断片日記

断片と告知

「文字を描く」ワークショップその後の報告

9月10日、「百椿図」石巻編の会場の石巻まちの本棚で「文字を描く」ワークショップを行いました。石巻歌人・近江瞬さんの短歌『海に沿う地名の由来を紐解けば波が渡ると書いて「渡波」』を、ひとり1文字から3文字ずつに分担し、参加者のみなさんとまちの本棚のスタッフと南陀楼綾繁さんとわたしで描きました。描いて終わりでは名残惜しいので、みんなで描いた文字と海を思わせる青い椿の絵を組み合わせ、1枚のポスターのように仕立てました。ふだんはひとりで描いているので、大人数で描くという経験ははじめてでしたが、とても楽しい時間になりました。参加者のみなさんが日々の制限から解除され、ふだんからかけ離れた文字が生み出された瞬間に立ち会えたことがうれしかったです。

渡波」は「わたのは」と読みます。石巻から海沿いを少し北に行った地域です。