断片日記

断片と告知

非日常

正月休みの明けたアトリエへ、朝から行く。作業をして、池袋の画材屋で額装を頼み、かえる食堂で初みどりのカレー、初シフォンサンデーを堪能し、またアトリエで作業をする。図書館へたまっていた本を返しにも行く。額装された絵を受け取りにも行く。そしてまたアトリエで作業の続きをする。いつものように振舞うことで、正月から日常へ、少しずつ体と頭が戻っていく。帰り道、缶ビール片手に古書往来座を覗く。みちくさ市でお世話になっているK会長から、と中国土産が届いている。本物かニセモノか判別し難いミッキーとミニーの描かれた黄色い袋を開ける。中には56度の白酒とお猪口、そして中国でいま流行っているというパンダの形の浮かれた帽子。日常から正月へ、少し引き戻される。