断片日記

断片と告知

朝と夜

深夜。本も読み飽きたので、そろそろ寝ようかと思う。電気を消し、掛け布団を丸めたり広げたりしながら、布団の上で二転三転する。どの体勢で今日は寝ようか、ごろごろしながら考える。そんなことをしているうちに、いつの間にか眠っていて、気がつくと朝になっている。窓の外で蝉が鳴いている。近所に住む子ども達の声がする。おばさん達の声もする。ゴミ収集車の音もする。朝は、いつでも騒がしい。もう少し静かな朝があってもいいと思うのだけれど、いつでも騒がしく、無理やり朝になるので、なんだか腹立たしい。その点、夜は控えめでよい。