断片日記

断片と告知

ご馳走様でした

石田千さんと荻原魚雷さんの高円寺コクテイルでのトークショー。夕方5時少し前にカウンターにつき、お2人の山の話を聞きながらゆっくりと飲み始める。大きな場所でのトークショーと違い、すぐそばで一緒に飲んでいるように話を聞けるのはとても贅沢なこと。魚雷さんの方を見ながら話す石田さんの耳の美しさに見とれる。
2時間ほどでトークショーは終わり、でもそこからさらに飲みつづけ11時過ぎまで飲んだくれる。先日の「外市」の古本売上対決の罰ゲームということで、今日のお会計は全部魚雷さんが持つことになっている。こうゆうときに手加減するのは失礼だと思っているので、好きなだけ食べ、好きなだけ飲む。本鰆の胡麻焼き、おいしかった。自家製の蕗味噌、春の味がした。何もかもおいしく残さずいただく。全部で10品くらいは食べたでしょうか。お酒も10杯くらいは飲んだでしょうか。というわけで、なんとワタクシお一人様のお会計9900円でした。コクテイルは良心的格安の酒場なので、ほとんどの人が1000円前後で済むらしい。その場所で、1人で1万円近く飲んだ人は初めてらしく、計算を間違ったかと思った、とお店の方に驚かれる。あぁ、でもあと一品頼めば夢の1万円代に突入できたのに、つくづく惜しい。魚雷さんはと見れば、ここまで食べられたらもう何も文句はありません、と静かに微笑んでいる。しかし、魚雷さんの知り合いの方々に私を紹介するときに、「野人です。チョモランマから降りてきたばかりの野人です。」と言っていたので、もしかしたら静かに怒っていたのかもしれない。魚雷さん、ご馳走様でした。楽しいトークとおいしいご飯とお酒をありがとうございます。お腹いっぱいです。