断片日記

断片と告知

ドキリ

自分が挿画を描いた本が古本屋の棚に並んでいるのを見るとドキリとする。誰かが買ってくれて、誰かが手放した本。捨てられずに古本屋にあるだけありがたいのだが、なぜか心臓がバクバクしてしまう。挿画を描いただけでこうなのだから、その本文を書いた人はどんな気持ちになるのだろう。やはりドキリとするのか。それともたくさん売れたからこそ古本屋にもあるのよと思うのか。いつか誰かに聞いてみようと思う。
小説現代(講談社)の2008年12月号が発売されました。目次と本文扉に絵を描いています。本屋さんで見てみてください。