断片日記

断片と告知

コロナの冬 12月20日から12月26日

12月20日金曜日

晴れ。もらったちゃんぽんの具とスープでちゃんぽんもどきラーメン。あちこちオードリー、米粒写経、見る。サンドイッチマン、楽しい。Sは往来座へ。図案。夕方、セブンイレブンにスキャンに行くと、コピーは動くがスキャンだけ動かず。近くのセブンイレブンに移動してスキャン。終えて、往来座へ。KOくん、久しぶりのmiくん。音痴Tシャツ着てくれていてうれしい。お茶割り。缶ビール、柚子もらう。谷川俊太郎春と修羅ローソン100で買い物して帰る。夕飯は、もらった唐揚げ、菊芋肉味噌豆腐、ごぼう汁。「虎に翼」続き見る。S家泊。

 

12月21日土曜日

晴れ。もらったクリームスープでパスタ。冷凍コーンも入れる。あちこちオードリー、見る。Sは往来座へ。図案。昼過ぎ、往来座に寄ってから、東上線上板橋まで、南口に出、川越街道沿いまで行く途中、古本屋の林家書店のあった場所にテナント募集の貼り紙、丸三の肉屋が入っていたビルは更地になっている。川越街道沿いのトレジャーファクトリーを見てから、S実家へ。S、S兄、S兄妻Eちん。SとS兄は庭の木を切り、Eちんは押入れの整理をしている。古い押し入れは雨漏りし、鼠が出入りした形跡があり、食われたらしきどんぐりが転がっている。わたしはもうひとつの押し入れの整理。襟が黄ばんだYシャツを捨てていく。捨てるもの、古着屋に売るもの、往来座で売るもの、ヤフオクに出してみるもの、と分けていく。SとS兄が幼稚園のときに使っていたアップリケの布カバン、S兄が中高のころ着ていたワッペンがついた上着、S祖母が作ったどてら、など出てくる。S父が倒れて10年、やっと親父のもの片付けてるって気がする、とS兄。S兄が買ってきた缶ビール飲む。終えて、崔安閣へ。ウーロンハイ、上タン塩、ミノ、カルビ、チョレギサラダ、ナムル、石焼ビビンパ。デザートにアイスクリーム、土産に韓国のり、もらう。Eチンが手にサポーターを巻いており、聞くと保護猫に噛まれたとのこと。S兄家のなかなか慣れない保護猫はこないだ糖尿病だと判明したそう。薬代が月5万、捕まえてインスリンを毎回うてばいいんだけど、また関係が悪化する、と嘆いている。東上線で池袋まで。Sは片付けで出てきた中国帽をかぶり歩いている。ドラゴンボールチャオズみたい、とEちん。JRで帰るふたりを見送る。往来座にブツを置き、ファミマで買い物。Sが麦チョコをまとめ買いしてくれる。S家へ。麦チョコを少し。「虎に翼」続き見る。S家泊。

 

12月22日日曜日

晴れ。玉ねぎ人参コーンひき肉のカレー。Sはツナ缶をのせて食べている。お笑い向上委員会、見る。Sは往来座へ。図案。夜、雑司ヶ谷霊園の横を歩いていると年配の女性に声をかけられる。千登世橋のバス停に行きたいそう。説明するのが難しいので、一緒に歩く。近くの寺での寄席、拝鈍亭で三三師匠の落語を聞いてきたそう。都内のあちこちの寄席に通っている、東京の田舎もんなの、と女性。明治通りのバス停まで案内し、良いお年を、と言って別れる。セブンイレブンで図案をプリントしてから往来座へ。Sがだいぶ前から床に置きっぱなしのペットボトルの水をグビグビ飲んでいる。さっきから飲んでるけど水も腐るのに大丈夫?とn。閉店後、S、n、saさんと東通りの硯やへ。客がわれわれ以外に一組しかいない。昨日まではいそがしかったのに、と店員。生ビール、焼酎お湯割り、小松菜のおひたし、じゃがバタ、トロサバ、味噌きゅうり、鶏の唐揚げ、ソーセージの盛り合わせ、ゲソ天、れんこん天、焼きナス、舞茸天、しめに大盛り肉ぶっかけうどんを分けて食べる。nのバイト遍歴、パスタ会社の通訳。ふたりと別れ、ミニストップで買い物して帰る。麦チョコを少し。「虎に翼」続き見る。ときどき出る、寅子の上から目線な発言と、ごめんなさい、と深々頭をさげる様子にいらっとする。S家泊。

 

12月23日月曜日

晴れ。納豆ご飯、かつおみりんご飯。Sは納豆ふたつ卵ふたつにツナ缶もふたつ入れて食べている。NHK「はじめましての2人旅」アルビノ女子✕中国出身モデルin長崎旅、見る。SとTVerM-1グランプリの敗者復活戦を見る。BKBがCMで使われていてうれしいが、流れるCMがずっと同じでだんだんつらくなる。カベポスターの点数が低すぎる。シシガシラ、楽しい。小腹が空いたので冷凍していた551の肉まんをチンして食べる。夕方、Sと車で古書会館まで。車の中で、真っ赤なお鼻のー、とクリスマスソングを大声で歌いながら行く。落札されなかった商品を持ち帰り、また雑司ヶ谷に帰る。Sが往来座で通販の仕事をしているあいだに、三省堂書店で『スキップとローファー』最新刊を買う。売り場を3周したが無料で配布するとあったカードは見当たらず。往来座に戻り、歌心に火がつきギターで歌う。お茶割り飲みつつ、まいばすけっとへ。買い物。夕飯は、肉味噌豆腐、ごぼう汁。Sはまいばすけっとで買ったイカ刺しも食べている。M-1勝戦途中まで見て寝る。S家泊。

 

12月24日火曜日

晴れ。5時45分に起きる。ヤマモリのレトルトグリーンカレー。Sはバターチキンカレー。Sと西武池袋線椎名町まで。TA先生と合流し、また西武線で池袋、JRに乗り換えて秋葉原錦糸町まで。早めに着いたので錦糸公園をぐるっとする。喫煙所の横に銀杏の木。TA先生にオスの木とメスの木は葉で見分けられると教えてもらう。落ちてる葉っぱが袴状なのがオス、スカートみたいなのがメス。横十間川から川面を眺める。セキレイがついついと飛んでいる。魚は見えず。東京簡易裁判所墨田庁舎へ。1階の待合室のようなところで時間がくるのを待つ。4階の受付へ。今日は6階です、と言われ、6階の相手方待合室へ。相手方待合室、申立人待合室、とはじめて知ることばばかり。調停員が呼びに来、TA先生は別室へ。Sと待合室にいると、KOさんから連絡があり1階におりる。KOさんと1階の自販機横のベンチでふたりがおりてくるのを待つ。終えて、4人で錦糸公園の喫煙所へ。TA先生とSがタバコを吸っているあいだ、KOさんと向かいの古い洋館風の建物、坂上製作所、を眺めていると、中から出てきたひとに話しかけられる。この建物はね、昔は韓国とかから来たひとたちの簡易宿泊所で、だから回廊式なの、それが売りに出てうちの会社が買ってね、建ったのは昭和一桁台だよ。線路の高架下のシラツユで昼飯。KOさんが来るときに前を通り気になっていたそう。生ビール、3人はハンバーグとカニコロがのった定食、Sだけとんかつ定食を食べる。添え物のキャベツが山盛りでうれしい。キャベツ高いのに、とKOさん。刺し身のツマとかシソとか残すやつ信じられない、おれはそこからまた1杯飲むのに、とTA先生。食べ終え、駅の反対側も見に行く。南口のほうにはパルコや丸井の建物があり、北口より栄えているように見える。駅前の地図を見ると、駅前に伊藤左千夫の碑があるので見に行く。その昔、伊藤左千夫がここで牛を飼い暮らしていたらしい。バスの案内板を見ていると大塚まで一本で行けるらしく、それに乗って帰るKOさんを北口のバス停で見送る。S、TA先生とJRで帰る。TA先生は日暮里で降り、朝倉彫塑館とマミーズに寄り、アップルパイを買って帰るそう。Sと池袋まで。眠くてうつらうつらしながら歩く。S家に帰り、M-1の続きを見る。夜、Sと雑司ヶ谷霊園向かいのマルエツへ。買い物。本搾り飲みながら帰る。夕飯は、マスカルポーネのようなナチュラルとうふ、ごぼう汁。Sは白子のようなビヨンドとうふ。母から今日時間指定のヤマト便が届かない、と連絡もらう。M-1打ち上げ見る。今年から司会がマヂカルラブリーになっている。出演者が千鳥のときより気楽に話しているように見える。ヤマト便は結局届かず、連絡もない。眠くて早々に寝る。S家泊。

 

12月25日水曜日

晴れ。たくさん寝た。玉ねぎ人参ひき肉のトマトソースパスタ。ナイツ塙の、M1反省会、見る。昼過ぎ、往来座へ。S、nと車で買い取りへ。隅田川のそばで1件、神田川のそばで1件、夜までに2件終わらす。次どっち曲がるの?とSが聞くので、ネクスコ左日本、と答える。夕方、母からヤマト便が届いたと連絡もらう。終えて、往来座へ。赤ワインソーダ。S、nと康州酒家へ。ウーロンハイ、餃子、空芯菜炒め、海老と玉子炒め、鶏とカシューナッツ炒め、牡蠣豆腐炒め、海鮮ビーフン。「名画座手帳」は往来座店頭分はだいぶ前に売り切れ、卸先の映画館や本屋からも次々売り切れ情報が入る。大倉で買い物。S家に帰る。Sは大倉で買ったイカ刺しを食べている。麦チョコを少し。神戸大阪旅行のさいに立ち寄った港区弁天の銭湯「寿温泉」の閉業を「旅先銭湯」さんのXで知る。「以前から調子が悪かったボイラーが本日致命的に壊れて湯が沸かせず、このまま閉業されることになりました。」「ボイラーをだましだましで営業されてきましたが、せめて正月は頑張ろうと1月末の閉業の予定をされていました。1/4に閉業告知予定でSNSで拡散OKもいただき、NHK朝ドラの舞台にもなった素晴らしい風呂の最後の勇姿をできるだけ多くの方々に体験してもらいたいと思っていましたが、釜がもたず無念です…。」行ったときに「ブギウギ」のポスターが貼られていたのを思い出す。「虎に翼」続き見る。S家泊。

 

12月26日木曜日

晴れ。クリームスープに玉ねぎブロッコリーチンした飯を足したリゾットもどき。テレ東のフェイクドキュメンタリー「飯沼一家に謝罪します」を見る。Sは往来座へ。Uさんから届いた「ひととき」読む。Uさんが書いた特集「中原中也と山口」。書き出しからぐっとくる。昼過ぎ、キンコーズ東口店へ。刷ろうとすると薄すぎて紙が通らず。いくつか試すが、やりたい包装紙だけ、くしゃっとなって絡まり、あきらめる。西武池袋線石神井公園まで。駅前の一角が再開発で神社ごとごそっとなくなっている。石神井書林へ。連絡せずに行ったがなかを見るとUさんの姿。「ひととき」のお礼。店内で、昨年末からあったいろいろを聞く。素振り、ツケ、山口。石神井公園に向かう通りのビルの2階にある喫茶、珈路へ。寺田政明の絵が飾られている。カフェオレ。「ひととき」のお返しに手描き文字カレンダー渡す。カレンダーを見たときのプレッシャーがない、とUさん。『本の雑誌』1月号の巻末に、徒然舎の店員さんとムトーさんの鵜トート載ってたよ、と教えてもらう。うまくないんだけど好きなんでしょうね、載ったものは読み直したくないけど。ぐっときた冒頭部分は帰りの飛行機のなかでスマホで書いたそう。駅前の再開発は、神社を壊すと祟りがあるぞって怒ってたよ森まゆみさんが、とUさん。Uさんと森まゆみさんは同い年で70歳。来年はもう少し会いましょう、と別れる。線路の高架下をくぐり、住宅街を10分ほど北上する。こちら側に来たのははじめてだが、石神井公園の周りと同じく大きな一軒家がとても多い。車通りに出たとたん、目の前に真っ白で大きな建物が浮かび上がる。東京にあるとは思えない、どこか大きな温泉旅館のような佇まい。瓦屋根ののる昔ながらの銭湯「富士の湯」へ。左手にコインランドリーの小屋、右手に小さな植栽。真ん中をずずっと歩くと、どーんとお寺のような立派な建物がある。紺地ののれんに、白文字で「富士の湯」、赤字で温泉マークが入っている。のれんをくぐると正面に傘ロッカー、左右に下足箱。左手に女湯の入口。入ると右手に番台がある。入浴代550円払う。脱衣場。広いがものがなく、真ん中がどーんと空いている。左手の壁に大きめのロッカー、ロッカー並びのくぼみに4人分のベビーベッド、ロッカーのうえの壁に、演歌歌手らしきひとのサイン色紙と、そのうえに「相棒」の水谷豊らしき色紙が2枚貼られている。脱衣籠もあり。庭には大きめの池、金魚が鯉かが泳いでいるのが見える。洗い場入口左手に冷蔵庫とアイスの冷凍庫が置かれている。洗い場。左右の壁にカラン、島カランが真ん中に一列、左手の壁のカランにはシャワーがついておらず。湯船は、正面奥に大きめ小さめのふたつ。左手は大きめ浅めで、ジェット、岩盤泉。左手奥から湯が湧いており、柵のなかに岩と亀カエルの置物が見える。右手が小さめ深めで、泡風呂になっている。正面の壁にはモザイクタイル画で枝垂れた木々が描かれている。柳かと思ってが葉っぱが丸く、枝垂れ桜かと思うも花が咲いていない。境の壁の向こうに見える男湯も同じタイル画に見える。天井は白く高く、窓も大きく、外から見たままのどーんとした空間が気持ちがいい。客はわたしひとりで貸し切り状態。天井とタイル画とを見ながらぼーっと入る。番台で缶ビール買い、銭湯遍路の判子を押してもらう。ひいおじいさんからはじめて70年くらい、男湯はあっちまでずっと庭で、外にも出れるんだけど、ほら池に丸い橋、そうそうお太鼓橋もあって、渡ってもいいんだけど、いまは庭に出るひともいないのよね、と女将さん。タイル画で描かれている木はなにかわからないそう。銭湯の裏手にあった三原台稲荷神社にお参りして帰る。石神井公園から西武線で池袋まで。往来座へ。Aさん、ru先輩。お茶割り、のり塩ポテチ。Aさんの職場では、4次会のカラオケまである忘年会がありインフルエンザが蔓延したそう。夕飯は、トマトアボカド、シソ水餃子ごぼう汁。「虎に翼」続き見る。S家泊。