断片日記

断片と告知

沖縄会

沖縄会とは、以前の職場でお世話になった地方小流通出版のMさんと私が作った、都内の沖縄料理屋でひたすら沖縄料理を食べる会、だ。Mさんは沖縄の出版社の本を売るために地方小に入ったような根っからの沖縄好きで、同じく沖縄好きの私と気が合い、そんな会を作ってしまったのだ。年に1度か2度、ゆるく集まり、死ぬほど飲んで食べるだけ。集まる人たちもMさんと私以外は変動制で、今日の沖縄会に集まったのは、ジュンク堂池袋店のUさん、Nくん、神田の三省堂のOさん、東京堂の畠中さん、未来社のAさん、そしてMさんと私の7人。場所は、新宿アルタ裏の沖縄料理屋「やんばる」。7時半に予約したから、と全員に連絡したのに、その7時半になっても誰も来ない。みんな仕事が忙しいのだ。時間ぴったりになんて上がれないのだ。そうだそうだったよな、と昔を思い出しながら、誰もいないテーブルでオリオンの生ビールを飲みはじめる。15分も過ぎた頃、ぽつぽつと人が集まりはじめ、ゆるゆると沖縄会がはじまる。これだけの人数がいると、いろんなものを食べることができる。各種チャンプルーはもちろん、豚レバー茹煮、海ぶどう、ヘチマ味曽煮、はんだまツナ和え、イカ墨ソーメンチャンプルーと片っ端から食らっていく。デザートはもちろんブルーシールのアイスクリームで、バニラ、紅いも、ゴーヤ、さとうきび、ウベ、マンゴタンゴと「やんばる」にある全種類を頼み、みんなで一口ずつ試食していく。1番おいしいのは以外にもさとうきびで、1番イマイチなのは小さい頃食べた安いメロンアイスの味がするゴーヤ。Uさんの爆弾発言もあり、この沖縄会は2年後に沖縄本土で開かれることが決まる。今からとても楽しみで、そして少し寂しくもある。