断片日記

断片と告知

辰巳湯

練馬駅から歩いて10分くらいの銭湯「辰巳湯」へ行く。ビルの1階にあるイマドキの銭湯。ビルの手前にはコインランドリーと歯医者があり、コインランドリーの横を抜けて行くと銭湯の入り口がある。自動ドアが開いたとたん、もぁ、っとした温水プールに来たときのような熱気と匂いがする。広めのロビーの真ん中にフロントがあり、女湯はフロント向かって右側にある。のれんをくぐり脱衣所に行く。こじんまりとした脱衣所だが、ロッカーや体重計やその他もろもろの脱衣所グッズがきれいに収まっているため、あまり狭さを感じない。洗い場に入ると、こちらも広くはないのだが、島カランや湯船がうまく配置されているからか、やはり狭さを感じさせない。湯船は、ジェット系の湯船が2つに、薬湯、水風呂、露天風呂の計5つ。水風呂と露天風呂の間には、別料金のサウナがある。本日の薬湯は、メロンソーダをもっと濃くしたようなものすごい緑色で、壁の張り紙には「玉露カテキン」と書かれている。露天風呂は広めの岩風呂で、空は見えず周りに壁があるものの、外気がしっかりと入ってくる風呂で、そのせいかどうか露天風呂にしてはお湯も熱め。この露天風呂だけはなぜか入り口が2つある。洗い場からの入り口と、脱衣所から直接入ることが出来る入り口とがあり、不思議な造りになっている。前回、水風呂の面白さに少し目覚めたので、今回も入ってみるかと足を突っ込んでみたものの、あまりの冷たさに全身を沈めることは叶わず。前回の「稲荷湯」の水風呂が真夏の屋外プールぐらいとしたら、今回の「辰巳湯」の水風呂は北海道の真冬の寒中水泳クラス。今の私にはとても無理。いつかこのくらいの水風呂にも、入ることが出来る日がくるのだろうか。
辰巳湯