断片日記

断片と告知

雑司ヶ谷白想

無職と書いたとたんに無職ではなくなりました。L様、お仕事ありがとうございます。
ブログ「空にパラフィン」を書く繭子さんとは何者か。妙齢の女性、書店員、短歌詠み、目白在住、わめぞ民。思いつく単語をつなげてみても、実際の繭子さんとはほど遠い。今年の6月、仙台を一緒に旅し、同じ宿の同じ部屋に布団を並べて眠った。眠りに落ちるまでの数十分か数時間か、枕に頭をのせ、天井を見ながら誰にするともない話をした。天井に向かって吐いた言葉は、誰かの答えやつぶやきをのせてまた天井から降ってくる。楽しい話は少なく、どちらかというと暗く面倒な話が多かったが、見詰め合って話すのではない、天井に吐く言葉の中だからこその本当があった。繭子さんが何者なのかが、少しわかった夜だった。
繭子さんを知りたいけれど、布団を並べて眠ることの出来ない人は「雑司ヶ谷白想」を読みましょう。
http://d.hatena.ne.jp/wamezo/20090822