断片日記

断片と告知

マリンカ

今週末の「火星の庭」でのイベントに合わせて、わめぞの豆&Pippo with ウサリンが仙台入りをします。仙台の皆さま、仙台近郊の皆さま、どうぞよろしく。メグたん、元気かなー。
小さい頃、一番繰り返し読んだ少女漫画は「はいからさんが通る」だ。海老茶の袴に編み上げブーツ、紅緒・忍・蘭丸・冬星・環という登場人物たちのキラキラした名前、ギャグとシリアスの絶妙な配分、作者の大和和紀が書く枠外のはみ出し、すべてが大好きだった。が、大人になってから読み直せば、この漫画の登場人物たちは、ほぼ全員酒乱なのだ。主人公の紅緒さんが酒乱なのはもちろんで、許婚の忍さんがシベリア送りになって死にかけたのも紅緒さんが酔っ払って忍さんの上官(印念中尉)にケンカを吹っかけたからだし、いろいろあって紅緒さんが自殺を図ったときも飛び込んだのは酒甕の中だ。ちなみに紅緒さんは、投獄させられてもいて、獄中での呼び名は「への六」番だ。大正ロマンの少女漫画でしょ、と思い込んでいるそこのあなた、一読をお薦めします。

「1970〜80’s 少女漫画喫茶」
飯沢耕太郎さんの最新刊『戦後民主主義と少女漫画 〜大島弓子萩尾望都岡崎京子を読む〜』(2009年6月刊/PHP新書)をガイドに、火星の庭で期間限定の少女漫画喫茶をひらきます。
★飯沢さん所蔵の少女漫画をカフェで読み放題。10/15(木)〜10/26(月)店内も80年代少女漫画テイストに変身。
★特設コーナーにて70〜80'漫画2000冊SALE。 10/15(木)〜10/26(月)
飯沢耕太郎トークPippo with ウサリン ライブ」
★Special企画!!飯沢さんの少女漫画トークと、文系ファンタジックシンガーPipooとうさぎのギター弾きウサリンのライブを開催。二組の共演ははじめて。ファンタジックな夜をぜひお楽しみ下さい。
★10/17日(土) 開場18:30 開演19:00〜21:00
★場所book cafe 火星の庭 入場料2000円
part1:飯沢耕太郎トーク「ぼくが好きな少女まんが」
part2:文系ファンタジック・ライブ 「 Pippo with ウサリン
※要予約。メールかお電話で受付中。
メールアドレス  kasei@cafe.email.ne.jp
電話 022-716-5335
book cafe 火星の庭
☆ご来場の際、お好きな少女漫画を1冊お持ち下さい。