断片日記

断片と告知

帯を巻く

mr10162008-09-08

「死闘篇」を持って神保町を歩く。三省堂書店と、東京堂書店に、納品するためだ。まさか自分の本を持って、靖国通りすずらん通りを歩く日が、人生の中で訪れようとは思ってもいなかった。本の神様、どうもありがとう。三省堂では4階の地方・小流通出版コーナーに。東京堂では3階のリトルプレスコーナーに、それぞれ納品する。東京堂の畠中さんが「死闘篇」をパラパラと見て、トビのばかって何で?と聞くので、鴨川でパン食ってたらトビに襲われたんです、と答えると、そんなことが本当に・・・、と絶句している。そんなことが本当にというか、そんなことしか書いてない本なんです、それ。すみません。
写真は、三省堂書店に華々しく飾られている「死闘篇」です。お隣に鎮座ましましているのは、ナンダロウさんの「積んでは崩し」です。

2008.09.08現在、「死闘篇」を置いてくださっているお店はこちら。
■東京
三省堂書店神保町本店 4階 地方・小流通出版コーナー(神保町) 三省堂書店神保町本店
東京堂書店 3階 リトルプレスコーナー(神保町) http://www.tokyodoshoten.co.jp/
・食堂アンチヘブリンガン(水道橋) 食堂アンチヘブリンガン
・ブックギャラリーポポタム(目白) ブックギャラリーポポタム
■大阪
・Calo Bookshop & Cafe(大阪市西区江戸堀) Calo Bookshop & Cafe
■仙台
火星の庭(仙台市青葉区本町) book cafe 火星の庭

本拠地「わめぞ」の店舗への納品が遅れているのには、いろいろと訳があるのです。「死闘篇」をどこかで見ていただいた方には解っていただけると思うのですが、帯は手作りでありまして、1冊1冊、この不器用なワタクシがアトリエの机の上で巻いているのでございます。そのため、時間がかかり、とりあえず身内は後回しといった状態です。誰か人を雇うにも、1冊売れて2円の印税しか入ってこないこの身には、辛いものがあります。なので、「わめぞ」近辺のお客様、もう2〜3日お待ちください。ちなみに、帯の絵柄は4種類。帯の紙の色は現在6色か7色か。紙が足りなくなるたびに画材屋に行き、今日のハッピーカラーはレモンイエロー、などとつぶやきながら、その日の気分で色を決め買っているため、すでに自分でも何色作ったか解らないのです。コレクター泣かせの帯と言えましょう。