断片日記

断片と告知

がんばる同業者

新宿の世界堂まで散歩。年賀状用のポストカード50枚セットを2つ買う。ちょっと黄色っぽい厚みのある紙。あの絵を刷ったらどんな感じになるのかとても楽しみ。
新宿ルミネのブックファーストで立ち読み。文庫本の装丁でお世話になったセキユリヲさんの本「セキユリヲのデザイン―サルビアの活動記録とグラフィックワーク」が発売していた。セキさんが今までに手がけた装丁本のページに私が挿画を描かせていただいた「庭の桜、隣の犬」が紹介されている。しかもコメント付き。うれしい。セキさん、ありがとうございます。
新宿から青山まで散歩。HBギャラリーで牧野伊三夫さんの個展を見る。ギャラリーの床には陶器の洋式便器がごろごろと。どれも蓋はなく、真っ白でちょっと形が変で、中に水がはってあり金魚が泳いでいたりする。不思議で楽しい空間。
ギャラリー東青山で立花文穂さんのカレンダー展を見る。来年のカレンダーがどかっと真中につまれている。壁にはそのカレンダーの原画、小さな丸い数字のコラージュ。みんな斜め。歪んでいたり、傾いていたり、曲がっていたりする。
骨董通りと246がぶつかるT字路にある韓国料理屋さんへ。今日は女子イラストレーターの忘年会。総勢6名。みんな今とてもがんばっている人たちばかり。普段1人で仕事をしているので、たまにみんなで会っていろんなことを話すのはとても楽しい。しかもためになる。どうやって仕事を取るか、個展での挨拶はどうするか、着払いか元払いか、確定申告どうするか、まで同じ職業だからこその話ばかり。みんな前向き、みんな謙虚、みんながんばっている。そんな人たちに囲まれてお酒を飲めるのはうれしい。来年1月のマッチ展でまた会いましょう。みんなありがとう。