断片日記

断片と告知

匍匐前進

原宿へ。オーパギャラリーで宮本ジジさんの個展「イキモノ図鑑」を見る。カバと旦那の絵、大きなウサギの絵に、心惹かれる。オーパギャラリー閉店後、近くのHBギャラリーでの藤枝リュウジさん個展「めでたき風景」のオープニングパーティーに参加する。藤枝さんの絵。見るたびに、シンプルに、研ぎ澄まされていくような気がする。いくつになっても、新しいことをしようと、あがき、もがく、人の絵は好きだ。自分もそうでありたいと思う。HBギャラリー閉店後、さらに近くの蕎麦屋での二次会に参加する。おもしろい話、そうではない話、納得できる話、納得できない話、いろんな話を聞いて、自分はさてどうなんだ、と省みる。簡単に白黒つく話ではない、そうゆう話を聞けることは幸せだと思う。
明治神宮前から副都心線に乗って帰る。雑司ヶ谷まで190円。JRだと原宿から目白まで150円なので、高く感じる。高く感じるけれども、金曜の夜に、この駅の空いていること、ホームに人のいないこと、電車で席に座れることには、190円の価値がある。雑司ヶ谷駅で降りる。ご近所さんかしら、と降りる人たちの顔を、つい見てしまう。目白駅でも池袋駅でも、そんなことを考えたことはなかったのに、雑司ヶ谷駅だと、なぜかそんなことを気にしてしまう、不思議。