断片日記

断片と告知

遭難

有楽町線に乗るはずが、ぼーっとしていて丸の内線に乗ってしまう。しかたがないので東京駅で降りて銀座まで歩く。INAXの本屋で立ち読み。雨降ったり止んだり。銀座の街がしっとりしている。松坂屋の地下のfine refineでも立ち読み。gggで「佐野研二郎ギンザ・サローネ」を見、資生堂ギャラリーで「アフリカン・アメリカン・キルト — 記憶と希望をつなぐ女性たち」展を見、クリエイションギャラリーG8で「和のかたち」展を見、ガーディアン・ガーデンでqpさんの「それを見ている」を見る。一番おもしろかったのは、佐野研二郎さん。1階展示室にあった商品化されていないものたちが、どれもすごくおもしろい。小さな原稿用紙かわいい。薄汚れた「にゃんまげ」がどてっと寝てるのも楽しかった。
歩き足らない気もしたけれど、これ以上歩く気もしない日だった。大人しく電車に乗って帰ることにする。電車に乗るとき、かばんにつけていた「わめぞバッジ」を落としたことに気づく。わめぞちゃん、銀座で遭難。誰かに拾われてもらわれてくれるといいけど。雨に濡れて銀座の空をみつめるわめぞちゃんを思うと悲しくなる。