断片日記

断片と告知

ちくまの表紙

豊島区某所を視察してきた立石書店ブルゴーニュ岡島さんと古書現世のパロパロ向井と池袋の西武屋上で落ち合い、昼飯にうどんを食う。「かるかや」の釜揚げうどん450円を曇天の下すする。うまい。
岡島さんと別れ、パロパロ向井と山手線に乗り渋谷に行く。宮益坂をのぼり目当てのギャラリーを探す。腰痛が悪化したというパロパロ向井は坂をのぼるだけで息も絶え絶え。目の前を歩くミニスカートのナマ足が美しいおねえさんを指差し、ほらあれ見てがんばって、と励ますが、無理、と即座に言い脂汗をかいている。エロでごまかしきれない腰痛が見ていて痛々しく、来週の仙台行きを不安に思う。
目当ての場所は「ウィリアム・モリス」という名の珈琲&ギャラリーで、ここではいま林哲夫さんの「ちくま表紙画展」がおこなわれている。筑摩書房のPR誌「ちくま」の表紙を飾った原画が雰囲気のいい喫茶店の壁を埋めている。原画の下にはそれぞれの号の「ちくま」も並び、原画と印刷されたものの違いが見られるのも楽しい。パロパロ向井は、街の中の古本屋が描かれた風景画を好きだと言い、私は古本の表紙や背が描かれた静物画が好きだと話す。偶然いらした装丁家の多田進さんとお話できたのもうれしかった。展示は6月30日まで。
ちくま表紙画展 終了しました : daily-sumus