アトリエで作業、かえる食堂さんでみどりのカレー、電車に乗って「クギとカギと・・・」展をしているギャラリーイッツ、今日もこの道順を繰り返す。最近毎日こんな感じなので、たまにはどこかに行こうと思う。
再び電車に乗り用賀へ。甍の道を歩きながら砧公園の中にある世田谷美術館を目差す。「パラオ−ふたつの人生 鬼才・中島敦と日本のゴーギャン・土方久功」展を見る。土方さんは絵本「ぶたぶたくんのおかいもの」の人。中島さんは「山月記」の人。ぶたぶたくんは読んだことがあるけれども、中島敦作品は1つも読んだこどがない。土方さんのどーんとした木彫りや彫刻や絵に対して、中島さんの几帳面に原稿用紙を埋めていく文字や日記、子供に宛てた手紙など、2人の違いがおもしろい。
砧公園を散歩する。端っこまで行ったことがなかったので公園の奥までずんずん歩いてみる。運動場を越えるとその先は坂になっていて下のほうには住宅街が広がっている。至名古屋と書かれた高速道路も見える。空が広い。その空の向こうに夕日と富士山がきれいに見える。なんとなく夕日が山に沈むまで空を見ていた。
