断片日記

断片と告知

搬出

「トラベラー」展、終了しました。芳名帳にコメントくださったみなさん、見に来てくださったみなさん、どうもありがとうございます。数々のコメント、楽しくうれしく読ませていただきました。グループ展は今までに何度か経験しましたが、この「トラベラー」展は今までで1番来場者数の多い展示でした。展示は描いた絵を飾るだけでなく、それを見に来てくれる人たちがいることではじめて完成するのだと、改めて思いました。
1週間は早いです。1週間と言いつつも、その内1日は搬入に使われるので、実質6日間の展示です。描く前のあの苦しみが嘘のように、あっけなく6日間が終わります。これでオシマイなのか、と展示をするたびに思います。一緒に展示した作家さんたちと別れるのも、壁から絵が外されるのも、寂しくてなりません。壁から額装した絵を取り外し箱に入れキャリーカートに積んでいきます。みんなに挨拶とお礼を言って、キャリーカートを引きながら家路に着きます。小雨が降る中、なんとなく傘をさす気になれません。寂しい気分にもうちょっと浸りたかったのかもしれません。