラージュ。見ても見ても見飽きない。