京王線に乗って新宿から8つ目、芦花公園へ。世田谷文学館で「植草甚一 マイ・フェイヴァリット・シングス」展を見る。原稿用紙の字がでかい。好き。声がよぼよぼ。いい。手書きのハガキ。貰ったひとが羨ましい。「ビル・エヴァンス研究でとてもいいのがジャズ・マガジンに出た」のコラージュ。格好良すぎ。そしてなんと言っても、あのJ・Jファッション。いいなぁ。図録も豪華で、展示内容以外の写真や文章がうれしい。買ってよかった。
これを書いている途中に世田谷文学館のHPを見たら「『植草展図録』は好評につき完売しました。ご了承ください。」の文字が。昨日行っておいてよかった。
京王線を乗り継ぎ渋谷へ。散歩しながら青山のHBギャラリーへ。赤井稚佳さんの個展「読書」を見る。雑誌コヨーテに連載していた書評欄の赤井さんの絵のファンだったので原画を見れてとてもうれしい。そしてすごい。めったにないことだかここでも図録を買ってしまった。眼福。
近くのオーパギャラリーへ。サイトウマサミツさんの個展「蜜」を見る。サイトウさんの絵、見るたびに変わっていく。今回の絵は、柔らかいピンクとグリーンが気持ち良く使われている。見ているこちらの気持ちまでも柔らかくなっていくような。そんな絵。
今日はレベルの高いものをたくさん見てしまった。そして見ている途中、来年大阪での個展の絵が浮かぶ。いいものを見ると、頭もよく働くのかもしれない。
今日の読書「田中小実昌エッセイ・コレクション2旅」これを読んでいると暇な日はバスに乗って都内巡りをしたら素敵だろうなと思うのだけれど、私は車が苦手なのでした。無念。
