断片日記

断片と告知

誕生日会

久しぶりの日の出会。7時過ぎに研ぎ猫さんちに着くとすでに退屈くんがいて、これ、と差し出されたのが別冊宝島の「日本の右翼と左翼」。もしかして、これが誕生日プレゼントですか。ありがとうありがとう。そう言えば去年の誕生日には中公文庫の深沢七郎「言わなければよかったのに日記」を貰ったし、毎年「本」というのが退屈くんらしい。古書現世の向井さんが来たところで宴がはじまる。今日は天秤座生まれの武藤、向井の誕生会と言うことで、いつもにも増して料理が豪華。山盛りの餃子、おやき、卵焼き、肉団子にシュウマイ、真ん中の大きい鍋にはカレーがたっぷり、そしてその横には誕生日の丸い大きなケーキが2個も鎮座している。ビールを飲みつつ、缶チューハイを飲みつつ、片っ端から食べていく。途中から来たUちゃんが差し入れてくれたシャンパンもぐびぐび飲む。古書往来座の瀬戸さんに、キテレツ大百科に出てくる勉三さんがかけているようなおもちゃの眼鏡と変な棒をいただき、旅猫雑貨店の金子さんにはフクロウの刺繍のある紫色のきれいなポーチをいただく。みんな、どうもありがとう。30を遥かに越えた人たちの誕生会というよりも、子どもの頃、友達を家に呼んで母親の手造りの料理を食べプレゼント交換をした誕生日会のようで、懐かしくそしてうれしいのでした。