断片日記

断片と告知

コロナの秋 10月21日から10月27日

10月21日金曜日

晴れ。気持ちがいい。ミートソースパスタ。Sは往来座へ。掃除、洗濯。3時過ぎ歩いて小石川植物園へ。入り口まで行くと小石川ボタニカルフェスティバルが開催中なことに気づく。入り口にたつ白いテントで500円払うと腕にオレンジ色の紙バンドを巻かれる。園内に白いテントが転々とたっている。椿園に行くと蕾はあるもののまだ咲いておらず。君が代、源氏など名札がついた椿の木のなかに1本だけピンクのような紫のような小さな花をつけているものを見つけたがそれだけ木に名札がない。SNSにアップしています、という看板が立っていたのでQRコードを読み込むもよくわからず。よくわからない花と椿の蕾の写真を撮る。園内の奥に行くと大きな黄緑色の実がいくつもなる木があり、小さな男の子が木をゆすって実を落とそうとしている。かりん、と表記にある。園内をぐるっと1周する。秋の空気とどーんと伸びている大きな木々たちが気持ちがいい。また歩いて雑司ヶ谷に帰る。S家で『あなたに安全な人』を読みはじめる。夜、往来座へ。閉店後、Sと西口の蘭蘭へ。以前と客層が違い若い女性グループしかいない。生ビール、ウーロンハイ、夢ちゃん、干し豆腐サラダ、タンの山椒和え、鶏肉とカシューナッツ炒め、豆苗炒め、トマト玉子炒め、土鍋ご飯。サービスで酒のつまみに塩ピーナッツを出してくれる。目白の海賊、明治通り沿いの世界の山ちゃん。懐かしさを噛み締めたいのに芯食ってない、とS。池袋駅で別れ雑司ヶ谷に帰る。ミニストップで買い物。「鎌倉殿の13人」見るも途中で寝落ち。S家泊。

東京都の感染者数、2840人。

 

10月22日土曜日

曇り。母が作ったチキンカレー。昨日寝落ちした「鎌倉殿の13人」5話目を見直す。平家物語の有名な冒頭部分「沙羅双樹の花の色ー」をSと音読。かっこいい、と言いながら何度かSが繰り返す。Sは往来座へ。『あなたに安全な人』読み終わる。落ちそうで落ちない気持ち悪さの綱渡りで、読み終わったあとまで何かが続いていく。小説家とはすごいもんだと思う。絵。夜、M家に寄ると表紙を作った入谷コピー文庫「どんくさいおでんたち」と火星の庭から戻ってきた絵が届いている。コピー文庫を持って往来座へ。Sがしばらく前の買い取りで入った木のはしごを帳場のうえに取り付けている。ここは番台です、というのを強調したかった、とS。久しぶりの工作で、この人奥で今日一日ずっとにやにやしていた、とn。本搾り。saさん。KOさんからもらった豆大福、sさんからもらった唐揚げ、火星の庭の荷に入っていたクッキーをつまみに飲む。介護問題。モラトリアム。ハナマサで買い物。夕飯は、トマト、バジルチキンとかぼちゃ玉ねぎをトースターで焼いたもの。「鎌倉殿の13人」続き見る。小栗くんの顔つきが変わってくる。この頼朝についていくのは本当に不安。S家泊。

東京都の感染者薄、3231人。

 

10月23日日曜日

晴れ。暑い。気持ちがいい。納豆ご飯。あまった三つ葉も入れて食べる。「どんくさいおでんたち」読む。年取っていいことはありましたか?と副題。自身の老化、病気、介護など暗い話が多いが、堀内和代さんの「年を取ることは、妻のパクシが踊る円のように循環することであり、日々、永遠の一部になって行くことなのかもしれないと思いたい。」の、思いたい、にぐっとくる。Sは往来座へ。絵。ここ数日、夕焼けがきれい。夜、パルコの世界堂で画材を買う。往来座へ。今日は早く帰るよ、最近毎日遅くて疲れる、とnが宣言。nのやりかけの仕事を手伝い、ハナマサで買い物、本搾り飲みつつ帰る。夕飯は、ごぼう春菊さつま揚げ豚しゃぶ鍋。チョココーンフレークを少し。テレビで日本シリーズを途中から見る。「鎌倉殿の13人」の続きを見る。数十人しかいなかった味方があっという間に万単位に。日々変わる情勢が恐ろしい。S家泊。

東京都の感染者数、2805人。

 

10月24日月曜日

雨。寒い。もらったトマト煮込みにベーコンとナスを入れたパスタ。沖縄のユーチューバーを探して見る。豊島区の健康推進課のようなところから、健康診断はお済みですか?今月いっぱいですが、と電話。去年もかかってきた気がする。Sは車で古書会館へ。昼過ぎ、往来座へ。戻ってきたSとnと車で買い取り先へ。事務所で本と不要の品をまとめ車に積んでいく。こちらに来るのは2度目。故人の人柄、大きさや優しさのようなものが残されたものや会話からにじみ出ている。故人の写真の前に置かれた氷山に見立てた銀色に塗られた水石。積み終えまた雑司ヶ谷に帰る。往来座におろし、往来座の外に椅子を出し、Sとnと酒を飲む。明日日比谷でデモに参加するMさんが来、一緒に酒を飲む。外で飲んでいる風景を見、台湾かなにかみたいね、とMさん。SとMさんと缶ビール飲みながら、焼き鳥まさ樹へ。生ビール、焼き鳥、蒸し大豆、アボカドと豆腐、サラダ。本には書けないというMさんの各国遍歴の話など聞く。ガハハと笑うこの人が死ななくて本当によかったと思う。Mさんを北口のホテルに送り、Sと雑司ヶ谷に帰る。M家泊。

東京都の感染者数、1735人。

 

10月25日火曜日

曇り。寒い。納豆ご飯。食堂アルバイトへ。だらだらと混み続ける。昨日すごかったんだから、ムトーさんがいない日ばっかり忙しい、とtさん。終えて、近所の買い取り先へ。先に来ていたSとJさんに混ざり棚から本を抜いていく。Sが縛り、車に本を積む。Jさんと別れ、Sと車で往来座へ。大倉で買い物して帰る。夕飯は、もらったカニコロ、トマトアボカドルッコラオニオンスライスの豚しゃぶサラダ、鶏とごぼうの汁。ごぼううまい、とS。テレビで日本シリーズを見ながら食べる。トングートングーとテレビから聞こえるので何かと思ったら頓宮という選手の名字だった。調子の悪かった山田哲人復活の3ラン。「鎌倉殿の13人」続き見る。頼朝と義経の再会。義経がなんか怖い。M家泊。

東京都の感染者数、4702人。

 

10月26日水曜日

晴れ。納豆ご飯。食堂アルバイトへ。ずっと忙しい。終えて、往来座へ。Sと目白から山手線で新宿まで、小田急線に乗り換えて成城学園前まで。改札を出ると吹き抜けのある駅ビルにつながり、見上げると2階に三省堂書店が見える。三省堂書店をぐるっと見、Oさんに挨拶。待ち合わせの時間にはだいぶ早いので、駅ビルの最上階までのぼってみる。東側の端からスカイツリーが見え、西側の端からは真正面にどーんと富士山が見える。富士山だ、と騒いでいると、それ義経そのまま、とSに言われる。仕事終わりのOさんと落ち合い、駅そばの雑居ビルの2階にある喫茶店シュベールへ。3人で腰掛けメニューを眺めていると店長らしき男性が来、珈琲おいしいですよ、と2度言われる。Oさんがアイスのカフェオレ、わたしがカフェオレ、Sが小瓶のビールを頼む。Oさんにお願いして作業をし、Sが手元の動画を撮る。入院している義父のこと、8歳になったマンガ好きな娘さんのこと、など近況も話す。ここからバスと電車を乗り継ぎ1時間かけて帰るとのこと。駅前で別れ、Sと小田急線、山手線で目白に帰る。車中、アイホワイトってなんだ?とS。目白、と答える。そこから地名、駅名をざくっとした英単語で言い換えるクイズを交互に出す。ポンドバック、池袋、サンセットタウン、日暮里、キングチャイルド、王子、いやプリンスでよくない?目白駅前のファミマで缶ビールを買い、飲みながら帰る。ツルハで買い物。夕飯は、小松菜ごぼう豚しゃぶ鍋。しめにラーメン1玉入れて食べてしまい後悔。M家泊。

東京都の感染者数、4347人。

 

10月27日木曜日

晴れ。納豆ご飯。食堂アルバイトへ。だらだらと客が入り続ける。強い洗剤で床を掃除していたチーフが、傷口に洗剤が入った、痛い、と嘆いている。しばらくして、なんかヤケドみたいになってきたんだけど、と手を見つめているので、映画とかだとたいていそこからゾンビ化してくんですよ、とささやくと、鼻で笑われる。終えて、セブンイレブンで絵をスキャン。三井住友銀行で溜まっていた通帳記入。S家へ。掃除、洗濯。絵のデータを送る。夜、世界堂で額装と買い物。神保町の喫茶店ミロンガ閉店のニュースで、喫茶店は壁の色、とsaさん。夕飯はなにを食べたか覚えていない。S家泊。

東京都の感染者数、3941人。

大和伝のご注文はメールでもできます。

恵比寿ギャラリーまぁるでの展示「素敵に食卓日本酒ラベル展ⅩⅢ喜々」がはじまりました。好きな作家のラベルを選び会場で注文できます。会場に来られない方もメール等でご注文いただけます。

以下の項目を入力し下記のアドレスまでメールをお送りください。

・作品名(番号・作家名)

 武藤のラベルをご注文の場合は、大和伝(26・武藤良子

・本数

・お名前

・電話番号

・ご住所

・ご贈答の場合、包装の有無

メールアドレス:sake-museum@wonder.ocn.ne.jp

注文受付は2022年11月1日から11月6日まで。お酒は「一ノ蔵 特別純米酒大和伝」720mlです。料金は酒代1456円(税込み)と運賃になります。代引引換での配送になります。ご贈答用の場合はその旨お伝えください。注文からひと月程度で届きます。

その他、FAX、電話でも受け付けています。詳細は一ノ蔵のサイトをご覧ください。

「素敵に食卓 日本酒ラベル展 喜々」開催!ラベル酒ご購入方法について | 宮城県の伝統的な手づくりの日本酒蔵一ノ蔵

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まごえもん椿油

宮崎県の農園まごえもんのホームページが新しくなりました。椿園や梅園の様子、栽培や生産のこだわりを知ることが出来、わたしがパッケージの絵を描いた「まごえもん椿油」の注文も出来ます。この椿油のパッケージを描く仕事をいただいたことが、いろんな椿の絵を描く「百椿図」の展示に繋がりました。パッケージに絵を使いたいと声をかけてくださったのは生産者の長野宏子さん、パッケージとホームページのデザインはどちらもデザイナーの北口加奈子さんです。まごえもん椿油を手や髪につけるとふわっと植物のいい香りが広がります。ぜひお試しください。

宮崎県川南町の農園|梅|椿油|まごえもん

 

グループ展「日本酒ラベル展XⅢ喜々」

お酒のラベルを描くグループ展に参加いたします。宮城県の酒蔵「一ノ蔵」のつくる日本酒「大和伝」のラベルの絵を参加者29人が描くグループ展です。会場は「百椿図」でお世話になった恵比寿のギャラリーまぁるです。会場でお好きなラベルを選びご注文、約一月後にご注文のラベルの「大和伝」が届きます。ラベルに使われた原画は恵比寿での展示後、宮城県一ノ蔵のギャラリーにも巡回いたします。

ラベルの原画は販売します。売り上げの一部はあしなが東日本大震災遺児支援募金に寄付されます。

 

「日本酒ラベル展XⅢ喜々」 

■日時

2022年11月1日(火)〜11月6日(日)
12:00〜19:00(最終日17:00まで)

■会場

ギャラリーまぁる

150-0013渋谷区恵比寿4-10-18-2階

■参加者

浅羽容子/天野聡美/飯野和好池田あきこ/石川ゆかり/石田尚子/伊波二郎/大野隆司/小川ナオ/小倉正巳/加藤龍勇/川浦良枝/北沢夕芸/国武 将/髙松ひとみ/
たちようこ/なかがわみさこ/那須慶子/浜野 史/原 マスミ/Matsu★Bockrin/正岡えみ/南. 椌椌/蜷川みほ/ミヤタチカ/武藤良子/山崎杉夫/山福朱実/よしざわようこ

デザイン◎唐澤亜紀

 

東日本大震災 復興支援チャリティ 素敵に食卓 日本酒ラベル展ⅩⅢ喜 々 | GALERIE Malle | ギャラリーまぁる



 

コロナの秋 10月14日から10月20日

10月14日金曜日

曇り。もらった茹で鶏とカブでリゾットもどき。カブは安くて量もあってうれしい。TVerウマ娘のCMが流れるたび、女性を競走馬にしたてるなんてこーゆーのフェミニズムの人たちは怒らないの?とS。Sは往来座へ。絵。ここ数日ちくちくと腹が痛い。夜、往来座へ。ダブリンから帰ってきためずちゃん、ru先輩、deさん。本搾り。まだ日本に慣れないとめずちゃん。店の奥に名画座手帳2023が届いている。ハナマサで買い物。夕飯は、ごぼうほうれん草豚しゃぶ鍋。ごぼううまい、ごぼうがたくさん入った鍋が食べたい、とS。食べ足りなく、チンしたご飯にかつおみりんをかけて食べる。Sは茹で栗を食べている。米粒写経のユーチューブ、古書探訪のコーナーに経堂のゆうらん古書店。店に忘れた本にレモンケーキと手紙をつけて事務所に届けてくれた、と居島さんが感動している。こうやって若い古本屋さんを取り上げてくれるのほんといいよね、とS。S家泊。

東京都の感染者数、3495人。

 

10月15日土曜日

曇り。かぼちゃ玉ねぎベーコンのクリームパスタ。TVerでずん喫茶、新井薬師編見る。Sは往来座へ。2時過ぎ往来座へ。nとru先輩と往来座の奥で名画座手帳の封入作業開始。ru先輩が付録を入れ、わたしが帯を巻き、nがoppに入れていく。昨年より封入する紙がふたつ、往来座特典と値札、が減ったので作業がいささか楽。夕方からめずちゃん、uちゃんが来てopp入れ。めずちゃんのダブリン話、クラムチャウダーに刻んだネギがのりレモンがそえてあったこと、ギネスビールで煮込んだシチューがおいしかったこと、ダブリンの街角で津軽海峡・冬景色を弾いていたおじいちゃんがいたとことなど。Sは夕方、古書市場へ車で出品へ。毛皮の原型など。7時過ぎ、作業をしつつ飲みだす。夜、deさん夫妻、印刷会社のNAさんも来て作業の続き。みな40代半ばから50代頭くらいで読んできた本や漫画がほぼ同じ。コバルト文庫魔界都市新宿、クランプ、高河ゆん、ほいッ、王家の紋章スラムダンク氷室冴子藤本ひとみ、と作業中の雑談で出てくる名前がみな懐かしい。最近の漫画のおすすめなどを情報交換。ru先輩が『スキップとローファー』の1巻を作業台のうえにお守りのように置いたまま付録を入れ続けている。番台のそばではsaさんとSがクライマックスシリーズをラジオで聞きながら酒を飲んでいる。1000冊の封入作業が1日で終わる。往来座の奥の復旧作業。uに誕生日プレゼントで麻婆豆腐などもらう。11時ごろ解散。ハナマサで買い物。夕飯は、ほうれん草ごぼう豚しゃぶ鍋。しめにラーメン1玉に温玉をのせたものも食べてしまう。疲れてすぐ寝る。S家泊。

東京都の感染者数、3239人。

 

10月16日日曜日

曇り。誕生日。ナス玉ねぎベーコンのトマトパスタ。Sは往来座へ。絵。夕方5時半ごろからお会式の太鼓の音が聞こえだす。夜、鬼子母神の横を抜けながら往来座へ。鬼子母神周辺には大量の自転車、境内にも周りにもすごい人出。縁日もとても賑わっている。3年ぶりの太鼓の音で心がざわざわする。saさん。本搾り。nと名画座手帳のラッピング見本を作り、写真撮影。ハナマサで買い物。まだ仕事しているSを残して先に帰る。夕飯は、豆もやしのナムル、もらった麻婆豆腐と万ネギとトマトを入れた酸辣湯麺。12時近くにSが帰る。これ誕生日プレゼントと言いながら、ファミマで買ったチョココーンフレークをくれる。ファミマから麦チョコが消えたそう。Sの夕飯は、トマト、豆もやしのナムル、冷奴、トースターで焼いたさつま揚げ。S家泊。

東京都の感染者数、2714人。

 

10月17日月曜日

雨。納豆ご飯。Sと車で古書会館へ。学園祭用に頼まれていたものの入札。何人かの知り合いに、なにしてるんですか?あれ?ムトーさん、久しぶり、などと声をかけてもらう。ゆうらん古書店さんが、お忘れかもしれませんが、と以前@ワンダーで開催された音羽館広瀬さんのトークショーで会ったときの話しをしてくれる。あのとき楽しかったから古本屋になったのかもしれません、というようなことを話され、なんという柔らか気遣いの人だろうと驚く。八木書店神保町シアター名画座手帳の納品。車で雑司ヶ谷に戻り、往来座で手帳の段ボールを積み今度は雑司ヶ谷郵便局に出しに行く。Sは往来座へ。S家へ。絵。今日で百椿図の仙台編と石巻編が終了。夜、往来座へ。nが持ってきてくれたシャンパンと豊島屋の唐揚げ、めずちゃんが買ってきてくれた生ハムやチーズで乾杯。名画座手帳の完成とめずちゃんのおかえりとわたしの誕生日を祝ってもらう。その間に手帳の配送作業、手帳を置く棚の設置、ネットにあげる画像の撮影など細かいことが忙しい。終えて、どっか飲みに行こうとまたSが言い出す。新文芸坐に手帳の納品に行くnとSと文芸坐近くの日高屋へ。夕飯は、とんこつラーメンと餃子のセット。疲れ切ってすぐ寝る。M家泊。

東京都の感染者数、1588人。

 

10月18日火曜日

晴れ。納豆ご飯。食堂アルバイトへ。激混み。終えて、Sと不要の棚など見せてもらいに行く。Sが壁に取り付けた棚のネジを取る。S家へ一旦戻り、Sは往来座へ。後から往来座へ行き、uと待ち合わせて鬼子母神のお会式を見に行く。最終日もすごい賑わい。イカ焼きのしょう油のこげた匂いが懐かしい。しょう油やソースの匂いが漂う屋台には長い列が出来ている。縁日をぐるっと見、参道の角に立ちお会式の連が来るのを待つ。提灯を持った男を先頭に数を減らした万灯と繰り返される太鼓のリズムと掛け声が通り過ぎていく。しばらく眺め、法明寺を抜けてばしとんへ。先に飲んでいたSと合流して飲む。ホッピー白セット、ガツ刺し、キャベツ、おでん、焼きとん盛り合わせ、ハムカツ、スパイシーポテト。雨で中止になったみちくさ市で、ケヤキ並木の入り口に座り中止の案内をしていたときに瑛太が来たときの話など。後からnも来る。ジュンク堂前で解散。Sとuと雑司ヶ谷に帰る。みんなどこかへ帰っていく。M家泊。

東京都の感染者数、4213人。

 

10月19日水曜日

晴れ。納豆ご飯。届いた色校を見てメールで返信。食堂アルバイトへ。激混み。終えてS家へ。Sは休日、布団に転がりグレゴリオ聖歌を聞きながらブログを書いている。疲れてなにもする気になれず。メールの返信など。夜、Sとサンシャイン60くまざわ書店へ。木村紅美さんの『あなたに安全な人』を買う。東池袋マルエツで買い物。本搾り飲みながら帰る。夕飯は、鶏肉ごぼう舞茸汁、かぼちゃとナスともらったハンバーグをトースターで焼いたもの。汁うまい。NHK大河「鎌倉殿の13人」を見はじめる。歴史に疎いので出てくる人の名前を覚えるのが大変。胡散臭い頼朝、巻き込まれていく小栗くん、目がばきっとしている北条政子。ときどき飛び出す現代口語体のセリフが物語を「昔」ではなくし惹き込まれていく。はじめはなんてことなかったことの連続が歴史を動かしていく感じにわくわくする。M家泊。

東京都の感染者数、4204人。

 

10月20日木曜日

晴れ。納豆ご飯。食堂アルバイトへ。終えてSと合流。Nさんに食堂アルバイトの説明など。Sの車に不要な備品、棚や机などを積み、まず往来座におろし、残りをS家におろす。こんどは解体した棚を車に入れていく。荷台にでかいベニヤが入らず苦戦していると、かまぼこ型に入れたら?とNさんの助言。すんなり入る。また瑛太の話しなど。上板橋への車中、いろいろ思い出して少し泣く。Sの実家に着くと、裏手の階段に雑草がはびこり階段もまともに見えない登れない状態になっている。裸足にサンダルで来たことを後悔する。体や頭にいろんな種がくっつきちくちくする。階段の往復を繰り返し、Sの父のアトリエに棚板を入れていく。終えて、ベルクスで買い物。いつ来ても野菜も何もかも安い。本搾り飲みつつ雑司ヶ谷に帰る。ツルハで猫砂など買いS家に帰る。Sはまた往来座へ戻り仕事の続き。夕飯は、トマト、もらった揚げ物、ごぼうカブ舞茸汁。遅くにS帰る。Sの夕飯は、トマト、冷奴、もらった揚げ物、ごぼうカブ舞茸汁。「鎌倉殿の13人」続き見る。S家泊。

東京都の感染者数、3489人。

コロナの秋 10月7日から10月13日

10月7日金曜日

雨。寒い。nの土産の宮崎地鶏炭火焼と納豆ご飯。かつおみりんもかけて食べる。尻の調子が悪いSは、夕方鶉山医院に行ってくる、と言いながら往來座へ。絵。寒くてふだん微妙に仲の悪い猫3匹がずっと固まって寝ている。Kの帳簿書き。夜、雨がやむ。Kへ行き帳簿の返却。往來座へ。ru先輩。本搾り。鶉山医院に行ったら痔じゃなくてニキビみたいなもんだって言われた、とS。ru先輩に漫画『誰も寝てはならぬ』を貸す。ru先輩は先日貸した『スキップとローファー』が気に入り過ぎて読み直しているとのこと。ハナマサで買い物。夕飯は、白菜豆もやし豚しゃぶ鍋、汁はにんにく味噌。M家泊。

東京都の感染者数、3016人。

 

10月8日土曜日

晴れ。納豆ご飯。食堂アルバイトへ。イベントがあるため土曜も営業しているがとても暇。終えて、原画を持って雑司が谷公園の丘の上テラスへ。小さな絵が40点以上ある仕事だったが今日ですべて原画を渡し終え、ほっとする。担当Nさんには毎週雑司ヶ谷まで取りに来ていただきありがたかった。今日は小倉屋に寄りせんべいを買ってきたそう。アド街効果か小倉屋は並んでいたそう。Nさんと別れ目白駅へ。JRで吉祥寺まで。市立吉祥寺美術館で片山健展を観る。片山健の油絵だけ集めた展示。しじみの散らばるまな板、夜の庭に咲く花、真っ赤なスイカ、線をひく人、サメと眠る人。夏の庭の水蜜桃を食べる子どもたちの暗さから庭の明るさ。ぐっときて会場をぐるぐる回る。サコッシュ片山健展のチラシを丸めて入れて出たが、ブックスルーエで立ち読みしているときに、サコッシュに入れていたチラシがないことに気がつく。歩いてきた道をたどるとチラシが路上に散らばっている。慌てて拾いまたサコッシュに突っ込む。2本の白線が入る紺色のブルマと白い体操着を着たおじさんがアーケード商店街に佇んでいる。みな避けて歩き混んでいる商店街のなかでおじさんの周りだけ空いている。またJRで池袋に戻る。三省堂書店で立ち読み。ツルハで買い物してから往來座へ。本搾り。薬ってすごいのね、てきめんに効いた、とS。昨日鶉山医院で処方された薬がとても効いたとのこと。saさん、deさん。手帳の見本が出来上がる。Sを残して先に帰る。夕飯は、小松菜ピーマン豚しゃぶ鍋、汁はにんにく味噌に豆乳も少し入れる。残っていた茹で栗も食べる。しばらくしてS帰る。Sの夕飯も同じ。M家泊。

東京都の感染者数、2605人。

 

10月9日日曜日

曇り。納豆ご飯。食堂アルバイトへ。昨日よりもさらに暇。終えて、セブンイレブンで資料をプリントアウト。S家へ。掃除。絵。夜、M家に寄り母にピーマンの肉詰めもらう。往来座へ。本搾り。大倉で買い物。帰り道、雨が降り出す。夕飯は、トマトセロリアボカド、冷奴、母にもらったピーマンの肉詰め。TVerキングオブコント2022を途中まで見る。いぬ、でげらげら笑う。が点数が低く、キスは禁じ手、と審査員が言っている。M家泊。

東京都の感染者数、2242人。

 

10月10日月曜日

曇り、晴れ。納豆ご飯。食堂アルバイトへ。暇。それぞれが厨房の気になるところを掃除している。やることがなく30分早くあがる。近所の買い取り先へ。先に来ていたSとJさんに混ざって作業、本をまとめて縛っていく。車に積んで終了。Sは往来座へ。わたしはS家へ。掃除洗濯。Sじいにもらった栗を茹でる。転がって『F』の続きを読む。夜、往来座へ。saさん。本搾り。最近飲みすぎているとわかっているのに飲んでしまう。ハナマサで買い物。夕飯は、セロリ、冷奴、もらったバジルチキンとトマトナスをトースターで焼いたもの。バジルチキンうまい。「ごめんね青春」を最後まで見る。風呂の調子が悪く湯が沸かず、シャワーだけなのでとても寒い。S家泊。

東京都の感染者数、1372人。

 

10月11日火曜日

晴れ。気持ちがいい。もらった鶏そぼろに炒り卵をのせたそぼろ丼。キングオブコントを最後まで見る。や団、コットン、ビスケットブラザーズ、みんな楽しい。『F』読み終わる。どうやって終わるのかはらはらしていたがちゃんと終わった。フィリピンに行った軍馬の父親は『ボーダー』でボブ・マーリーになったあとの蜂須賀さんにそっくりだ。3時、Sと山手線で秋葉原まで。線路沿いの高架下を歩いて浅草橋まで行く。nと落ち合い、しもじまで名画座手帳のラッピング用の紙やリボンを買う。お茶でもしようかとなり喫茶ゆうらくへ。入り口そばの4人掛けで、nがホット、わたしがホットのカフェオレ、Sがコーヒーフロートを頼む。落ち着いた店で飯もうまそう。ゆうらくの横の路地を入り屋形船が並ぶ神田川沿いへ出る。川沿いを隅田川に向かって歩いていく。ローソンで本搾り買い、柳橋のたもとから隅田川テラスに出、飲みながらこんどは隅田川沿いを歩いていく。向こう岸に見える月が大きい。水面に写る夜の明かり。川沿いにはマラソンをする人、散歩をする人、集まって酒を飲む人、ベンチに腰掛けているカップルなど思い思いの人たち。対岸からはトランペットの音色が聞こえる。浜町公園で便所休憩。そこから丸ノ内線の東京駅から帰ろうかとなんとなくそちら方面に向かって歩く。途中、甘酒横丁の鮒よしで生ビール、いいちこのお湯割り、焼き鳥盛り合わせ、冷やしトマト、ニラ玉、しゅうまい。気持ちのいい飲み屋でうれしくなる。nの名画座や俳優たちに着眼点を置いた読書の仕方について。なんとなく東京駅に向かっているはずが道を逸れ、新亀島橋を越えて鍛冶橋通りに出、またコンビニで酒を買って飲み歩く。道の向こうにかっこいい橋が見えたので近づく。佃島に渡る中央大橋。橋を支えるロープが真ん中の支柱から伸びている様が面白く、nを立たせて写真撮影をする。そのまままっすぐ歩くと相生橋に出る。Iちゃんに呼ばれているのではないかと話す。相生橋から中之島に降り、島をぐるっと回る。川の向こうに高層ビルの夜景が広がる。ふだん見ている東京の景色とまったく違い、こういう景色に憧れるよね、とn。月島から有楽町線で帰る。切符を買うと、わたしが0999、Sが1000。Sは東池袋の改札で駅員に判子を押してもらい切符を持ち帰る。セブンイレブンで買い物。飲みすぎて辛い。S家泊。

東京都の感染者数、1504人。

 

10月12日水曜日

曇り。ピーマン玉ねぎひき肉のトマトソースパスタ。相席食堂で玉袋筋太郎。絵。夕方早めにSはビリヤードの練習へ。夜、世界堂で買い物。P`パルコの前でロサ会館でビリヤードをしてきたSとYくんと待ち合わせ。池袋大橋近くの焼き鳥屋まさ樹へ。奥の座敷で生ビール、どぶろくりんご、発酵キャベツ、蒸し大豆、焼き鳥盛り合わせ、気まぐれサラダ、ミニ親子丼。ここはYくんの取引先のお店のひとつ。発酵大好き、腸から世界を幸せにするという店主のこだわりの店で、なにを食べてもうまいし酒もうまい。Yくんはビリヤードをしながらすでに缶ビールを6本飲み、ここでもするするビールのジョッキをあけ、すでに5リットルくらい飲んでいるのに顔色も態度も変わらない。知り合いのなかで一番酒が強いのではないかと思う。使わないYくんのマイキューをSが借りて持ち帰る。Yくんは平日東京で仕事し、週末長野の家族のもとで生活している。長野では家の周りに実のなる木を植え畑を耕し家のあちこちに手を入れてとても忙しいとうれしそうに話す。ドラマや映画を見、漫画を読みしているわたしの余暇とあまりに違う。M家泊。

東京都の感染者数、4790人。

 

10月13日木曜日

曇り、雨。納豆ご飯。あさイチの手帳特集で名画座手帳が取り上げられたとのこと。食堂アルバイトへ。暇で30分早くあがる。終えて、往來座へ。nと目白台まで、マイバスでキンミヤを買いsへ。店内に本が積み上がっている。不要な棚をいくつか見せてもらう。定規とブックエンドをもらい往來座へ戻る。Sと車で古書会館へ。駐車場でAKちゃんとOKさん。AKちゃんに栗とみかんもらう。今日は会館でジザイの説明会があったそうでOKさんが疲れている。ムトーは元気か?と聞かれ元気だよと答えると、ムトーが元気なくなったら終わりだもんな、と言われる。往来座に戻り本搾り。asさん、ru先輩。近所のuちゃんが、あさイチ見たよーと顔を出す。ご近所さんがぱっとドアを開けて、見たよ、と声をかけていく。ru先輩に貸した漫画『誰も寝てはならぬ』の感想など。また飲みすぎる。母が法明寺でもらってきた弁当をnとru先輩に贈呈。大倉で買い物。夕飯は、セロリ、もらったメンチカツと鶏の唐揚げ、冷奴に鶏そぼろと温玉をのせたもの。食べすぎる。S家泊。

東京都の感染者薄、4338人。

百椿図、仙台・石巻編は10月17日まで

武藤良子個展「百椿図」の仙台・石巻編は10月17日までです。

仙台編の会場・book cafe 火星の庭の営業日は残り10月14、15、16、17日の4日間。石巻編の会場・まちの本棚の営業日は10月15、16、17日の3日間です。どちらの店舗も11時から18時までの営業です。

10月15日は石巻まちの本棚を中心に一箱古本市がおこなわれます。あがた森魚さんが弾き語りをしながら一箱古本市の会場を周るそうです。遊びに行ける方が羨ましいです。詳細はまちの本棚のサイトをご覧ください。

第11回 石巻一箱古本市 イベント詳細 | 石巻 まちの本棚

スタンプラリーも開催中です。仙台・火星の庭石巻・まちの本棚を回って百椿図のチラシにスタンプを集めてください 。スタンプが2つそろった方に、椿の版画のポストカードを差し上げています。お渡しの期限は10月末までになりました。展示も一箱もスタンプラリーもどうかお見逃し無く。

 

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 「百椿図」仙台編 

椿の絵と本の装画や挿絵に使われた絵を展示します 

■日時 2022年9月9日(金)から10月17日(月)まで  

 火・水定休    

11時から18時まで 

■会場 book cafe 火星の庭   

〒980-0014宮城県仙台市青葉区本町1-14-30-1F 

 022-716-5335   

https://www.kaseinoniwa.com/

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 「百椿図」石巻編 

椿の絵を中心に展示します 

■日時 2022年9月10日(土)から10月17日(月)まで  

 土・日・月のみ開催    

11時から18時まで 

■会場 石巻まちの本棚   

〒986-0822宮城県石巻市中央2-3-16

 0225-25-4953   

http://bookishinomaki.com/