断片日記

断片と告知

田舎もん

夜、水道橋の食堂アンチヘブリンガンへ。ナンダロウさんとNEGIさんのトークショー「NEGIとアヤシゲの同世代漫談」を聞く。第1回のテーマは「東京」。
A5判時代の雑誌「宝島」やSF雑誌を読み東京を夢見ていた出雲市生まれのナンダロウさんは、岡崎京子の漫画「東京ガールズブラボー」の男版のようでもあるが、「東京ガールズブラボー」の主人公、北海道生まれの金田サカエちゃんが東京もんが引くくらい東京で暴れまくるのに対し、ナンダロウさんは、早稲田大学で付属高校からあがってきたやつに、田舎もん、と言われ、西荻窪のアパートに引き篭り、大学1年で取るはずの単位を落とす。
田舎もんと言われたり、デートの待ち合わせに失敗したり、大学デビューをしようとしてかけたパーマが失敗したり、東京でじたばたするまだ若かったナンダロウさんの話は面白い。が、「東京」というテーマはあまりにも大き過ぎて、もう少し絞っても良かったのではとも思う。トーク中、なんどか東京に関する本が客席に回され、後ろのテーブルに回そうと振り向くたびに、寝ている塩山さんを見た。