断片日記

断片と告知

コロナの夏 6月30日から7月6日

6月30日金曜日

雨。寒い。セブンで買ったカゴメ野菜生活100ビタミンスムージー、牛乳。大谷くんまた打った、とS。Sは毎朝ネットを見、大谷くんか、ビリヤードのワールドカップの成績を報告してくる。Sと車で辰野美術館へ。ライトの位置、キャプション、台座の調整など、最後の細々したことを。夕方早めに終わり、ポストカードをたてる什器を探しに車でセリアへ。探し回ったがこれといったものがなく、試しにハンカチたてを買う。美術館に戻り合わせてみるとるなかなかいいので、セリアに戻ってさらに5個買う。ホテルに戻り、疲れて転がる。Kさんに聞いていたおすすめの居酒屋は電話してみるも満員で入れず。セブンイレブンの横の焼肉革命情熱家族に電話して予約。夜、Sと缶ビール飲みつつ情熱家族まで歩く。すぐにS兄の運転でS母とEちんも来る。生ビール、ウーロンハイ、焼肉の盛り合わせ、冷奴、サラダ、ロースの味噌漬け、ホルモン、石焼ビビンバ。辰野は冷奴がどの店のもうまい。テーブルのうえに置かれた換気扇がまったく吸わず、煙がぜんぶ横に流れていく。S兄は滞在中ずっとChatGPTのすごさについて話している。車でホテルに帰るS兄たちと別れ、セブンイレブンで買い物、Sと歩いてホテルに帰る。早々に寝る。エルボン辰野泊。

 

7月1日土曜日

雨、曇り。カゴメ野菜生活100ビタミンスムージー、牛乳。Sは昨晩セブンで買ったコーヒーとサンドイッチ。ビリヤード日本がアメリカに勝ったよ、これは快挙だよ、とS。以前無印で買った袴っぽいパンツとチェックのシャツを着る。Sは黒いパンツ白いシャツ。ふたりとも黒い靴を履いている。Sと歩いて辰野美術館へ。上板橋マンスールさんから花が届く。「瀬戸剛の軌跡」展、初日。昨晩までと違い、美術館のなかの空気がきりっとしている。ここに運ばれライトをあてられてやっと、散々見ていたものが彫刻だったのかと気づく。朝一から剛さんの関係者で賑わう。SとS母S兄たちは挨拶をしてまわっている。入り口に置かれたテレビでSが作った剛さんの映像を流している。映像大人気、とうれしそうなS。手持ち無沙汰なわたしとEちんとで歩いてローソンまで買い出しに。美術館を抜けられない人たちの昼飯に、サンドイッチ、おにぎり、など買う。母うれしそうだよね、と来る人たちに挨拶してまわるS母を見てEちん。美術館に戻り、ひとりでまた展示室や展望台や外をふらふら。搬入を手伝ってくれたKくんファミリー。昼飯は、Eちんと歩いて万五郎そばへ。ざる蕎麦の大盛り1000円。十割そばでごつごつ食べ応えがある。食後に出てきた蕎麦湯も、揚げたそばに塩をまぶしたつまみもうまい。会計のときに店名の読み方を聞くと「まん・ごろう」ではなく、んを小さく縮めて言い「まンがろう」、早口だと「まぐろう」に聞こえる。このあたりの地名とのこと。坂をのぼってまた美術館戻る。茅野のYファミリー到着。子どもたちは彫刻を見て、ちんこちんこおっぱいとうれしそう。みんなで3階展示室の縄文の服を着て記念撮影。下の子のRくんとHくんは、美術館の外で、面白い形の石を探しては石で叩き割る遊びをしていたかと思うと、烏の羽を拾いに走り、大きな羽の取り合いをして泣いている。羽の取り合いで泣きながら帰るファミリーをSと見送る。閉館までなるべく人のいない場所をひとりでふらふら。人疲れし、なるべくずっと遠くを見る。図書コーナーで図録を見る、展望台から山を見る、外に出て緑を見る。Sはずっと誰かにつかまり話をしている。閉館後、車で帰るS兄とEちんを見送る。Sと歩いてホテルに戻り、いつもの格好に着替えてから、缶ビール飲みつついつもと違う天竜川沿いルートでとちっ子まで歩く。途中、大雨。サンダルがずぶ濡れになる。S母がタクシーで来て合流。生ビール、焼酎のお湯割り、野菜サラダ、山賊焼き、こんにゃくもつ煮込み、たけのこの煮物、フキとモツの煮物、揚げ出し豆腐、ナスときゅうりの漬物。女将さんが瓶ビールを持ち、S母と飲みたい、と言いながらテーブルにつく。伊奈の人だそう。山賊焼きのレシピなどは女将さんの開発とのこと。ずく、だら、と長野のことばには濁点が多い。タクシーを呼んでもらいS母が先に帰る。あと1杯だけ、と飲むとしつこくなるSに、もう飲みすぎ、連日飲みすぎ、と叫んで連れ帰る。セブンで買ったチョコモナカジャンボを半分ずつ食べながらホテルに帰る。モナカのうまさがとても滲みる。エルボン辰野泊。

 

7月2日日曜日

晴れ。雲のない青空。カゴメ野菜生活100ビタミンスムージー飲むヨーグルトブルーベリー味。チエックアウトし、Sと車で辰野美術館へ。往来座のお客さんのSさんが来場。バスで来たとのこと。Sがうれしそう。nにも伝える。昼過ぎ、美術館をあとにし、S母がソースカツ丼が食べたいと言うので、かつ丼家まつくぼへ。3人とも特製ソースかつ丼1650円を頼む。店は開店したばかりだがすぐに満席に。後ろの席にはバイカーの4人組。壁にはここを訪れたバイカーたちの写真がまとめて額装されている。しばらくしてサラダ、味噌汁、かつ丼が運ばれてくる。かつ丼、めちゃくちゃでかい。蓋付きの大きな飯碗に、飯とキャベツ、そのうえに分厚いかつがのっている。厚さは4〜5センチくらい、長さも20センチくらい。食べ残しの持ち帰りが当たり前のようで、入り口に専用のパックが置かれている。食べられるか不安だったが、衣が軽く、味付けもそこまで濃くなく、肉は柔らかく、さらっと平らげる。S母は食べきれなかった飯とかつを3パックに分けて入れている。ガソリンスタンドで給油。窓ふいてもいいですか?と店員。給油がセルフではないのは久しぶり。すぐそばの伊北インターから高速にのる。諏訪SAで便所、土産を買う。帰りは正面に富士山がよく見える。ときどき渋滞につかまる。懐かしい暴走族仕様のバイクが通り過ぎていく。S母を日暮里まで送るために首都高にのったがどこでおりていいのかわからず、神田橋でおりる。東大そばを通り抜け、谷中霊園で行き止まり、引き換えして西日暮里経由で日暮里駅までS母を送る。不忍通り雑司ヶ谷に帰る。Sは往来座に荷物を置き、わたしはM家に荷物を置きに行く。母に諏訪で買った栗羊羹を土産に渡す。往来座に戻り、本搾り。ひとり店番をしていたnと、大変だったね、となぐさめ合う。miくん、saさん。大倉で買い物。疲れ切り、早々にS家に帰る。久しぶりにS家に帰ると獣臭い。畳んであった布団を開くと猫のうんこが挟まっている。夕飯は、ソースカツ丼が消化できず、麦チョコを少しだけ。Sはファミマで買った焼き鳥と冷奴を食べている。猫がまとわりついてきてうれしい。今日で中野サンプラザが閉館。S家泊。

 

7月3日月曜日

晴れ、曇り。ミョウガ納豆ご飯。水曜日のダウンタウン、あちこちオードリー見る。光浦さんの表情がさっぱりしている。Sは長野の関係者やS母S兄など、あちこちに電話。作品の寄贈先、美術館で流している映像のことなど。展示初日を越えれば楽になるはずと思っていたが、また次のやることが出来、終わる気配がない。洗濯。昼過ぎ、Sはたまっていた仕事をしに往来座へ。pでの展示のさいに作る冊子用に絵を10点選ぶ。たまっていたブログ書き。夜、マルエツで買い物。鍋の仕込みをしてから往来座へ。Sとnが、先日買い取りしたダンボールをあけ、本と空のダンボールが店中に積み上がっている。立ち寄ったuに本搾りの夏柑もらう。『たそがれたかこ』の感想。面白いのうえに若干の気持ち悪さがのっている、おばさんの世界の狭さ、あの飲み屋には行きたくない、などとu。作業が終わりそうもないので先にS家に帰る。夕飯は、ごぼう大根ほうれん草豚つくね鍋。つくねに大豆ミートをまぜる。11時すぎ、S帰る。Sの夕飯は、同じ鍋に豆腐を足したもの。M家泊。

 

7月4日火曜日

晴れ。納豆ご飯。食堂アルバイトへ。終えて、絵を持ってキンコーズへ。スキャンを頼もうと思ったが、A2サイズが3千円以上もするのでやめる。K会長宅へ。帳簿。使えるかわからない古いビール券をもらう。絵をM家に戻し、往来座へ。帳簿書き。Sと本搾り飲みつつK会長宅へ帳簿を戻し、リコスでまた本搾り買い飲みつつ雑司ヶ谷公園へ。ベンチに座ってどらだら飲む。鶴巻通りのまいばすで買い物。夕飯は、トマト、ごぼうナスじゃがいも玉ねぎベーコンのトマトスープ。Sだけミョウガと生姜をのせた鰹のタタキも食べる。ドラマ「日曜の夜ぐらいは」1、2話目を見る。コンビニの一番高いアイス。宝くじが当たるわけない、と言っていたSが当たってからテンションが低くなる。わたしはコンビニのアイスの冷蔵庫をぐちゃぐちゃかき混ぜて探す様にちくっとする。M家泊。

 

7月5日水曜日

曇り。納豆ご飯。食堂アルバイトへ。終えて、M家へ。夕方まで転がって過ごし、uと往来座で落ち合い、池袋の宮城ふるさとプラザへ。三角形の定規揚げを探すが売り切れ。せんべいなど買い、池袋ショッピングパークのカルディへ、いつもと違う食材、味を探しに行く。レモンクリームパスタソースなど。そのまま池袋ショッピングパークの魚屋、八百屋、西武のガーデンで食材の買い物のはしご。u家へ。買った食材で調理を開始。しばらくしてSも来る。uが買ってくれた椿の絵のお披露目会。紺色のマットが絵によく合っている。miちゃん、ZA先輩も来る。ビール、赤ワイン、山椒の実をのせたカルパッチョ、鶏肉とじゃが芋ののローズマリー焼き、ピーマンツナ塩昆布和え、豚肉キュウリパクチー干し豆腐のサラダ、ししとう焼き、レモンクリームパスタ。ぜんぶうまい。ドン・カルパッチョ、キャンドル・ジュン、などだらだら12時近くまで飲み話す。みなチャリで気軽に帰れるのがうれしい。M家泊。

 

7月6日木曜日

晴れ。夏日。納豆ご飯。食堂アルバイトへ。付属の高校がコロナで一学年学級閉鎖。そのせいかどうか大学も暇。終えて、S家へ。掃除、洗濯、梱包セットの用意、はがき書き、など。夜、往来座へ。鬼子母神は今日から夏市。毎回どこから現れるのか子どもたちがわんさかいる。街中をソース醤油の焦げた匂いが漂っている。ru先輩、saさん。本搾り。ru先輩と「日曜の夜ぐらいは」の話。今回はちくわぶで「なくなハラちゃん」はかまぼこ工場出てきたよね、など。先が楽しみ。昨日の夜さ、いい大人がみんなでキャンドル・ジュンのことずっと話してるのおかしいよね、とS。古本大学時代、社長が広末のパネルをどこからか持ってきて88000円の値段をつけて店に出したんだけど値札に「末広涼子」と書いていた、とS。その値段でパネルは売れたとのこと。大倉で買い物。夕飯は、ごぼうほうれん草さつま揚げ豆腐豚しゃぶ鍋。麦チョコを少し。「日曜の夜ぐらいは」続き見る。「夏ばっぱ」はどの役で出ても夏ばっぱにしか見えない。M家泊。