断片日記

断片と告知

コロナの秋 9月29日から10月5日

9月29日金曜日

曇り。トマト、もらったガパオ飯。あちこちオードリー見る。黒沢さんがたくさんしゃべっていてうれしい。Sは往来座へ。母から診療所で調べたらコロナ陽性だったと連絡あり。軽症で5日分の薬をもらったとのこと。昼過ぎ、携帯電話がない、とSが戻る。母がコロナと報告。ゲラ読み直し、ラフ描き。夕方、大きな濃い黄身色の月が見える。体調悪くもないが念のため今日は往来座には行かないとSに連絡。ひとりでぐびぐびワイン飲む。10時過ぎ、S帰る。夕飯は、トマト、KOさんにもらった骨まで食べられる焼き魚、ごぼう人参汁。ru先輩のおすすめ映画「鉄砲玉の美学」観る。渡瀬恒彦のパンパンに弾けそうな若者っぷり。終わり方も好き。神様が住んでいる霧島。ももの裏が痒い、変な虫に刺された、とS。蚊ともブヨともダニとも違うとのこと。大きく腫れている。S家泊。

 

9月30日土曜日

曇り。KOさんにもらったソーセージ、目玉焼き、トマト、チンした飯。今日、不忍のユーストだから、とS。ヤギと大悟スペシャル編見る。銚子行きたい。大悟とヤギが歩く町は毎回とてもすてきに見える。母から熱が36℃に下がったと連絡あり。食欲はまだないらしい。版画。夜、M家へ。母はいつも通りごろごろテレビを見ている。熱も喉の痛みもなく、ただだるい、とのこと。往来座へ。nはかんぺ期なので閉店してすぐ帰る。9時から不忍ブックストリーム配信開始。ゲストはタナカホンヤさん。Bスポはタナカさんの昔のツイートの穴埋めクイズtanakouji2012。タナカさんを見ていると昔流行ったゾウの時間ネズミの時間を思い出す。タナカさんの時間はゾウなんだと思う。終えて、目白台の猫番へ。オリジン弁当、ファミマで買い物して帰る。夕飯は、オリジンのもつ煮込み、イカと里芋の煮物など30%引きだったおかず、ファミマの汁なし担々麺。Sはオリジンのおかずいろいろと骨まで食べられる焼き魚をチンして食べている。S家泊。

 

10月1日日曜日

曇り。ミョウガ納豆ご飯。Sは納豆ふたつ卵ふたつにツナ缶を入れて食べている。ミョウガはYくんにもらったもの。土がついていて大きさがばらばらで、いつもスーパーで買うミョウガと違う。Sは往来座へ。猫がうんこをした敷布団の洗濯。版画。夜、K会長宅へ。帳簿。母にと消毒液もらう。往来座へ。夕方からかんぺを配り終えたru先輩が来て、その後saさんが来て、われわれもう3本飲んでてへろへろ、とn。かんぺ制作で疲れた顔をしているが、まるっきり寝てないわけじゃないんだよ、とn。閉店後に工作をはじめようとするSに明日にしろと言い、大倉ハナマサで買い物して帰る。今日2件インボイスの領収書でって言われた、とS。夕飯は、ごぼう里芋小松菜油揚げ豚しゃぶ鍋。麦チョコを少し。ドラマ「寂しいのはお前だけじゃない」見る。82年のTBSドラマ。西田敏行主演。毎回タイトルに、一本刀土俵入り、任侠吉良の仁吉、などついている。82年に見ていた人たちはタイトルを見ただけですっと入ってくるなにかがあったんだろう。わたしにはそれがない。S家泊。

 

10月2日月曜日

腫れ。白髪ねぎともらった肉味噌でジャージャー麺。麺は大倉で買った大勝軒の麺。うまい、とS。こないだ観た「biue」だけど、緊急事態宣言が4月7日、映画の公開が4月9日、4月12日から映画館閉鎖だったんだよね、とS。Sは往来座へ。版画。夕方、家にいるのが苦痛になり大塚まで散歩。イケサンパークの横にできた東京国際大学の前を通ると各国の大学生たちがわいわい言いながら帰っていくところ。町が明るく変わっていくような気がする。大塚のブックオフ、山下書店、たんぽぽハウスを見て帰る。夜、セブイレブンで版画をスキャン。Tっちから電話。鵜トートバッグを買いに来てくれた鵜の専門家のお客さんと、京都の鵜匠のお友だちと、京都の地下鉄で鵜トートを持っていた男性の話。古本とはまた違う鵜で繋がる世界があったとは。うれしい。往来座へ。大市の手伝いで遠方から来たTちゃんが寄ってくれる。ウーロンハイ。酒を買ってきてくれるというのでSが最近飲んでいる一番搾りの糖質ゼロを頼むと、さんざん好き勝手飲んできて嘘でしょ、いまさら?とTちゃん。ポポ番終えたMZちゃん。KOさんから鰻が、塩じいから栗が届く。閉店後、Tちゃんとばしとんへ。ホッピーセット白、刺し盛り合わせ、キャベツ、ポテサラ、枝豆、炙りチャーシュー、スパイシーポテト、焼きとんいろいろ。20年後の東京なんていろんな意味で焼け野原だと思う。あとからS、nも来る。金以外に大事なものを見つけたほうがいい、とまたSが言い出す。Tちゃんは、nに文化人になることをすすめ、あなたが瀬戸さんを甘やかすから、とぶつぶつ言っている。この感じが久しぶりでうれしい。神保町のホテルに泊まるというTちゃんとジュンク前で別れる。帰り道、Sがコンビニで缶ビールを買い飲みながら帰る。M家泊。

 

10月3日火曜日

晴れ。納豆ご飯。母は食欲も戻ったとのこと。食堂アルバイトへ。忙しい。終えて、S家へ。Sは休日、布団に転がり動画を見るかパソコンで「百椿図」の動画を作るかしている。たまっていたメールの返信。金沢に絵のデータを送る。Yくんがロサ会館に修理に出していたキューが直ったから、明日またYくんとビリヤードに行く、とS。「高原へいらっしゃい」のテーマソング、「お早うの朝」をかける。はじめいまいちだと思っていたけど、この曲ってだんだん好きになるよね、ほんとそれ、とSと言い合う。夜、本搾り飲みつつイケサンパークへ。東京国際大学から賑やかに大帰っていく学生たち。楽しそう。マルエツで買い物。夕飯は、ごぼう人参水菜里芋豚つくね鍋。豚つくねに大豆ミートを混ぜる。「寂しいのはお前だけじゃない」見るも途中で寝落ちする。M家泊。

 

10月4日水曜日

小雨。納豆ご飯。食堂アルバイトへ。終えて、往来座へ。宮崎県に絵を発送。椿の絵を描くきっかけになったNさんのもとへ、パッケージに使われた絵が行くことがうれしい。往来座で古雑貨の商品化。店番はt。どこにも属さないでいられるのが東京のいいところ、とt。東京国際大学の学食を検索すると、1階のカフェテリアは誰でも入れるようで、しかし学生と外部で値段が400円違い外部は1000円近い金額に。夜、Yくんとビリヤードに行っていたSから電話。東通りの硯やへ。生ビールを飲んでいるとSとYくんがタクシーで来る。ウーロンハイ、漬物、小松菜のおひたし、じゃがバタ、鶏の唐揚げ、ゲソ揚げ、とろ鯖、出し焼き卵、しめに野菜天ぶっかけうどんを3人で分ける。修理に出していたキューの先っちょがいまどきの素材になったと、今日はぜんぜんだめだったとYくんが嘆いている。Yくんのキューのかばんに入っていた30年分のキューの先っちょコレクションを見せてもらう。ビリヤード屋でバイトしていた学生時代からのもの。明治通りの交差点まで出てYくんのタクシーを探す。ひと昔前の車体のタクシーがとまり、また古い車かよ、とぶつぶつ言うので、車なんてなんだっていいじゃねーかよ、と言いながらYくんを見送る。M家泊。

 

10月5日木曜日

晴れ。納豆ご飯。食堂アルバイトへ。11月で食堂のパーテーションがなくなるとチーフ。それを聞いたふだんクールで黙々と仕事をするIさんが珍しくガッツポーズをしたのを見てうれしくなる。あれで時給がもらえるんだからよくない?と言うチーフに、嫌いなんだよあの作業、よろこびがまったくない、と言い返す。終えて、往来座へ。Sが帽子に髪の毛のついたかつら帽子?をかぶって店番している。今日は1日これで店番し、隣りのローソン100に買い物にも行ったとのこと。古雑貨の商品化。S、nは名画座手帳の宣伝用のサイト作業。asさん、ru先輩。ウーロンハイ。先日届いたKOさんの鰻を編集部のみなで分ける。「鉄砲玉の美学」の感想をぶつぶつ。主人公が最後撃たれながら走った小学校の塀はいまもあるとのこと。saさん、花サブスク帰りのuちゃん。saさんに東通りにできたひもかわうどんの店をすすめる。大倉で買い物。夕飯は、ごぼう小松菜舞茸豚つくね鍋。麦チョコを少し。「寂しいのはお前だけじゃない」こないだ寝落ちした続きを見るも、また寝落ちする。S家泊。