断片日記

断片と告知

春から雑司ヶ谷で暮らす君へ

春から雑司ヶ谷で暮らすU-SEN君に捧ぐ。まず銭湯ですが、雑司ヶ谷には1軒しかありません。生協コープがある弦巻通りを護国寺に向かって歩きます。旅猫雑貨店のある雑司ヶ谷二丁目の商店街を少し過ぎた左側に、雑司ヶ谷でただ一軒の銭湯「高砂湯」があります。ビルの1階のイマドキの銭湯ですが、なかなか広々としています。東京の現在の入浴代は大人450円です。銭湯の入り口横にはコインランドリーもあり便利です。「高砂湯」の横には、煎餅屋の伊勢屋があります。工場兼直売所が路地の奥の右側にあります。一見、ここ入って大丈夫かしら、と思ってしまうような場所ですが、大丈夫です。思い切って引き戸を開けると、お煎餅を作る職人さんたちの姿が見え、その横の通路の奥には売り物の煎餅が並んでいます。一袋200円からと格安で、しかも美味しいです。古書現世のパロパロ向井は、ここの「焼きおにぎり味」の煎餅が大好物です。先ほど通り過ぎた雑司ヶ谷二丁目商店街には、赤丸ベーカリーもあります。ラスクが有名ですが、食パンも惣菜パンもおいしいです。揚げたてコロッケを売る肉屋もあり、てんぷら屋もあり、お惣菜屋もあります。ご飯だけ炊いて、この商店街でおかずを買うのも楽しいかもしれません。すぐそばにもう1つ商店街があります。「みちくさ市」でお馴染みの鬼子母神通り商店睦会です。都電の鬼子母神駅の両側にある商店街です。焼き鳥の豊島屋が有名ですが、肉の日高屋の弁当も安くて美味しいと評判です。昼過ぎこの辺りの道を歩いていると、チキンカツ弁当の入ったポリ袋を下げた古書往来座の瀬戸さんとすれ違ったりします。大きなスーパーは、生協と大倉と肉のハナマサがあります。高級食材を求めるなら、池袋まで出て、西武の地下か、東武の地下に行くことをお薦めします。池袋西武の屋上には、うどんの「かるかや」もあります。400円前後で美味しいうどんが食べられます。昼時は並ぶので、時間をずらして行くことをお薦めします。屋上では生ビールも売っているので、これからの時期に一杯やるのもいいかもしれません。池袋駅前には、大型電気店が並んでいます。ビックカメラ、サクラや、ヤマダ電機です。1番がんばっているのは、池袋西口の小さな電気屋からはじまったビックカメラでしょうか。本拠地ですからね。本店の他に、パソコン館、カメラ館などに分かれています。カメラ館の横には酒部門の小さなビックカメラもあり、高い酒やたくさん買うときはポイントも溜まるし使えるのでいいかもしれません。画材は、東急ハンズ、西武の上のロフトなどでも買えますが、パルコの中にある世界堂をお薦めします。カードを作ると全商品20%オフになるからです。小さな店ですが、普通の画材ならここで揃います。ただ、メーカーによっては全く置いてないものもあるので、ハンズやロフトと使い分けてください。世界堂は新宿東口にばかでかい本店があります。普通に電車に乗って新宿まで行くのもアリですが、明治通りを30分ほど南に直進しても行けます。1本道なので、まず迷いません。暇なときにでも試してください。本は、西武の中にリブロが、その斜め向い側にジュンク堂があります。そのどちらかで、大概の新刊は買うことができます。古本は、「わめぞ」の各店舗をご利用ください。ちなみにブックオフは、雑司ヶ谷から歩いて行ける範囲内では、目白駅前、大塚駅前、要町駅前の3店舗あります。図書館は、東池袋に豊島区の中央図書館があります。サンシャイン60そばの高層ビルの中の4・5階に入っています。エスカレーターもなく、階段もなく、小さなエレベーター2台しかない誠に不便な図書館ですが、きれいで大きいです。貸し出しは出来ませんが、トキワ荘関係の漫画が揃っていて、館内で読むことができます。暇なときには一日中ここで漫画を読むのも楽しいかと思います。風呂と飯と本があればそこそこ生きていけるでしょう。こんなところで、どうでしょうか。もう少し暖かくなれば法明寺の桜並木と、神田川沿いの桜並木もきれいですよ。